「物語の結末は俺が決める!」
皆様、本日もようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するのは
年に一度の貴重な存在、主人公ライダーの
基本フォームのアーツです。
2000年1月放送開始の仮面ライダークウガ
から始まり2019年8月で終了した
仮面ライダージオウまで作られた
全20作品の平成仮面ライダー。
その後、ジオウの後を引き継いで
2019年9月から放送スタートした
令和仮面ライダーの第1弾として
大変話題を呼んで、私も大好きだった
「仮面ライダーゼロワン」
しかし仮面ライダーゼロワンて
平均視聴率は3%台だったんですね。
そう考えると仮面ライダーアギトの
平均視聴率11%台って凄かったんですね。
そしてそのゼロワンの後を引き継いで
2020年9月からスタートしたのが
今回ご紹介するアイテムの
仮面ライダーセイバーです。
クウガから数えると第22弾にあたる
平成令和ライダーとなりますね。
その仮面ライダーセイバーの
主人公ライダーの基本フォームである
まさしく年に一度、作品の顔となる
貴重な存在が今回のアーツです。
今回ご紹介するのはS.H.フィギュアーツ
「仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン」
です。
新仮面ライダーの基本フォームをレビュー
する時って何か時代が切り替わった感
と言うか新鮮な気持ちになりますね。
作品のキャッチコピーが
「剣豪にして文豪!!」
仮面ライダーのデザインモチーフは
名前の通り聖剣と呼ばれる「剣」
ん!?過去の平成仮面ライダーに既に同じ
モチーフのライダーが有った気がしますが、
もう1つの作品モチーフが
ワンダーライドブックと言う「本」ですね。
セイバーのデザインの印象として
個人的に思う所は
ブレイドと龍騎とファイズとウィザード
をミックスさせたような感じに
思ったんですよね。
モチーフはブレイド、右半身は龍騎、
左半身はファイズ、腰のローブや
華麗な戦い方はウィザード
そんな感じしません?
前作の仮面ライダーゼロワンが現実世界を
発展させた未来の姿をイメージさせる
現実的な物語だったのに対して、
仮面ライダーセイバーは現実世界から
かけ離れた異世界、本の中の世界で
繰り広げられるファンタジー感を前面に
打ち出した世界感で戦闘シーンの大半が
CGグラフィックスを多用したダイナミックな
非現実的な映像が特徴ですね。
CG映像が大半を占める戦闘シーンは
過去の仮面ライダー作品の中でも
最も多いであろうと思われ、さぞかし
映像スタッフは高レベルの一定クオリティを
保った長時間のCG映像を毎週放送の作品で
作り続けないといけないので
大変なんだろうと、よけいな心配を
してしまう位、戦闘シーンの
CGシーンの割合は凄まじく多い作品です。
逆にキャスト陣や現場スタッフは撮影ロケに
行く割合よりもスタジオ内での
グリーンバックでの撮影が多いでしょうから
負担は例年の仮面ライダーよりも
少ないでしょうね。
どうも今回のセイバーの世界感は
現在世界で蔓延している新型コロナウィルス
の影響からロケを減らす為の手段として
取り入れられた策だとかで映像加工技術が
凄まじく進化している現代だからこそ実現
した設定であり世界感なんだと思います。
ビルド、 前々作のジオウ、そして
前作のゼロワンと個人的に大変楽しめた作品
が続いた為に、当然セイバーも楽しめる作品
を期待する訳ですが、あくまで個人的な
感想ですが正直申し上げて
現状ではあまり楽しめないでおります。
第1話を観終わった後に、少々
ゼロワンロスに陥った程、
セイバーの第1話はピンと来なかった。
映像は凄まじく驚きましたが
正直ストーリーにはあまり
引き込まれなかったんですよね。
1話観ただけでは評価も出来ないので、
その後も数話観たんですが映像美以外には
面白さをあまり感じませんでした。
う~ん何なんでしょう。
ファンタジーな現実離れした世界感が
ついていけないのか。
でも私、ダンバイン大好きですしね。
恐らく話の展開が速すぎなのか、
物語の世界観を完全に理解出来ていないまま
展開が早いので、しっかり観てるつもりでも
話についていけず、取り残されてしまう。
サブライダーの登場も早すぎてそれぞれの
キャラクターを理解出来ないままに、
どんどん新キャラが出てきて感情移入
出来ない所が有るような気がしています。
なのでこの記事を書いている段階ではまだ
7話辺りまでしか視聴出来ておりません。
レコーダーには全話残しているので頑張って
全話観ようとは思っているんですが、
どうも視聴意欲が沸きません。
過去の平成ライダーでも視聴意欲の
沸かない為にスルーしたライダーが数作品
有りまして、鎧武、ゴースト、は
完全にスルーしてしまっております。
両作とも第一話は観ましたが
それっきりでしたね。
鎧武は結構面白いとも聞くんですが
デザインが受け付けませんでした。
ゴーストも受け付けないデザインも
ありましたが、作品としてもあまり
盛り上がらなかったですよね。
セイバーは私も今後、全話観ようと思う
気持ちは有るので世間的にも是非
盛り上がって欲しい所ではありますが
正直あまり盛り上がっていない
との話も聞きます。
最終的には10人以上の仮面ライダーが
登場するようなのでじっくり話を
楽しむよりも展開の速さを楽しむ方向
なのだと思いますが、やはり
そうなってくると私の好む展開なのでは
無い気がしています。
救いなのがセイバーのライダーデザインは
素直にカッコ良いと思うので、
そこが個人的にセイバーを何とか
まだ繋ぎ止めてくれている点でしょうね。
ただ仮面ライダーセイバーのアーツに
関しては今後あまり積極的に購入して
レビューする事は無い気がしています。
各ライダー作品でどんどん登場してくる
アーツを集め出すと結果的に結構な出費に
直結するので、1作品1年間購入を自粛する
だけでかなりの出費が抑えられます。
私もここ最近は仮面ライダーアーツ以外にも
色んなアイテムをレビューしているように
セイバーアーツの購入を控える事で他の
アイテムの購入に資金を回せるので、
それはそれでいいとも思っております。
10人以上のライダーが登場するとの事なので
パワーアップ形態の事も考えると、
セイバーは相当多くのアーツが今後
発売されると予想します。
ですのでここは前のめりに購入欲を
出さない方が懸命かと自分に
言い聞かせてる次第で御座います。
とは言いつつ、私自身セイバーアーツ達を
予約購入しなかった事を後悔する位に
作品自体は是非もっと盛り上がって欲しいと
言う気持ちも当然ありますね。
何かテンションの低い前半になりましたが、
後半は超絶出来の良いセイバーアーツを
観ながらテンション上げて行きましょう。
S.H.フィギュアーツ
仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン
2021年2月13日 一般店頭販売。
価格は特別定価で税込み3520円です。
毎年恒例となりましたが、フィギュアーツの
新作仮面ライダーの第1弾アーツは
特別定価で低価格販売されますが、
セイバーも同様に
3千円台の価格設定がされました。
近頃はライダーアーツもどんどん定価が
上がり6千円、7千円台が当たり前な中での
3千円代は本当に有り難い良心価格です。
価格が安くても、「安かろう悪かろう」では
意味が有りませんが何と言っても新ライダー
の第1弾として基本フォームの発売ですから
前作ゼロワンアーツから基本設計を
見直した、言ってみれば
フルモデルチェンジの第1弾なわけです。
進化はしていても悪くなっている筈が
無いわけで今回発売されたアーツも確実に
進化を実感出来る出来となっています。
恒例の本物のスーツとの比較検証を
やろうと思うのですが正直、
これまでスーツ比較をしてきた中でも
一番優秀なのではないかと思える程の
出来の良さを感じました。
ではご覧ください。
如何でしょうか。
一瞬パっと見ただけではどっちがどっちか
判らない事はないでしょうか。
一応言っておくと
左がスーツ右がアーツです。
「言わなくても判るわ!」と言う声も
聞えて来そうですがそれでも今回の
セイバーは一瞬見分けが付かない程
リアルに仕上がっている気がしています。
個人的に進化を感じる点は脚ですね。
スーツと比較して頂くと判りますが、
膝と足首の可動部分がうまくデザイン上の
切れ目で分割されていて
綺麗に隠れてるな~と思います。
そして脚の長さがようやく適正な長さで
再現されてきたなと感じます。
これまでは脚が長すぎたんですよね。
今回のセイバーは脚の長さが
リアルなバランスになりました。
右肩のブレイブドラゴンボールドと呼ばれる
龍の造型とそこから繋がる胸アーマーに
刻まれている口のディテール、
さらにそこから下に繋がるローブまで見事に
スーツを完全再現しています。
体の左半身のブランク状態の黒い部分も
特に手抜き感は無くて赤ラインの
色の発色も特に不満無く塗れています。
普通は黒の上に赤を塗ると結構
塗り重ねないと発色良くならないので。
セイバーの複雑な顔の造型も
見事に再現されています。
特徴的な頭頂部から伸びている剣の造型も
非常にシャープ。
複眼部分の炎の造型、
クリアイエローから赤に変化する
グラデーションも自然で違和感無しです。
いやホント今回フルモデルチェンジされた
セイバーのアーツはゼロワンアーツから
さらに進化を感じられる物です。
しかし、ここはもうチョットと言う点も
いくつか有りますので、残念ポイントを
少し触れておきましょう。
↑このアーツをレビューする人全て仰ってる
残念ポイントの代表が火炎剣烈火の
シルバー塗装が省略されていて
成型色のまま問題。
さらに
上のように体の中央の剣のデザイン部分が
未塗装の成型色なんですよね。
そこから顔に伸びてる
部分はシルバー塗装されているのに。
気になる人は結構気になる部分でしょうね。
シルバー塗装と未塗装の成型色とでは
かなり色味が違いますからね。
バンダイさん側の言い分としては
記念価格を実現させる為と2月13日の発売を
目指した為との事ですが商業的なその判断は
正しいとは思うのですが、フィギュアーツを
買う層からするとシルバー塗装する事による
多少の値段の上昇はほとんど
気にしないと思うので、そこは商品力に
こだわって欲しかった点ですね。
さらにはここはもはやお約束の
ガッカリポイントですね。
ベルトのバックル部分、セイバーの場合は
ワンダーライドブックが
見事に絵柄が無く真っ黒です。
どうしても気になる方は装動のセイバーに
付属しているシールがそのまま流用出来る
ようなので試してみられても良いかもです。
↑さらにはベルト部分も成型色のままの
未塗装なんですが
意外と盲点ですがココが結構安っぽい。
さらに手首の付け替えには
アーマーの付け替えが必要です。
以前レビューした仮面ライダーバルカン
アサルトウルフの時もこのパターンでしたが
コレ結構面倒臭いんですよね。
これも恐らくはコスト削減の為なんでしょう
けどこういった無駄な付け替え仕様は
やめて頂きたい点です。
あとは撮影しててイラっとした点として
手に持たせた剣が結構ポロリ
しやすかったんですよね、右手も左手も。
剣を持たせてナンボのライダーですからね、
もう少ししっかり持てるように設計段階での
調整をお願いしたいと思います。
細かい不満点を少し書きましたが
殆どの不満がコストダウンによる点
なだけに実に惜しい。
基本的な部分はしっかり抑えてあるし、
進化ポイントも十分に
実感出来るアーツだと思います。
と、流れ的にはこれで締めに入る感じ
なんですが最後にもう一分張り、
過去のアーツ比較をしてみましょう。
1年づつさかのぼって見てみましょう。
まずは1年前のゼロワンから。
アーツとしては良く出来ていたんですが
縄田さんのスーツと比べると色々と
物足りなかったですね。
セイバーとの比較でもセイバーの
自然なスタイルが引き立ちます。
たった1年ですけどやっぱ進化してますね。
1年さかのぼり2年前のジオウとの比較です。
2年前となると結構差を感じます。
ジオウは発売当時から細いと感じていたし
体のラインが硬いとも感じていました。
さらに1年さかのぼり、3年前のビルドです。
3年の設計の開きが有ると、さすがに
リアルさでは
セイバーとは勝負になりません。
ビルドアーツも良くできていたんですが、
全体的に素体の脚が長すぎます。
さらにもう1年タイムスリップしましょう。
エグゼイドとの比較です。
エグゼイドまで辿るともはや
別物になってきます。
素体の設計が完全に旧世代の物ですし、
脚も長く色々な体のラインが不自然です。
当然ですけど、凄く進化していましたね、
セイバーアーツは。
上でセイバーアーツは殆ど買わないと
宣言してしまいましたがフルチェンした
仮面ライダーセイバーアーツの第1号が
これだけ良い出来だったなんて
非常に複雑な思いがしますね。
と言う事で今回はS.H.フィギュアーツ
仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴンを
レビューさせて頂きました。
アーツの出来は過去最高の出来なので
価格も安いですし完全に買いのアーツです。
但しコストダウンによる未塗装部分が多い
点はあらかじめ購入前に認識しておいた方が良いでしょう。
それではまた!!!