「最初に言っておく、俺の真骨彫はか〜な〜りカッコイイ。」
皆様、本日もようこそです。
今回ご紹介するのはS.H.フィギュアーツ
真骨彫製法 仮面ライダーゼロノスです。
仮面ライダーゼロノスは
2007年から2008年に放送された
平成仮面ライダーシリーズの第8弾
「仮面ライダー電王」に登場した
2号ライダーにあたる仮面ライダーです。
変身するのは皆さんご存知、
桜井侑斗、19歳。
侑斗の初登場は
第18話「時間じかけの婚約者(フィアンセ)」
そして侑斗がゼロノスに
初変身を披露したのが
第20話「最初に言っておく」です。
桜井侑斗は主人公、野上良太郎の姉である
愛理の元婚約者と同姓同名の
謎の人物として登場しましたね。
ゼロノスに変身する19歳の桜井侑斗は
元婚約者、桜井侑斗の過去の姿と言う事で
同一人物です。
ただ現代2008年時点の本来の年齢が
明かされていないので19歳の侑斗が
何年前の姿なのかは不明ですね。
本人の名乗り台詞
「最初に言っておく、俺はかーなーり強い。」
と言っているようにかーなーり強い訳ですが
変身に使用するゼロノスカードは
変身解除と共に消滅してしまうので
ゼロノスに変身するのは手持ちのカードの
枚数分しか変身出来ないと言うのが
最大の弱点と言えるかもしれません。
しかし変身回数が有限と言う設定は
仮面ライダーの変身要素として
有りそうで無かった要素でしたね。
無駄に変身出来ないので敵との戦闘を
電王に任せる場面もチラホラ有りました。
侑斗の存在を面白く思わなかった
リュウタロスがガンフォームになって
侑斗に戦いをしかけ、無駄にゼロノスに
変身せざるを得なかった事を戦い後に
リュウタロスの憑依の解けた良太郎を侑斗が
責め立てるなんてシーンも有りました。
侑斗=ゼロノスと言えば切っては切れない
存在が相棒のイマジン、デネブですね。
良太郎に対してのモモタロス的な存在が
デネブですが乱暴物のモモタロスとは
対照的に家庭的で平和主義者なデネブ。
侑斗はデネブに対しては言いたい放題
甘え放題、時にはプロレス技を仕掛ける等
やりたい放題なので良太郎とモモタロスの
関係とは全くの逆の関係です。
そんな礼儀正しく低姿勢で超おせっかいな
イマジンのデネブですが
間違いなく電王の作品の中で桜井侑斗、
仮面ライダーゼロノスの魅力、人気を大幅に
引き上げているキャラクターだと思います。
良太郎が電王に変身する際、
モモタロス達4人のイマジンが
良太郎に憑依しますが感情もイマジンに
乗っ取られてしまうのに対して
ゼロノスは基本形態のアルタイルフォーム
はデネブが憑依する訳では無いので
あくまで感情は桜井侑斗のまま。
デネブはゼロノスのサブとして
支援に回る存在。
状況に応じてデネブがアルタイルフォーム
に合体、憑依しベガフォームにパワーアップ
した時はデネブが感情の主導権を
握る事になりますが電王と違ってゼロノスは
侑斗とデネブが二人一組感が非常に強い。
この二人一組感が作品を視聴している上で
実に心地良く感じるんですよね。
普段はデネブに対して言いたい放題、
無茶振り全開の侑斗と家政婦のように
侑斗にお節介全開のデネブとの凸凹感が
話を盛り上げ、しかしいざ戦闘となると
お互いを信頼しあうまさに二人一組の
コンビネーションが観ていて爽快でした。
ゼロノスとデネブの二人一組感は、
まさに今放送中の最新令和ライダー
「仮面ライダーリバイス」に
繋がるイメージが有るな~と感じるのは
私だけでしょうか?
そんなゼロノスが本当に人気が有る事が
先日証明されました。
既に見た方も多くおられると思いますが
先日のヤフーニュースで
「主役以外のライダー人気ランキング」
と言う事をやっていて、
既に数百人に達しているであろう
2号、3号、4号・・・ライダー達に中で
今回、仮面ライダーゼロノスが
他を寄せつけない断トツのNo.1、
一位に輝いたのであります。
【2000年代の仮面ライダー】主役以外のライダー人気ランキングNo.1が決定! 「アクセル」を超える1位は?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
強豪が多く、魅力的なサブライダーが
数え切れない程居る中での
今回のぶっちぎりの一位は、
間違いなくゼロノスとデネブの
二人一組の魅力が視聴者に受け入れられた
証拠だったと思います。
桜井侑斗を演じられた中村優一氏の魅力も
当然人気に拍車をかけたでしょう。
中村氏は電王の2年前に
「仮面ライダー響鬼」で明日夢の
ライバル学生の桐谷京介を演じられていて、
平成仮面ライダーファンの中で
既に知られていた役者さんだった事も有り、
嫌味な性格だった桐谷京介が2年経過して
役的に性格的な成長は正直あまり
みられませんでしたが(笑)、
中村氏的にはさらにカッコ良い青年に
成長されていて、ファンとしても受け入れ
易かったんじゃないかなと思います。
そんな大変人気の有る
仮面ライダーゼロノスの基本フォーム
[アルタイルフォーム]の真骨彫が
遂に発売されました。
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム
プレミアムバンダイ
魂ウェブ商店受注予約商品
2021年7月19日発売発送
価格:税込み7700円
このゼロノスの真骨彫は待ち焦がれた人も
多かったのではないでしょうか。
しかし誰よりも発売を待ち焦がれていたのは
桜井侑斗を演じられた中村優一氏
ご本人だった事でしょう。
と言うのも、バンダイスピリッツの
Youtubeチャンネルで1年前の配信にて
新製品情報に中村優一氏がゲストで
登場されたのですが、御本人の期待に反して
その時の新製品発表されたのは
プラットフォームとモモタロスの真骨彫(笑)
中村さんの気さくで飾らない
楽しいお人柄が感じられる
面白い配信動画だったんですが、
動画内で司会をされていた
リュウタロスの声を担当された
鈴村健一氏とゼロノスとリュウタロスの
どちらの真骨彫が先に発売されるかを
競争されたんですよね。
結果、ゼロノスが先に発売されたので
中村さんの勝利と言う事になりました。
劇中でもゼロノスとリュウタロス
(ガンフォーム)の対決シーンが
ありましたが決着としては変わった形での
ゼロノスの勝利となりました(笑)
さてそれでは真骨彫版のゼロノスを
見ていく事に致しましょう。
「仮面ライダー電王」の真骨彫製法
第5弾として2021年7月に発売された
仮面ライダーゼロノスですが、
開封して箱から本体を取り出した第一印象は
メタリックグリーンのボディが非常に美しく
相変わらずスーツ再現性が素晴らしい。
基本素体は一年以上前に発売された
電王ソードフォームである為、
完成度の高さは折り紙付きです。
電王はブーツがシルバー、
グローブ部分が白ですが、
ゼロノスは手足の大部分が黒のせいか、
全体的なシルエットが細く見えて
何処か忍者ライダーのような外観の印象を
個人的に感じるんですが、真骨彫版も
手首、足首がキュッと絞まった
スタイルの良さを感じます。
ただ電王の真骨彫版が出た時に指摘された
アーマーの換装ギミックが災いして、
実際の高岩電王よりも若干太め、
特に太ももは結構太いと感じました。
ゼロノスも基本素体が電王ですから
全体的なシルエットはやはり若干太め、
太ももも真骨彫電王に準じた太さでは
ありますが、ま〜でも先程も言ったように
電王と違ってゼロノスは手足の大部分が
黒のせいか、電王で感じた程の全体的な
太さは感じないんですよ。
完全に目の錯覚なんでしょうけど。
恒例のスーツ比較をしてみましょうか。
如何でしょうか?
全体的な印象はもう完璧に
ゼロノスそのものです。
しかし細かく見ていくと
色々と違いがあるのに気付きます。
スタイルはやはり真骨彫の方が下半身に
若干の太さを感じます。
あとは複眼がスーツよりも若干
大きく見えますし形自体も真骨彫は
少し縦長過ぎる感じがしますね。
比較しなければ全く
気にならなかったんですが、
スーツのマスクと比べてしまうと
真骨彫版の顔は言葉悪く言ってしまえば
微妙にマヌケ面に見えてしまいます。
ただその違いの度合いは
ごくごく微量ですから真骨彫単体で見れば
気になるレベルではなく十分ゼロノスです。
付属武器は当然ゼロガッシャーが付きます。
パーツ交換でサーベルモードと
ボウガンモードにチェンジ出来ます。
もちろん使わない時用のマウント状態の
パーツも付属しています。
ゼロノスカードも付属しています。
ベルトにも装填は出来ますがポロリが
激しいので紛失の可能性大です。
普段は仕舞っておくのが無難ですね。
あとは気になる点として
電王の真骨彫と同様、
太もものアーマーがポロポロと外れます。
電王は換装ギミックが有るのである意味
仕方なかった面も有りましたが、
ゼロノスの場合、換装ギミックの必要が
無いのでアーマーが外れる事自体が
意味有りません。
しかも取り外し可能なこの太もも
アーマーが原因で
太ももがボリューミーに見えるので
ゼロノスに関してはこの取り外し可能の
アーマーが「百害有って一利無し」です。
贅沢を言えばゼロノスに関しては電王の
使い回しでは無くて、大腿部パーツを
取り外しギミックの排除した
新規造型で作って欲しかったと思います。
ご紹介してきました真骨彫製法の
仮面ライダーゼロノス アルタイルフォーム
のレビューは如何だったでしょうか?
気になる点を少々指摘しましたが、
総評としては非常に良く出来ていました。
私の中で最高の部類に入る真骨彫ライダーは
キバ、オーズ、ウィザード辺りです。
電王の真骨彫は良くも悪くも
換装ギミックが有り、
私個人的には最高の部類には入りません。
悪い点としてはやはり
スタイルが足を引っ張っています。
下半身のむっちり感がもう少し
スッキリしていれば最高なんですけどね。
昔のフィギュアーツは皆、
スタイルが細すぎて細い細いと
指摘していた物が、最近の真骨彫は
リアルを追求し過ぎて逆に太くなり過ぎる
傾向があるのかもしれませんね。
真骨彫ゼロノスが発売された以上、
早急に発売してほしいのがデネブです。
本当はゼロノスをレビューするのも
デネブの真骨彫発売まで待ちたい
気持ちも有ったんですが
発表すらされていない現状では、
とても待っていられなかったです。
さて次回ですが、
次回も真骨彫仮面ライダーを
レビューする予定です。
何が登場するのか、ご期待くださいませ。
それでは!!!