「或人、夢に向かって・・・飛べ。」
皆様、ようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するアイテムはS.Hフィギュアーツ
仮面ライダー1型 ロッキングホッパーです。
仮面ライダー1型は「仮面ライダーゼロワン」
の2019年12月21より劇場公開された作品
「仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション」
に登場する劇場版オリジナルの仮面ライダー
で、主人公:飛電或人の父親である
ヒューマギアの飛電其雄が変身する。
毎年平成仮面ライダーの劇場作品は
1作前の仮面ライダーとの競演が
通例となっている流れを引き継ぎ
今作も前作「仮面ライダージオウ」
との競演となりました。
ある日、或人が出社すると何故かその世界は
ヒューマギアが支配し人間をことごとく
抹殺する世の中になっていて、
飛電インテリジェンスの社長は或人の祖父
である前社長、是之助の秘書を勤めていた
ヒューマギアのウィルが就任していました。
或人は社長を解任され何故か指名手配犯
となって世の中の全てのヒューマギアから
命を狙われる存在になっていました。
ウィルはアナザーゼロワンに変身して
或人を殺そうとしますが
或人もゼロワンに変身して迎え撃ちますが
何故かゼロワンの能力を発揮出来ず、
アナザーゼロワンに敗北して
ゼロワンドライバーも奪われます。
或人は何とかアナザーゼロワンから
逃げますが指名手配中の或人は至る所に
存在するヒューマギアから
命を狙われます。
そんな或人を救ったのは不破と刃でした。
本来A.I.M.Sの実務隊長と技術顧問である筈
の不破と刃ですが2人はヒューマギアに
対抗するレジスタンスの一員として
活動していて或人をレジスタンスの
アジトに連れてきました。
そのアジトはヒューマギアから
逃れてきた人間の避難所となっていて、
避難所にはイズも居ました。
しかしそのアジトにもアナザーゼロワン
率いるヒューマギアの
集団が押し寄せ襲って来ました。
不破と刃はバルカンとバルキリーに
変身して応戦し、他のレジスタンス達も
無数のヒューマギア達と戦いますが
そこへ滅亡迅雷の滅と迅も参戦した事で
苦戦を強いられます。
或人はまたしてもアナザーゼロワンに
遭遇しますがゼロワンドライバーを
奪われた為に変身出来ません。
絶体絶命のピンチの時、謎のドライバーが
或人のもとへ投げ込まれます。
或人が投げ込まれた方を向くとそこには
謎の人物が・・・
「夢を忘れずに戦え、戦わなければ人類は滅亡する。」
或人は謎のベルトを使って変身すると
ゼロワンでは無い
別のライダーに変身します。
或人が変身したのは今作品で2人登場する
オリジナルライダーである
もう一体の仮面ライダー、
仮面ライダー001(ゼロゼロワン)です。
しかし慣れない001での戦いでは
アナザーゼロワンに歯が立たず
或人はアナザーゼロワンに殺されかけます。
大ピンチを間一髪救ったのが
仮面ライダージオウ達でした。
仮面ライダージオウ常磐ソウゴ達から
タイムジャッカーによって過去が
書き換えられた事を知らされらた或人。
イズがデータベースを確認すると
12年前に大規模なヒューマギアの
反乱によって飛電インテリジェンスが
乗っ取られた事実が判りました。
タイムジャッカーが介入したのはその時代に
間違いないと判った或人とソウゴ達は
正しい歴史に戻す為に12年前の2007年に
戻りますが、そこで待ち受けている事とは!
って事で劇場版の冒頭プロローグ部分を
辿ってきましたがなかなかここまでの
時点でも引き込まれる展開です。
エピローグまで辿ってしまうと果てしなく
長い記事になるし劇場作品でもあるので
以降のネタバレ要素は伏せておきましょう。
私この作品は劇場に出向いてはいませんが
CSの東映チャンネルで放送した物を
録画して以前に2回、このレビューを
書く為に見返した1回と合計3回見ましたが、
非常に面白かった感想です。
言ってみればTVシリーズ第1話よりも
過去に何が有ったのか、
或人の父である其雄が何故仮面ライダー1型
に変身しなければいけなかったのか、
そもそも何故1型なのか、
或人の001と其雄の1型が親子でありながら
何故、戦わなければいけないのか、
何故、ゼロワンが誕生したのかまでも
描かれており、この作品は色んな意味で
「仮面ライダーゼロワン」と言う作品の
第0話的な内容と言っても
過言では無いと思います。
私はこれまで全ての平成仮面ライダーの
劇場作品を観た訳ではありませんが、
私が見てきた劇場作品の中では
一番面白かったと感じました。
今作品に登場する劇場版限定の仮面ライダー
「仮面ライダー001」と「仮面ライダー1型」
この2体それぞれに登場の意味が有り
作品でしっかりと生かされています。
そしてTVシリーズから引き続き
登場されている或人の父親、
其雄役の山本耕史氏の
重さ、厳しさ、悲しさ、やさしさが
実に心に突き刺さります。
少し話が脱線しますが、
私と同世代40代から50代前後の世代の人は
山本氏のイメージと言えば、
恐らく殆どの人が「ひとつ屋根の下」の
柏木兄弟の末っ子「文也」のイメージが一番
強く残っているのではないでしょうか?
私ももちろん山本氏と言えば「文也」です。
90年代トレンディードラマが
大人気だった頃、若かった自分も
90年代トレンディードラマ直撃世代で
当時放送していた「ひとつ屋根の下」の
柏木兄弟と同世代だった事も有り、
大変好きで観ていました。
ハチャメチャで賑やかな柏木家の中で
ただ一人、全然笑わない心に傷を持った
車椅子の少年、4男の文也を演じたのが
当時15歳前後だった山本氏でしたね。
当時ドラマを観ていた私は本当にこの子、
実際にも足が動かず車椅子生活を
送っているのかな?と思った程、
ドラマ中の演技が15歳の少年の
ガラスのようにいつ割れてもおかしくない
繊細な心、そしてガラスの心が
割れてしまった時の激しい叫び
嘆き悲しみの迫真の演技に当時から
只者じゃ無い感が満ち溢れていました。
ただ柏木兄弟のキャスティングには
江口洋介、福山雅治、酒井法子と
凄い面子がいた為、当時はまだ
全然無名だった山本氏が知名度では
全然敵わなかったのは事実ですが
いまや他の兄弟と全く引けをとらない
大物俳優に成長なされた事に何となく
親心的な嬉しさを感じます。
文也も立派になったもんだな~と。
しかし、堀北真希さんを
強引に射止めたニュースを見た時は
文也もやりよんな~とも思いましたが(笑)
すみません、話が相当脱線しましたね。
そろそろ後半戦に行きましょうか。
S.H.フィギュアーツ「仮面ライダー1型」
プレミアムバンダイ予約受注商品
2021年4月16日発送
価格:税込み6600円です。
この商品、商品が発売発送される前に
ちょっとした問題が有りました。
この商品の予約受け付け段階での
バンダイスピリッツ側の商品アナウンスが
実際の客の手元に届く商品と仕様が
異なっていたんですね。
その仕様の違いが客側に有益な内容なら
全く問題は無かったのですが、
客側に不利益な内容であった為に
ちょっとした問題となりバンダイ側が
謝罪する自体となりました。
端的に言えば塗装に手抜きが有ったと
言う事で、当初の商品説明文では
「全身に配置された鮮やかなグリーンを塗装で表現し、」
となっていましたが、実際発送する商品には
ボディの青い(グリーン)部分は塗装では
無く成型色となっている為に、
この説明文を参考にして予約している
お客さんも居たでしょうからバンダイ側広報
から謝罪する事態になった訳ですね。
一部の予約を入れたお客からクレームが
入ったとも言われていますが私自身は
そもそも誤った商品説明もろくに見ずに
予約入れましたし、細かい事を気にしない
性格なので「そうやったんや。」程度で
全然気にしませんでした。
いざ商品が到着して商品を確認しては
みましたが「問題無いんちゃう。」って程度
で商品自体には問題は感じてはおりません。
但しです、今回レビュー用の写真を
撮影していて感じた点としては、
言われなければ気にもならなかった事が
言われてしまうと気になるって事
有るじゃないですか。
まさしくそれで、成型色の青いボディー
カラーがやはり少々安っぽく感じました。
塗装さえされていれば確実に質感が向上
していたであろう1型のイメージカラーの
部分ですから、やはり商品としては
惜しい事は惜しい。
そして撮影してて感じ出してきたのが、
何処か見覚えのある
デジャブー的なこの質感・・・
私が過去に買って所有しているアーツの
質感に凄く似ていると感じて
「何やったかな~・・・」と思って
「あ!せや、アレや!」と思って押入れから
引っ張り出してきたのがコレです!↓
S.H.フィギュアーツ
「仮面ライダー3号」です。
青の色味は少し違いますが商品の質感が
何故かこの2体凄く似ているんですよね。
奇しくも2体とも劇場版オリジナルの
仮面ライダーで奇しくも2体とも
変身者が山本耕史氏と及川光博氏と言う
大物俳優さんなんですけども、
ただこうやって2体を並べてみると塗装の
質感の印象は確かに近いんですが
商品の進化としては確実に有ると感じます。
細身な体型では無く、ガッチリした
体型の1型をイメージ通りに再現してあり、
今回の撮影には、まだレビュー前ながら
001に登場してもらいましたが、
2体の戦闘シーンを撮影していると
1型の重厚感と言うか迫力を感じます。
この1型のメカメカしいデザインと
ガッチリとした体型、重厚感が何となく
仮面ライダーアギトの劇場公開作品
「PROJECT G4」の仮面ライダーG4に
イメージが近いと感じます。
↑何となく似てませんかね?
フィギュアーツ版の総括としては
たくましい体型を始め、情報量の非常に多い
1型のデザインを可能な限り再現してあり
アーツとしての出来には不満はありません。
強いて1点挙げさせて頂くとすれば
眼のピンク色が若干スーツよりも
色が薄く感じました。
それより何より元々何も問題の無かった
商品がよけいな誤った情報を
載せてしまったが為に
いらぬトラブルを招いてしまった事が
このアーツに関しては一番残念でしたね。
さらには気にならなかったであろう事が
今回の問題の為に気になってしまった点も
残念と言えば残念ですね。
さてそんな訳で今回はS.H.フィギュアーツ
「仮面ライダー1型」を
レビューさせて頂きました。
今回ゲストとして1型の相手役として
登場してもらった001も改めて
レビューしようと思っております。
仮面ライダーゼロワンは好きではあるが、
まだ劇場版は見れていない人が居たら是非
劇場版をご覧になってください。
なかなか良かったですよ。