皆様、ようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するアイテムは
真骨彫製法 仮面ライダークウガ
ライジングアルティメットです。
何か仮面ライダーアーツを
レビューするのが久しぶりな気がします。
仮面ライダークウガ
ライジングアルティメットは
皆さんご存知の事と思いますが
オダギリジョーさんが演じられた
五代雄介が変身する
「仮面ライダークウガ」とは
全く無関係なキャラクターです。
ライジングアルティメットは
「仮面ライダーディケイド」の劇場作品
「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダーVS大ショッカー」
で初登場したディケイド版のクウガ
小野寺ユウスケが変身した姿です。
よってライジングアルティメットは
ディケイド版クウガの
オリジナルキャラクター
ですので私の頭の中でも切り分け易い
キャラクターではあります。
「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダーVS大ショッカー」は
2009年8月8日から劇場公開された作品で
平成仮面ライダーの劇場公開第1弾の
「仮面ライダーアギト PROJECT G4」以降で
初めてオールライダーを謳った作品で
とにかく昭和仮面ライダーからディケイド
までの平成仮面ライダー全てが
登場すると言うとにかく豪華な映画でした。
当時も全ライダーが登場する初の映画
と言う事で結構話題になりました。
何といっても一番話題になったのが
主題歌を担当されている
GACKTさんが何と結城丈二役で
出演された事だったんじゃないでしょうか。
昭和ライダー育ちの立場からすると
「え?GACKTが結城丈二!?」
と結城丈二とGACKTさんのイメージが
全然結びつかずどんな演技をされるのか、
まさかGACKTさんがライダーマンの
ヘルメットを「やー!!!」と
叫んで被ってそのままライダーマン役も
演じられるのか?
まさかな、あまりにもイメージが合わない。
ま~結局の所はV3に登場した昔の結城丈二の
イメージには捉われないGACKTさんなりの
超カッコ良くなりすぎた
結城丈二を演じられました。
そして劇中で名言を残されましたね。
「罪は消せない、背負って生きていくしかないんだ、例え孤独でも命有る限り戦う・・・それが、仮面ライダーだろ。」
このセリフの場面は当時の劇場公開の
宣伝シーンで良く使われていた部分
ですから覚えておられる方も
多いのではないでしょうか。
結局はGACKTさんがマスクを被って
ライダーマンになるシーンは無かったので
良くも悪くもGACKTさんのイメージは
保たれました(笑)
余談ですが1984年に仮面ライダーZXの
TVスペシャルとして放送された
「10号誕生 仮面ライダー全員集合!!」で
ライダーマンのスーツアクターを
演じたのは無名時代の唐沢寿明さん
だった事は結構有名な話です。
「仮面ライダーディケイド」と言う作品、
過去の私の記事を御覧になられた方は
ご存じかも知れませんが
私個人的には好きな作品ではありません。
嫌いな理由は真骨彫ディケイドのレビューで
過去に語らせて頂いておりますので
この場では言いませんがとにかく私的には
ディケイドの作品としての評価は低いです。
但し初のお祭りライダーとして
何でもありだった事は勿論
理解していますし、私もTVシリーズ
全31話を観て純粋に楽しめた部分も
大いに有り、娯楽作品として、
エンタメ作品として認めている部分も
有りますが全話見終わった感想を
一言で言うと「駄目な作品だった。」
と言う感想になってしまいます。
あくまで私個人の感想ですので
ディケイドファンの方は
気を悪くしたらごめんなさい。
しかしですよ、そんな私がですよ、何と!
「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダーVS大ショッカー」
のブルーレイの初回限定豪華版を
当時予約して購入していたんですよね(笑)
言っておきますが私、めったにこういった
DVDやブルーレイは買わない人間です。
そんな私が何故、嫌いなディケイド作品の
劇場版ブルーレイを当時購入していたのか。
やはり昭和仮面ライダーを含めた
オールライダーが集結した作品は
この作品が初だったからだろうと思います。
当時、劇場に足は運びませんでしたが
とにかくこんな豪華なライダー映画は
買っておくべきだろうと
当時の私は思ったんでしょうね。
2022年現在はオールライダーやら
全ライダーやらの作品がとにかく
乱立し過ぎているので完全に免疫が
出来てしまって珍しくも何とも
思わなくなってしまいましたが
この作品の公開当時は
凄く観てみたかったんですよね。
次の平成2期第1号の仮面ライダーWの
初映像作品と言うのも話題でしたし、
とにかくこの作品は劇場版
仮面ライダー作品として
過去最高益を記録したとの事で、
やはり当時のみんなはオールライダーに
新鮮さや豪華さを感じていたので
皆劇場に足を運んだんでしょうね。
私は手元にあるこの作品のブルーレイを
今回のライジングアルティメットを
レビューするにあたり当然のごとく
10数年ぶりに視聴させて頂きました。
このブルーレイを再生するのは
2回目と言う事ですね。
詳しいストーリーは作品を御覧に
なられていない方の為に語りませんが、
展開としては誰が一番のライダーかを競う
生死をかけたライダーバトルが前半に有り、
後半は都合の良い展開で全ライダーが
協力して大ショッカーの大ボスを倒す
と言う言ってしまえば
「超王道ストーリー」です。
その作品の中でライジングアルティメット
が登場する訳ですがこのキャラクターの
扱い方にはかなり賛否が有ると思います。
まずデザインで見ていくとクウガの
最終最強フォームである
アルティメットフォームをさらに派手に
強そうにした物々しいデザインで、
これに関しても賛否は有るでしょう。
私個人的にデザインで語ると賛が3割、
否が7割って所です。
正直な感想を言うと、
「クウガをこんなデザインにしやがって!」
と言う気持ちの方が大きいかな(笑)
ま~デザインは好き嫌いが有りますから
このデザインが良いデザインか
悪いデザインかは人それぞれですが
このライジングアルティメットの作品での
扱いには恐らく不満を持たれている方が
多いのではないでしょうか。
私もこのライジングアルティメット、
五代クウガとは全く関係の無いキャラなので
ある種冷めた目で見ていられる所があるので
作品内でどう扱われようが
どうでもいいのですが
この物々しいいかにも強そうなデザイン
からしてアルティメットフォーム以上の
強さを持っていそうな印象を
持ってしまいますが、作品内での活躍は
全く持って強くない、むしろ弱~い。
前半に登場する黒目の
ライジングアルティメットは
ユウスケの体を乗っ取った士の妹、
小夜(大神官ビシュム)
の意思で動いている姿なので
士はクウガに攻撃が出来ないんですよね。
なので黒目ライジングアルティメットが
強いと言う描写では決して無い訳でして
その後、士の説得によって
月影(シャドームーン)の呪縛から
解放された小夜はライアルを解放、
ユウスケは自分の意思で赤い目の
ライジングアルティメットになる事が
可能になります。
これでライジングアルティメットの
真の力が発揮されるのか!
と期待する所ではあるんですが
しかしながら期待は大きく裏切られます。
今作の一番の黒幕、大浦龍宇一氏演じる
秋月ならぬ月影ノブヒコ(シャドームーン)
との闘いにて全く強さを見せれずに
シャドームーンにやられっ放し。
ディケイドと二人がかりで
向かっていってるにも関わらず
シャドームーンに手を触れる事すら
出来ませんでした。
え~シャドームーン強すぎやろ~、
ライジングアルティメット弱すぎやろ~。
気になったのでライアルの
スペックを調べてみました。
ライジングアルティメット
パンチ力 100t
キック力 120t
ちなみにアルティメットフォームが
パンチ力 80t
キック力 100t
て事でやはりアルティメットフォームよりも
スペック的には上のようですねライアル。
それにしても初登場の作品でしかも
クウガの最強フォームとして登場した
ライアルがディケイドと二人がかりで
手も足も出ないのはどうかと思いますがね。
極めつけは、シャドームーンに手も足も出ず
絶体絶命の正にその時、バイク音とともに
新仮面ライダーのWが初登場。
二人が手も足も出なかったシャドームーンを
あっさり追い払い大ショッカーの城の壁に
叩きつけました。
まさしく美味しい所を全て
Wがかっさらって行った訳です。
ディケイドとライアル二人でも
勝てなかったシャドームーンを
W一人で軽くやっつけるって
強さの表現がデタラメ過ぎます(笑)
ま~しょせんフィクションで
エンタメ作品ですから
ムキになっても仕方が無いんですけどね。
ただ一つ言えるのがこの作品に初登場した
ライジングアルティメットに
カッコ良さは感じませんでしたが
同じくこの作品が初登場の仮面ライダーWは
滅茶苦茶カッコ良かったです。
さてそれでは後半のアーツレビュー
いってみましょう。
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダークウガ ライジングアルティメット
プレミアムバンダイ魂ウェブ商店
予約限定受注商品
1月25日商品発送
価格:税込み7700円
内容物は本体と黒目バージョンの頭部、
手首パーツと言うシンプルな構成です。
この真骨彫版のライアルですが
プレバン限定ですので安心して
予約購入出来ると思っていたんですが
何と私、コレは予約出来ずに
アマゾンの2次流通品を
買う事になってしまいました。
私のように真骨彫版ライアルを
プレバン予約出来なかった人
今回多かったんじゃないでしょうか。
2021年9月10日に予約が開始されて
2021年9月23日が予約終了日には
なっていましたが私は9月10日の開始日に
予約しようと魂ウェブ商店の
サイトを見ると既に受注数到達していて
予約終了になっていました。
さすがに予約解禁日の解禁時間を
狙っていた訳ではありませんが
予約初日なら普通に予約出来るだろうと
思っていたら
予約開始日に既に予約終了していましたね。
これはどう考えてもバンダイ側の
販売体制が悪いですよね。
予約開始日と予約終了日が
設けてあるならその期間内の
予約はしっかり受け付けてもらわないと
予約開始日の開始時間直後に予約数到達で
予約終了ってちょっと可笑しすぎます。
ひょっとするとまた予約再開される事も
期待してサイトをちょくちょく
覗いていましたが結局予約が
再開する事はありませんでした。
挙句の果てに私は何の保証もしてもらえない
2次流通品を買う事になってしまった訳です。
最近やたらと転売問題が話題に挙がりますが
売り手側には全く問題が無いかと言うと
決してそうでは無いと思いますし
今回のライアルなんかはまさしく
転売ヤーを助長刺激するかのような
流通量の少なさです。
もう少し生産体制と言う物を
考えてもらいたいと思います。
さてそれでは他の真骨彫クウガ達と
比較してみましょう。
左に置いているのは小野寺クウガですが
素体は五代クウガと同じです。
ベース素体はこのマイティフォームだと
思いますがやはり随分と
ゴテゴテしましたねライアル。
まだレビュー前ですが
アルティメットフォームとも
比較してみましょう。
一番近いベース素体は恐らく
アルティメットフォームだと思いますが、
ライアルと横に並べるといかに
アルティメットフォームが
優れたデザインかが浮き彫りになる
差だと個人的には感じます。
ライアルは派手さと凄みは有るんですが
アルティメットフォームと比較すると
明らかにやり過ぎ感があると思います。
アルティメットフォームのカッコ良さを
再認識させられた比較でした。
早くアルティメットフォームも
レビューしたいです。
さて次に恒例のスーツ比較です。
ベース素体がクウガマイティフォームと
既に7年も前の初期の真骨彫がベースなので
等身が若干頭部が小さめの
スマートよりの等身なのが解ります。
確かに映像でもかなりボテっとした
印象ですから真骨彫版は
カッコ良さ優先って感じです。
ベースが古いとは言っても非常に優秀な
真骨彫クウガがベースですから
このライアル版も素晴らしい完成度で
可動も優秀なのですが撮影していて
「アレ?」と思った個所が1点有りました。
上2枚の写真で右手を胸の前に構えて
気を放つ寸前のポーズの再現ですが
右手をもっと胸に近づけたかったんですが
コレ以上近づけないんですね。
何故だろうと思ったら何と
二の腕がロールしないんです。
アレ?っと思ってマイティフォームを
確認するとマイティフォームも
アルティメットフォームも
ロールするんですが、ライアルは二の腕の
ロール軸がオミットされておりました。
肘関節部分にはロール軸が有るんですが
二の腕部分にロール軸が無いと微妙に
とらせ難いポーズが有るので正直そこは
残念ポイントになりますね。
あとは細かい部分の造形や塗装も
非常に丁寧で抜かりは無い感じです。
スーツのシワ感も適度に再現されています。
安定の合格ラインのクウガアーツの1体ですが
二の腕ロールが無い点と流通量の少なさが
個人的な残念ポイントとなりました。
故障しても修理受付してもらえない事の
緊張を抱えながらこのアーツを
扱わないといけないストレス。
今回買えなかったのは
私の油断とは思いたく無い程
予約時間があまりにも短すぎた事=生産数が
少な過ぎる事が原因だと思います。
その辺をしっかりとバンダイさんには
見直して頂きたいと感じましたね〜。
それではまた。