ヒロバン チャンネル

プレミアムバンダイのS.Hフィギュアーツ、ロボット魂等の商品レビューを致します。

S.H.Figuarts ゼンカイザー レビュー

皆様ようこそお越しくださいました。

今回ご紹介するアイテムは

前回のアカレンジャーとは打って変わって

全力全開で最新のアーツですよ。

「5人揃って、」

「機界戦隊ゼンカイジャー!」

て事で今回は

S.H.フィギュアーツ

「機界戦隊ゼンカイジャー」

より主人公のゼンカイザーです。

前回がスーパー戦隊シリーズの初代戦隊

「秘密戦隊ゴレンジャー」の

アカレンジャーのレビューでしたが

今回はそれから45作品目の記念作品

「機界戦隊ゼンカイジャー」と言う事で

続けてスーパー戦隊のアーツレビューです。

とはいえ、

今回ご紹介するゼンカイザーですが

正直私、ゼンカイジャーの本編を

殆ど視聴していません。

現在視聴しているのは1話2話3話、

あと途中数話と最終話です。

現在CSのテレ朝チャンネルで

放送しているのでこれを機会に

全話コンプリートしようと思っております。

なので今回はゼンカイジャーの話題プラス

今まであまり語る機会が無かった

スーパー戦隊シリーズに関して

広く浅く楽しく雑談してみようかな〜

と思っております。

「機界戦隊ゼンカイジャー」は

スーパー戦隊シリーズ45作品記念として

制作された作品ですが

東映って記念作品が好きなのか何なのか、

個人的に思うんですが、

記念作品て10作品ごとでよくないですか?

もしくは50周年記念とか年数を祝うのも

10年単位でいいと思うんですよ〜。

ゼンカイザーの額にも誇らしげに

「45」とデザインされていますけど、

「中途半端やな〜。」

と思うんですけど皆さんどう思います。

50作品目なら記念を謳っても

全く文句は無いんですけど。

ま~どうでもいい話なんですけどね。

1975年、昭和50年のゴレンジャーから

カウントされ続けられている

スーパー戦隊シリーズ。

但しゴレンジャーとジャッカー電撃隊は

本来は別シリーズで、後々

スーパー戦隊シリーズに大人の事情で

無理やりくっつけられてしまいましたが

そこは今回はあえて触れないでおきます。

この記事をご覧頂いている大半の方は

ご自身が生まれた時からスーパー戦隊が

活躍していて、ご自身が幼少期、少年期の

直撃世代に夢中になった戦隊が

きっと有った事と思います。

そして少年の時にスーパー戦隊に

夢中になった心を持ち続け

大人になってからもスーパー戦隊を

観続けておられる方も多い事でしょう。

そんな、お一人お一人に、思い出深い

一番好きだったスーパー戦隊が

必ず存在していると思います。

それこそ一人一人好きな戦隊は

全く違って来ると思いますが、

皆さんの一番好きな戦隊は何ですかね?

私の一番夢中になった思い出深い

戦隊はと言いますと、やはり幼少期に

夢中で観た秘密戦隊ゴレンジャーです。

しかしその答えでは面白くないので

私も大人になってからも

多くの戦隊を観てきました。

大人になってから観た作品の中で

1作品だけBEST戦隊を選ぶとするなら何か。

結構悩みます。

候補になる作品は何作か頭をよぎります。

頭をよぎった作品・・・

2000年 タイムレンジャー、

2004年 デカレンジャー、

2005年 マジレンジャー、

2009年 シンケンジャー、

2011年 ゴーカイジャー、

1作品だけをあえて選ぶと・・・

スーパー戦隊シリーズ 第28弾

「特捜戦隊デカレンジャー」ですね。

この作品は自分の中で熱かったですよ。

ストーリーは良かったし、

戦隊スーツのデザインもカッコ良かった。

しかし自分の中で熱かったのは

当時の自分の愛車ZZT231型トヨタセリカが

デカレンジャー達の愛車

マシンドーベルマンとして

採用された事でした。

自分の愛車が毎週戦隊マシンとして

活躍してる事で、自分の

デカレンジャー熱はMAXでしたね。

さらにデカレンジャーの二人のヒロイン

ジャスミンとウメコが人気有って

作品人気も非常に高かったと思います。

私の友人もジャスミン熱に侵されていて

イベントでジャスミン(木下あゆみさん)

に会いに行ってましたね。

私はジャスミンとウメコ熱には

侵されませんでしたが、戦隊ヒロイン熱に

一番侵されたのはデカレンジャーの

次作品となる「魔法戦隊マジレンジャー」

のうららを演じた甲斐麻美さんでした。

この子はマジで可愛いと思って

作品的にはそれほどハマらなかった

マジレンジャーでしたが

甲斐麻美さんが出演されていた為に

当時1話も欠かさず観ましたね。

物語ラストでヒカル先生と結婚するのも

胸が熱い思いでした。

この時の私の感情を全身で表現すると!

「く~~~っ!」

マジレンジャーはエンディングも

良かったですね。

「呪文降臨~マジカルフォース」は

曲に合わせて踊る動画が

YouTubeで結構流行りました。

私のスーパー戦隊シリーズ熱は

デカレンジャー、マジレンジャー

辺りの頃がMAXだったような気がします。

あとゴーカイジャーも勿論楽しみました。

でもゴーカイジャーは次々と

レジェンド俳優が登場する悪く言えば

反則技のスーパー戦隊、言ってみれば

スーパー戦隊版のディケイドのような物

でしたから楽しめて当然、天邪鬼な私は

あえてゴーカイジャーは

意地でも認めません(笑)

とは言えゴーカイジャーは

凄かったですね~。

レジェンドっぷりがディケイドの

比では無かったですからね~。

スーパー戦隊の歴史の長さからすれば

平成仮面ライダーの歴史なんて

大人VS赤ん坊程の

深さの違いが有りますからね。

しかもゴーカイジャーは

「こんなレジェンドまで登場してくれたんか!」

って位超ビッグ俳優まで

登場してくれましたから。

いや正直、スーパー戦隊の歴史の原点、

レジェンド中のレジェンド

アカレンジャー 誠直也さんが

登場した時はビックリしましたよ。

さとう珠緒さんも登場しましたよね。

いや~凄かったゴーカイジャーは!

で、でも私は

ゴーカイジャーは認めません!(意地)

[でも面白かった〜](本音)

私は1989年のターボレンジャーから

1999年のゴーゴーファイブまでの10年間は

戦隊を始め当時放送中だった

メタルヒーローシリーズも含めて

ほぼ特撮ヒーロー関係を

観ていなかったんですよね。

しかし2000年の仮面ライダークウガに

ハマった事で特撮ヒーローをまた

観るようになり、同時期に放送していた

タイムレンジャーを観て

スーパー戦隊にも帰って来ました。

ただそこから時は過ぎ、

ニンニンジャーを最後に現在に至るまで

スーパー戦隊はまた殆ど

観なくなってしまいました。

しかし私がスーパー戦隊を

観なくなってしまって以降も

スーパー戦隊は毎年マンネリを防ぎ

新鮮さを保つ為にけっこう大胆な設定の

導入や強化策を行って来ているんですね。

キュウレンジャーでは何と9人戦隊だったり

ルパパトではダブル戦隊体制ですと~!

過去作にも2002年のハリケンジャーに

番組途中からゴウライジャーが登場したり

2008年のゴーオンジャーにも

途中からシルバーとゴールドの

ゴーオンウィングス等の別チームを

番組強化策として登場させる事は

有りましたが番組スタート時から

2チームの主人公戦隊として

成立させたのはかなり大胆な試みですよね。

そして今回レビューしている

機界戦隊ゼンカイジャーですよ。

1人の人間と4人のキカイノイド

と言う構成で、あくまで人間態は

主人公ゼンカイザーに変身する

五色田介斗ただ一人。

残りの4人は人間態の無い完全なロボット。

10年程前のスーパー戦隊の常識では

考えられなかった構成だと思います。

これも恐らくコロナ真っ只中での出演俳優を

多く使えない中での考え抜かれた企画

だったのかと想像させられますが、

さらに驚かされるのが5人のデザインが

見事にバラバラだと言う点。

↑う~ん、見事にバッラバラだわ(笑)

これはスーパー戦隊の常識化されてきた

「色」による差別化を排除して、

デザインの個性で勝負すると言う

制作側の挑戦だったと思います。

それでも戦隊として成立させてしまう

過去ルールや常識に捕らわれない

スーパー戦隊シリーズの

ルール自由化の拡大。

そして戦隊シリーズとしながらも

メインのゼンカイザーの魅力を

全面に押し出したキャラ設定と

戦隊ヒーローとは思えない

単体ヒーロー然とした個性的なデザイン。

しかしながら過去のスーパー戦隊デザインを

明確に連想させる点は番組の世界観に

過去の戦隊世界を用いる為のお祭り要素、

お遊び要素なのだと想像させます。

ゼンカイザーの姿を初めて見た時は

迷う事無くアカレンジャーを

思い浮かべましたし

カラーリングはビッグワンを連想しました。

私はまだゼンカイジャーを

全話観た訳ではありませんが

明らかにギャグやドタバタ要素を

全面に出していますし主人公ゼンカイザー

の動きもコミカルな所が多い。

「ペンペン!」

スーパー戦隊は仮面ライダーシリーズと

比較しても明るさやコミカル要素が

元々強い傾向は有りますが

ゼンカイジャーはさらに頭一つ抜けて

ドタバタギャグ要素が強い感じがします。

何となくゼンカイザーのコミカルさは

デンセンマンを私は思い浮かべました。

(超古い)

ゼンカイジャーを観た後に

デンジマン、サンバルカン、ゴーグルV

ダイナマン、バイオマン、チェンジマン、

フラッシュマン、マスクマン辺りの頃の

昭和スーパー戦隊を思い出すと

マジっぷりのあまりの激しい落差に

30年40年の時の経過を感じます。

45作品記念のゼンカイジャーで、

既にぶっ飛んだ事をやっているので、

50作品記念ではさらに

「あっ!」と驚くぶっ飛んだ作品を

見せてくれる事でしょう。

さてゼンカイジャーを始め

スーパー戦隊の雑談を少ししてみましたが

歴史の長いスーパー戦隊です。

とても俯瞰的に雑談するのは

あまりにも場が足りないので

また機会が有る時に

お話しできればと思います。

それでは後半戦、ゼンカイザーアーツ

を話のメインにしていきましょう。

S.H.フィギュアーツ ゼンカイザー

2022年5月21日一般店頭販売

価格:税込み6600円

販売:バンダイスピリッツ

スーパー戦隊のフィギュアーツが

発売されるのって何と7年ぶりとかで

このゼンカイザーの復帰を皮切りに

戦隊アーツがぞくぞく

発売されだすような予感です。

既にドンモモタロウの発売は11月に

決まっていますし。

ブリスターを取り出すとこんな感じ。

セット内容は至ってシンプルで

アーツ本体とギアトリンガー

そして交換用手首のみです。

取り出して巣立ち状態はこんな感じ。

スタイルは最新アーツらしくリアル志向。

マントはビニール製です。

単純な1枚ビニール物なので

マントの形をキープ出来るような

針金は仕込まれていません。

7年ぶりの戦隊アーツと言う事で

前回レビューした8年前のアーツ

アカレンジャーと比較してみましょう。

如何でしょうか、

2022年発売のゼンカイザーと

2014年発売のアカレンジャーの比較です。

アカレンジャーの方が

若干身長が高いですね。

正直な私の個人的な感想を言いますと

「アカレンジャー頑張ってるな~。」

と改めて思いました。

パッと見の印象はゼンカイザーと

比較しても殆ど見劣りしません。

ただリアル志向のゼンカイジャーの

スタイルと比べると

アカレンジャーは少し細目で足も長く

劇中よりもスタイル良く

アレンジしてあります。

一番ゼンカイザーとアカレンジャーで

素体の進化を感じたのが股関節処理です。

アカレンジャーは比較的シンプルな関節可動ギミックで

開脚させると関節軸が見えます。

大腿部のロール軸はありません。

最新のゼンカイザーは考え抜かれた

複雑なパーツ構成で開脚させても関節軸は見えませんし

関節軸を見せない為のカバーがシルエットの自然さにも

人役買っています。

ロール軸も有るのでさらに自然な

ポージングをとらせる事が出来ます。

恒例のスーツ比較をしてみましょう。

ゼンカイザーのスーツを担当するのは

高田将司氏ですが高田氏のガッチリとした

体型をかなり似せているスタイルだと

言う事が判ると思います。

フィギュアーツ版ゼンカイザーの写真を

撮影していて思った事が

非常に写真映えするアーツだと感じました。

その要因は鮮やかなカラーリングの

影響が大きいでしょう。

メインカラーとなる赤、白、ゴールド。

この3色が実に映える写真に

貢献してると思います。

そこに鮮やかな4色のラインが

ダメ押しで効いています。

写真映えすると言う事は

飾り映えもすると言う事で

ゼンカイザーは飾ってもいい感じです。

特徴的なアカレンジャーの

オマージュ顔ですが

実物マスクをしっかり再現しています。

ゴーグル内部は恐らくシールが貼られていて

上からクリアパーツで覆っています。

胸のドアップです。

ゼンカイジャーのマークが忠実に

造形されていて4色ラインも綺麗です。

ベルトのドアップです。

バックルの開閉ギミックはありません。

ギアトリンガーのアップ。

複雑な形状をよくもま~小さい中で

再現してるな~と関心させられます。

回転レバーはちゃんと回転しますし

ゼンカイジャーマークもしっかり再現。

さてここから2点程残念ポイント。

マントを上げると背中の塗装が

ガッツリ省略してある事が一目瞭然。

コスト的に省略したんでしょうけど

買ったユーザーからしたら

残念でしか無い点です。

2点目の残念ポイントがココ↑

「え!?何処?」と思われるでしょうけど

残念ポイントは大腿部、太ももの可動です。

印象手なゼンカイザーのコミカル走りを

劇中シーンを停止させて一緒のポーズを

とらせようとしたんですが、

太ももが写真より上に上がらず、

劇中と同じポーズをとらせられない。

上の写真は90度近く上がっているように

見えますけど

うまく見せているだけなんですよ。

少し開脚させると太ももは

持ち上がるんですが、まっすぐ

上げようとすると70度程度までしか

上がらないんですよね。

そこは少々残念ではありました。

あ!すみません、

もう1点残念な点が有りました。

塗装が少し粗いです、上のヘルメット表面の

ブツブツが判りますでしょうか。

塗装はもう少し繊細に

してほしかった所です。

ま~とは言え、上に挙げた点は全て

大した残念ポイントでは無いと

思っていますしアーツの出来としては

殆ど申し分ない完成度だと思います。

そんな訳でフィギュアーツ版

ゼンカイザーのアーツレビューを

させて頂きました。

私このアーツ、ポチるかどうか

最初悩んだんですけど

今となっては買って良かったアーツでした。

スーパー戦隊のアーツは買った事が

無かったので新たなジャンルに

手を出すのが恐ろしかったんですよね(笑)

このアーツを皮切りにバンスピさんも

スーパー戦隊アーツを

どんどん出してきそうな気配があるので。

上でも書きましたけど

ドンモモタロウは発売が決まっていますし

ツーカイザーも参考出品が魂ネイションで

展示してありましたので、

恐らく登場してくるでしょう。

発売される事は大歓迎なんですが

やはり散財が恐ろしい(笑)

ま~でも今後、スーパー戦隊アーツが

どんどん登場してくる事自体は

喜ばしい事ではあるので

これからの展開には期待したいですね。

今回のフィギュアーツ版ゼンカイザーは

スーパー戦隊とは言っても単体でも

自己主張抜群ですし、

アーツの出来もすこぶる良い出来なので

コレ1体買ってお気に入りの場所に

飾ったら満足度は超高いと思います。

一応私のおススメアイテムですね。

前回のアカレンジャーレビューで

今回の更新はおとなしくしておきますと

言ってましたけど、結構

暴れてしまったようですね・・・

お粗末様でした。

それではまた!!!

機界戦隊ゼンカイジャー