「敵が小さく見えると言う事は、私がダンバインにもビルバインにも勝つと言う事だ!」
オーラバトラーをレビューするのは前回の
ボゾンから3ヶ月以上経過しましたが
久しぶりのオーラバトラーのレビューです。
お待ち頂いた方、大変お待たせ致しました。
今回ご紹介するのは、[ロボット魂 SIDE AB]
「オーラバトラー:レプラカーン」です。
商品レビューの前にレプラカーンについての
雑談を少ししていきましょう。
レプラカーンは「聖戦士ダンバイン」に
登場するオーラバトラーで初登場は
第20話「バーンの逆襲」からです。
バイストン・ウェル アの国の領主だった
ドレイク・ルフトは地上人の
ショット・ウェポンを迎え入れた事で
オーラバトラーを初めとするオーラマシンを
バイストン・ウェル中に広め
莫大な富と地位を手に入れ、
勢力をどんどん拡大させていきました。
やがてドレイクの野心はアの国の
国王になる事を目論みアの国王、
フラオン・エルフを討ち、オルフ城を
我が物にしようとバーン隊とガラリア隊を
中心とした城攻めを決行します。
主人公ショウ・ザマの属するゼラーナ隊は
ラウの国のフォイゾン王の要請で
ドレイク軍のエルフ城攻めを阻止しようと
奮闘しますがアの国王フラオン・エルフの
無能さも相まってドレイク軍の猛攻を
阻止する事が出来ずエルフ城は
ドレイクの手に墜ち、エルフ城は
ドレイク城と名前を変えます。
アの国王となったドレイク・ルフトが勢力を
拡大していく中、ドレイク軍の騎士
バーン・バニングスは城攻めでの個人的失敗
から立場を追い込まれ始めていました。
度重なるゼラーナ隊との戦いにおいて
ショウのダンバインとのオーラバトラー戦に
連戦連敗が続いていたのです。
そんな中、ショット・ウェポンの計らいで
新型オーラバトラーの単独出撃のチャンスを
与えられたバーン。バニングス。
新型オーラバトラーレプラカーンは
ビランビーの発展武装強化型と言える物で、
肉弾戦型と言うよりかは重火器武装を
主とした対空砲火型で大型の
オーラコンバーターを装備する事で
最高速度も290リルと言う
高い機動性能を誇ります。
但しトータルバランスは悪い設計と
なっており、バーンが初めて乗った
レプラカーンは実用テストも済んでいない
試作機だった事もありショウとの初の
ダンバイン戦ではダンバインを苦しめたにも
関わらず、ダンバインに片方の
コンバーターを破壊され
またしてもバーンは敗北してしまいます。
その後、レプラカーンは地上人の
フェイ・チェンカやジェリル・クチビにも
与えられ、ショウ達ゼラーナ隊を
苦しめはしたものの目覚しい戦果は
無いまま、フェイ・チェンカはダンバイン戦
において足のグレネイド弾をダンバインに
跳ね返され爆死してしまいます。
レプラカーンで2度目の出撃を許された
バーンも既に華やかな功績は過去の物で
今は冷飯食い状態。
ダンバインとの再戦に挑みますが共同戦線を
組んだトッド・ギネスとの息が合わずに再び
ダンバインとの戦いに敗れ去ります。
この戦いで敗れ去ったバーンは過去との
決別をする為にバーン・バニングスの
名前を捨てる事となります。
(意味はもうお判りですよね。)
と初登場以降、出番の多いレプラカーン
でしたが、一番レプラカーンが印象的に
敵メカとして脚光を浴びる事となるのは
やはりダントツでこのエピソードでしょう。
第37話「ハイパー・ジェリル」
話は進み舞台はバイストン・ウェルから
地上編に移ります。
悪しき地上人ジェリル・クチビの乗る
レプラカーンが、とんでもなく巨大な
レプラカーンになるエピソードです。
戦い好きで性格も荒々しいジェリルは
ショウのビルバイン、マーベルのダンバイン
との2対1の戦いでジェリルの悪しきオーラ力
が急激に増幅、悪い憎しみの心と相まって
レプラカーンは何十倍、何百倍にも
巨大化してしまいます。
「聖戦士ダンバイン」と言う作品の中で、
後半で度々飛び出すハイパー化。
そのハイパー化が初めて描かれたのがこの
ジェリルのレプラカーンでした。
悪の象徴とも言うべきジェリルのキャラと
鬼のようなレプラカーンの形相、容姿が
恐ろしく印象的に描かれ、ダンバインを
観た人でしたら間違いなく記憶に
刻まれているであろうレプラカーン
と言うオーラバトラーの
最大の見せ場だったと思います。
第20話「バーンの逆襲」以降、
第31話「黒騎士の前兆」までの間で次々と
強力な新型オーラバトラーが登場します。
アの国がレプラカーン、ライネック、
ズワース、クの国がビアレス、
ナの国がビルバイン、
ナの国とラウの国共同でボチューン、
地上編に移る第32話「浮上」以降は
新たなオーラバトラーは登場しませんから
第20話以降第31話までは怒涛の
オーラバトラーの新型ラッシュと
言えるかもしれませんね。
メカデザインの現場でもレプラカーン、
ライネック、ボチューン、ズワース辺りは
完全に同時進行だったようで
出渕裕氏、湖川友謙氏、大森英敏氏の3人が
奮闘しながら誰かがラフを書き、
誰かが手直しをし、誰かがクリンナップを
して、ドタバタの中デザインが
決定していったようです。
それでは続いてロボット魂のレプラカーンの
レビューに移っていきましょう。
ロボット魂 SIDE AB
[オーラバトラー レプラカーン]
プレミアムバンダイ 魂ウェブ商店
一般店頭販売商品で発売が2015年10月17日、
価格は税込み8800円です。
私がこのレプラカーンを購入したのは
2018年の正月で、レプラカーンと
ライネックが近所のジョーシンで売っていて
買ったのですが、プレミアムバンダイの商品
を購入した事自体が
実はこの時が初めてだったんですよ。
そうです、このブログでレビューしてきた
商品と言うのは2018年1月以降に
購入した物ばかりなんですよ。
ですのでこのロボット魂のレプラカーンは
私にとってこのヒロバンチャンネルを始める
きっかけとなった原点とも言える
商品だったので私にとって、レプラカーンと
ライネックは凄く印象深い商品です。
そして買った2体が凄く出来が良かった事で
どんどん沼にハマる事になりました。
ちなみに今回レビューしています
私のレプラカーンですが顔、特に眼の外周や
口元辺りに濃いスミ入れを施しています。
出来は素晴らしく良いこのレプラカーン
ですが商品を取り出した顔の印象は
設定に比べて明らかに物足りない。
ちなみに2018年購入当初に撮影した
スミ入れ前の写真が下の写真です。
素の商品のままだと明らかに
物足りないと思いませんか?
明らかに顔に締まりが無いと思います。
このレプラカーンを既にお持ちの方や
今後購入される方は是非、眼の外周と鼻、
口のラインへの黒塗装を施される事を
おススメしておきます。
ロボット魂のオーラバトラーって、
たまにそういった顔のスミ入れ不足による
色の締まりが足りない物が有ります。
ダンバインの時も眼と口元に黒のスミ入れ
と言うか塗装を施しましたし、正直塗装の
詰めが甘い所が有るのが残念です。
しかし、色の詰めが甘いと感じる以外は
造型の出来としてはとても素晴らしく、
ほぼ設定資料通りの完成度です。
こんなカッコ良いTV設定通りのレプラカーン
を手にしたのは本当に初めてです。
TV本編をリアルタイムで視聴していた私は
本編の放送当時にオーラバトラーのプラモを
全て作りましたが当時発売された
レプラカーンのプラモは総合的に不出来な
物が多かったオーラバトラーの
プラモの中でも一位二位を争う程の
不出来な物だったと記憶しています。
当時のプラモはこんな出来でした。
う~ん・・・カッコ悪い。
特にコンバーターの形が悪く迫力不足
だったので当時のキットを改造して
コンバータを作り直した思い出があります。
足のふくらはぎの左右の膨らみも
足らなかったのでエポパテで膨らませたり
当時なりに色々いじりました。
その後、2000年に発売になった
リニューアルプラモのHGABのレプラカーン
ですが旧キットよりかはマシにはなって、
ま~ま~の出来でしたが個人的には決して
満足出来るレベルには到達していなく、
アレンジが少し強めで、クセが強い出来
だったと記憶しています。
そこへ来て今回レビューしています
ロボット魂版はお見事な出来で、設定資料と
見比べると、コンバーターのうねり具合が
若干足りないかな~と思う位で
総合的には突っ込み所が無い完成度です。
ご存知の方も多いと思いますが、
今回レビューしていますロボット魂の
レプラカーンには2016年9月に追加発売した
[ハイパー化Ver]と言う商品が存在します。
当然、第37話「ハイパージェリル」の
レプラカーンをイメージして出された
商品ですが、私はコレは持っておりませんし
今後も買う予定は無いので、今回は
ハイパージェリルのエピソードも含めた
レプラカーンをレビューしていますので
ハイパーレプラカーンを画像加工で
再現させてみました。
時間の関係で全部で5つ程しか
作れませんでしたがどうでしょうか?
それらしく見えていますでしょうかね?
我ながらそれなりに雰囲気は
出せていると思うんですが・・・
レビューも終盤になって参りました。
ロボット魂のオーラバトラーは初期に
発売された物の多くは関節の緩みが多く
見られたんですがレプラカーンに関しては
大丈夫で、適度な関節の渋みが有ります。
最後におまけ画像を1つ。
以前ビランビーのレビューの際に
20年以上も前に製作した未完成ですが
手製のビランビーを見て頂きましたが
あのビランビーの次のオーラバトラーを
作り始めていたんですが
それがレプラカーンでした。
作り始めた所だったのでまだ上の状態位まで
ですがツノと首は作ってあった筈なんですが
無くしていて見つかりませんでした。
多分完成させる事は一生無いと思います。
さて今回はロボット魂
オーラバトラー レプラカーンを
ご紹介して参りました。
久しぶりのオーラバトラーのレビューと
言う事で更新作業を頑張ったつもり
なんですがどうだったでしょうか?
私のレビュースタイルとしては
「関節がここまで曲がって」とか、
「付属品はコレとコレが付いて」とか
あまりそう言ったレビューはしないので、
商品資料的な情報が欲しい方は他の
ブロガーさん等のレビューをご覧頂いた
方が良いと思いますが、
私のレビュースタイルが気に入って
頂けたなら今後も観て頂けたら
非常に嬉しく思います。
次回レビューは登場の順番で言えば
やはりビ○○スですかね。
今回はハイパーレプラカーンの再現も
させたかった関係で
ビルバインをチラッと程度、特別参戦
させましたが、ビルバインの登場までは
順番的にビ○○ス ボ○○ーンの
次になりますかね。
オーラバトラーのレビューは
1体1体大切にレビューしたいと
思っておりますので今後のレビューも
是非ご期待ください。
次回、ビ○○スでお会い致しましょう!