皆様、今回もようこそお越し下さいました。
今回の更新はいつもの感じとは少し違って
ガチのプラモデルレビューを
お送りしたいと思っております。
プラモデルレビューと言うと
フィギュアライズの仮面ライダーを
レビューした事は有りますが、今回は
もっとガチで深堀りした内容です。
フル塗装を施しガッツリ改造した
キットレビューとなります。
とは言ってもご紹介するキットは
制作したのが2006年とかなり古く
ガンプラのようなメジャーなキットでも
無いのでご興味を持って頂ける方は
かなり限定的にはなるかと思いますが、
そこはご容赦下さいませ。
今回レビューするキットはバンダイ
リアルロボットレボリューション[R3]
の第1弾として2006年9月17日より
販売が開始された1/48レイズナーです。
このR3のレイズナーのキットをご存知の方が
どの程度おられるのでしょうか?
2006年当時、結構話題にはなったと
思うんですが正直あまり売れた印象は無くて
ラインナップも第1弾として販売された
このレイズナーの後にエルガイムMKⅡが出て
第3弾がレイズナーの改修版である
NEWレイズナー、そして第4弾として
ウォーカーギャリアが登場しましたが
シリーズは第4弾で力尽きたようで、
それ以降の新製品は発表されていません。
私は[蒼き流星SPTレイズナー]と言う作品が
大好きだった事、本編放送当時に
発売されていたプラモデルの出来が
散々たる物だったので2006年当時の
最新技術で蘇ったレイズナーのプラモを
買わない筈がないって訳で
発売後すぐにキットを購入致しました。
発売されたキットの出来は
なるほど放送当時のキットとは比べ物に
ならない程進化はしており
マスターグレードガンダムシリーズの技術を
適度に(ふんだんにでは無く)投入し、
素組みでも「これで良いやん。」と
思える程の出来にはなっておりました。
しかしながら私の微妙な言い回しからも
察しが付くと思いますが、決して
皆が満足出来る高い完成度を誇った
「最高のキット!」ではありませんでした。
買って来たキットを眺めながら
「求めていたレイズナーはコレじゃ無い!」
顔は明らかに[コレじゃ無い感満載]で
私的には受け入れられない顔だったので、
顔は改造しようと思ってはいましたが
他はどうイジれば格好良くなるのか
色々と検討しておりました。
そんな時、発売されたホビージャパン誌に
R3レイズナーを大改造した作例が
掲載されておりました。
そこにはまさしく私が求めていた最高の
レイズナーが誌面を飾っていました。
制作されたのが専属ライターの木村直貴氏。
天才木村氏の神がかり的な技術と改造センス
はR3レイズナーでもふんだんに発揮され
私は木村氏のレイズナーに一目惚れして、
自分もこんな感じに完成させたいと今回の
作例でも大いに参考にさせて頂きました。
さてそんな訳で2006年10月頃にレイズナーの
キット制作を始めた訳ですが、当時私は
ブログもツイッターも何もやっては
いなかったですが、製作記録を情報発信
したくて、製作過程の記録写真を細かく
撮影しては複数の友人にメールで
製作日記を送ったりしていました。
なので当時からこう言った情報発信が
好きだったんでしょうね〜。
この度、その当時の写真達も無事残って
ましたので、その制作記録の写真を
見て頂き、R3レイズナーの問題点、
改修ポイントなんかを解説しながら
レビューしていこうと思います。
完成から14年の時を経て、ブログを通じて
ようやく世間様にお披露目出来ます。
製作写真は2006年当時のコンデジ写真で、
しかも大半がメールサイズ画質の為、
見難い点はあると思いますが
お許しください。
当時は比較の為にレイズナーをもう1体
買って素組みで仕上げた物が
有ったんですが、何処を探しても今回
見当たらなかったので比較写真の撮り直しは
今回は残念ながら諦めました。
改造前、改造後の比較写真は2006年当時の
写真しかお見せ出来ない事も重ねて
お許しくださいませ。
それでは参りましょう。
Rial Robot Revlution
(リアルロボットレボリューション)R3
SPTレイズナーですが上にも書いた通り、
最高なキットでは無いですが
言い変えれば、要点さえ修正してやれば
グンとカッコ良さが一気に増す要素を秘めた
基本は押さえたキットであるとも言えます。
キットの全高は私の改造したレイズナーを
計った所21センチ超えで先日レビューした
HI-METAL R版と比較すると一目瞭然の
大きさの違いで結構ボリュームがあります。
↑の写真はパッケージや取説に載っている
宣材写真ですが基本的には良く出来ている
キットではありますがR3レイズナーの
問題点として可動範囲の狭さがあります。
そして見た目の問題点として
クセの強い顔が個人的には気になります。
このR3レイズナーで私が大きく
手を加えた点と言うと主に4箇所。
あとは細かい所が多数と言った点です。
4箇所の内、可動に関する改造が2箇所。
見た目に関する箇所が2箇所です。
●顔面の大幅修正。
●胸部分の形状修正。
●肩関節が前後に可動しないので
ボールジョイントに変更。
●太ももにロール軸可動を追加。
それでは1箇所づつ見て行きましょう。
まずは顔の修正から。
私の中のレイズナーの顔って、
頭部の大きさに対して顔面は小さくって
イメージが有るのですが、キットの顔面は
頭部に対して大きすぎる印象でした。
顔も腫れぼったいオタフク顔と言うか
少々クセの強い顔で好きになれなかった為に
大改修を施しました。
とにかくこの気になる顔を↑
ズタズタにしました。
必要な箇所はプラ板等で成型して組み直し。
こんな顔面になりました。↑↓
アゴパーツもプラ版で作り直しています。↑↓
後頭部キャノピーヒンジ部の形状修正。
キャノピー開閉部にプラ版追加し
前後長さ増し。↑
結果、顔はこうなりました。↑
改造前、改造後、写真によって左右
バラバラなのはお許し下さいませ。
レイズナーの顔って個人個人の持っている
イメージが微妙に違う所が有って、
「コレがレイズナー顔だ!」と
断言出来ない所があるのですが、
私なりのレイズナー顔に近づけた感じです。
方向としては頭部に対しての顔面の比率を
小さく小顔にする事、クセの強いキット顔を
ガンダムチックな顔へと変更しました。
レイズナーも大河原先生のデザインですし。
次は胸部分の形状修正をご紹介しましょう。
胸部はキットのままだと極端に前すぼみな
感じでボリューム不足を感じたので
胸を広げる形状修正を行います。↑
これが結構な大手術でして、胸パーツを
一度切断してプラ版を数枚かまして↑
形を整えながら切り離したパーツを
組み直します。↑↓
胸部が広がりました。↑
後部襟部分をプラ版で高さ修正。↑
内部フレームの腰部分をプラ版追加にて
2ミリ長さ延長。↑
延長部分の間延び感を無くす為に
ディテールアップパーツを追加。↑
さらに腰アーマーをプラ版にて厚み延長。↑
またまた改造前と改造後が写真によって
左右バラバラで申し訳ございません。↑
次に肩関節の可動範囲拡大の改造を
ご紹介致します。
キットのままでは肩関節は↑の写真のように
腕を差し込むだけなので前後軸が全く動かず
極端に言えばただクルクル回るだけです。
なのでフレキシブルに動くように
ボールジョイントを仕込みます。
このようになりました。↑↓
改造前の左腕とボールジョイントを仕込んだ
右腕との可動範囲の違いをご覧ください。↑
改造前と改造後の腕の可動範囲の違いは
一目瞭然です。↑
↑改造前だと肩の可動範囲が狭い為に
レーザードライフルの構えポーズに
迫力が出ませんが・・・
↑改造後はこの迫力です!
↑さらに肩アーマーは厚みを追加し
よけいなディテールアップ部分を削除。
腕の長さも1ミリ延長。
↑ナックルショットの形状を
シンプルな形状に修正。
パイプ部分をスプリングに変更。
そして最後の大きな改修ポイント。
太ももにロール軸可動を追加します。
↑キットのままだと足の付け根が一応
ボールジョイントにはなってますが・・・
可動領域が狭い為、目一杯足をハの字に
広げてもこの程度が精一杯。
これでは直立立ちの迫力が出ないので。↑
↑の赤いラインでぶった切ります。
↑これにロール軸を仕込みます。
↑ポリキャップを埋め込んでロール軸を
仕込みました。
↑太ももの形状も若干太らせ、
形状修正をします。
↑ひざアーマーの長さを延長。
↑足首は可動範囲を拡大させる為に
一部分をカット。
ただの素立ちでもカッコ良く立たせる事が
出来るようになりました。
さて最後にバックパックの改修を
お見せしましょう。
↑改修前と改修後は一目瞭然だと思います。
↑バックパック下段の部分を
数ミリ太らせています。
何ミリだったかは忘れました(笑)
テールスラスターの可動を広げたかったので
バーニアの可動範囲を削って広げました。↑
それによってテールスラスターの可動範囲が
↑こんなに広がりました。
ただ少し削っただけですが、
この効果は大きいです。
大体これで改造した箇所の紹介は
終わりましたね。
あとはサフ吹きして仕上げた感じですね。
塗装に関してはあまりMAX塗りとかは
意識せず、比較的オーソドックスな塗り方を
していますが正直、当時の事をあまり
覚えていないんです、スミマセン。
エイジもま~ま~細かく
塗れているんじゃないでしょうか。
当時はまだ若かったので裸眼で
塗っていましたが、今は絶対に無理ですよ、
ハズキルーペ!ハズキルーペ!!!
と言う事で如何だったでしょうか、
リアルロボットレボリューションの
SPTレイズナーのキット改造レビューは。
いや本当はね、以前レビューした
HI-METAL Rのレイズナーのレビューの時に
おまけで数カットだけ
登場させようと思っていたんです。
そして超久しぶりに押入れから
引っ張り出したレイズナーはホコリは結構
かぶっていましたが思っていた以上に状態が
良かった点や過去の製作写真も
残っていた為、これはおまけ程度で
済ますにはあまりにも勿体無いって事で
今回、昔のプラモ、昔の作例では
ありましたがレビューさせて頂きました。
今回のレイズナーは2006年末に製作した
作品ですが、それから実に約15年、
本格的に組んだプラモは全く無いんです。
ヒロバンチャンネルのレビューの為に
フィギュアライズ仮面ライダーや
フリーザポッド位じゃないでしょうか・・・
いやマジで。
しかし今回のレイズナーのレビューで
ちょっと眠っていたプラモ魂みたいな物が
少しウズき出しました。
タイミング良く最近、充電式エアブラシ
って言うのを買ってみたんですよ。
こんな良い物が有るなんて最近まで
知りませんでした。
昔は馬鹿デカいコンプレッサーに
ハンドピース繋いで塗装するのが当たり前
でしたが、今時はコンプレッサーが
片手に握れてガンと一体になっていて
これだけで完結して
エアブラシが吹けるなんて・・・
しかも全部セットで1万円しないんですから
驚きですし、常識が崩れました。
遥か昔、私がエアブラシを初めて使ったのが
中2か中3位だったかな。
ハンドピースは何とか買えましたが
コンプレッサーは高嶺の花でとても高くて
買えなかったので買っていたのはいつも
使い捨てのエアー缶でしたね。
それほど大量に吹ける訳でも無いし、
エアーが無くなってくると
出力がどんどん下がって使い難かったな~。
そのくせ1本1800円とか当時
してましたから勿体なくて、頑張って
WAVEの10万円もする高級コンプレッサーを
意を決して購入し、レイズナーも
それを使って塗った作品ですが、
そのコンプレッサーもその後
故障してしまいました。
プラモから遠ざかったのも
それが原因の一つでもありますね。
そう思ったら今はこんな手軽にエアブラシが
使えるんですからプラモ道具も恵まれた
環境になったと思いますよ昔と比べたら。
おっと最後は雑談になってしまいましたね。
またプラモデルのガッツリレビューが
出来るように何か本気で作りたいな~と
思って来た今日この頃であります。
それではまた!!!