ヒロバン チャンネル

プレミアムバンダイのS.Hフィギュアーツ、ロボット魂等の商品レビューを致します。

SHODO SUPER 超獣戦隊ライブマン レビュー

「友よ、君たちは何故、悪魔に魂を売ったのか。」

皆様ようこそお越し下さいました。

2023年ヒロバン チャンネルの

1発目を飾るレビューアイテムは!

「レッドファルコン!」

「イエローライオン!」

「ブルードルフィン!」

「超獣戦隊!」

「ライブマン!!!」

当ブログが扱う初ブランド

「SYODO SUPER」から

「超獣戦隊ライブマン」です。

「超獣戦隊ライブマン」は

当時のシリーズの原点とカウントされた

バトルフィーバーJから10作品目、

10年目を記念して制作された作品で

1988年2月から1989年2月まで放送された

昭和最後のスーパー戦隊であり

昭和から平成をまたいだ戦隊でもあります。

過去にサンバルカンでも3人編成の戦隊は

居ましたが今回2回目の3人編成の

スーパー戦隊としながらも歴代よりも

各キャラクター性に個性を持たせた

キャスティングがとられました。

私的にこのライブマンには2つの

非常に大きなトピックを持った

戦隊作品として深く感じています。

2つの非常に大きなトピックとは何か?

1つ目は主人公役に

嶋大輔氏が起用された事です。

この事は当時知った時、

相当驚かされた記憶が有ります。

嶋大輔氏と言えば「男の勲章」ですよ!

82年に横浜銀蝿の弟分としてデビューして

白や紫のドカンルックに石川五右衛門ばりの

巨大リーゼントの強烈な不良ルックでしたが

当時の男性アイドル界で絶大な人気の有った

たのきんトリオやシブがき隊と

タメを張る程に人気の有った

ツッパリアイドルが嶋大輔氏でした。

自身2曲目の「男の勲章」が大ヒットして

ベストテン番組やレッツゴーヤング等の

歌番組等にも良く出ていて、

威圧的なルックスとは相反して

礼儀正しく照れながら喋るキャラクターが

受けたのか80年代前半の男性アイドル界に

間違いなく歴史を残していました。

そして80年代後半、嶋大輔氏の知名度が

絶大な時代に新戦隊の主役に抜擢されたと

聞いて恐らく私を含め多くの人達が

驚いた事と思います。

当時は特撮番組、特に戦隊シリーズは完全に

お子様番組と言うのが世間の認識であり

知名度の高いタレントが

主人公を演じるなんて考えられない事、

しかもあの不良アイドル「嶋大輔」が

正義のヒーローを演じると言う事が全く

結びつかなくて仰天したのを覚えています。

逆にあの嶋氏がスーパーヒーローを演じる

と言うのが大変興味深かったですね。

当然ライブマンは1話から

殆どの回は視聴しました。

嶋氏の他にイエロー役に西村和彦氏も

ライブマン以降どんどん大物俳優に

なられましたから当然ライブマンでも

個性全開でしたし、ブルー役の森恵氏も

アイドル歌手を経てライブマンを

演じられていて例年の5人戦隊から

3人戦隊に減りはしましたが

2名減った事へのパワーダウン感は

みじんも感じなかったですね。

そんな話題性抜群で始まった

超獣戦隊ライブマンでしたが

物語の大筋のメインテーマには当時から「???」

と感じていたのも事実でした。

ライブマンのメインテーマとしては

ゴーカイジャーのエンディングの

詩を借りると

「友よどうしてライブマン♪」ですね。

OPが始まる前に

いつも語られるナレーション、

「友よ、君達は何故、悪魔に魂を売ったのか!?」

これ・・・毎回語るようなテーマなのか?

物語のテーマとして弱すぎやしないか?

しかも第1話で悪に寝返った

科学アカデミアの同級生の3人、

友と呼べるような奴らでは無くて

最初から極悪非道っぷりで同級生達を

殺しまくり科学アカデミアの主人公たち

5人の親友達のうちの2人を殺害して

悪側に寝返っていきました。

こんな極悪な奴ら、友では無く

単なる同級生なだけです。

そんな3人に「友よ、君達は何故・・・」

なんて名残惜しむなんて

設定として違和感が有りましたし

正義の3人対悪の3人と言うテーマを

描きたかったのか、メインテーマとしては

弱すぎると思っていました。

例えばテーマに通じる伏線が物語に有って

実はこう言う理由でボルド側に

寝返ったフリをしていたが実は・・・

みたいな流れがあればメインテーマも

生きて来るし、君達は何故の「何故」

しっかり意味の有る物になるんですが

そのような設定は何も無かったので、

大層に毎回語られるテーマ程の

本編の内容では無かった点が

本作の少し残念に感じた所ではありました。

そうは言ってもそんな弱いメインテーマを

カバーする主人公3人の

個性的な演技が光っていました。

とは言え、嶋氏の演技はくさいセリフが

多くて決して上手い演技では無かった

ですが一生懸命に演じておられましたね。

主題歌も嶋氏自らが歌われていたのも

彼の当時の知名度からの

話題性作りでしょうね。

何せ「男の勲章」から

「超獣戦隊ライブマン」ですからね(笑)

さて超獣戦隊ライブマンの

私が考えるもう1つの大きなトピック。

皆さん何だと思われますか?

そう、もうこれに決まっていますよね!

「レッド!」

「ファルコン!」

 

「ブラック!」

「バイソン!」

 

「イエロー!」

「ライオン!」

 

「グリーン!」

「サイ!」

 

「ブルー!」

「ドルフィン!」

 

敵「ライブマンが5人に!?」

「超獣戦隊!」

「ライブマン!!!」

いや~コレがやりたかった~(笑)

もう1つの大きなトピックは、そう

3人だったライブマンが5人になった事です!

この事は放送当時からしたら当然過去に

例の無い事で驚きましたが、2023年現在から

考えても十分衝撃的な事だったと思います。

ライブマンは放送当初は3人体勢のままで

全話行う予定だった筈が番組強化策案

として2名の追加戦士が決まりました。

途中で決まった事の片鱗が追加戦士2名の

登場時期から感じ取れます。

ライブマンが5人になったのが

第30話「今ここに5人の戦士が」からです。

追加戦士の登場するタイミングとしては

3クール目に突入している時期でして

結構遅めの時期でした。

普通は2クール目終了の1年4クールの

折り返し時点で強化策を打つ事が

普通なので当初は無かった企画案として

急遽組み込まれた強化案だったのだと

推察出来ます。

そしてライブマンの後に始まった

ターボレンジャー、ファイブマン、

ジェットマンの3作品は

追加戦士は登場していません。

その事からライブマンの追加戦士設定は

当時特殊な事だった事が伺えます。

その後、ジュウレンジャー以降は追加戦士が

お約束となって現在の戦隊まで

必ず登場するようになっていきますが、

追加戦士がお約束となって

30年も経過している現在でもライブマンの

ブラックバイソンとグリーンサイの

2名の追加は希少な事だと感じるのです。

ジュウレンジャー以降の追加戦士は

レギュラーメンバーとは同列では無く

特別な戦士、あるいは別種のグループ、

あるいは同列的ではあっても

デザインの差別化が図られたりと

あくまでレギュラーメンバーとは

大なり小なりズレた存在と言う

立ち位置ばかりです。

しかしライブマンの2人に関しては元の

3人に完全に同化させる設定にしました。

スーツデザインも特別な点は全く無く、

何よりも名乗る順番が

レッド、ブラック、イエロー、グリーン、

ブルーと元の3人に割り込ませるように

した点が明らかに3人から5人になった

演出を感じます。

ここまで元のレギュラーメンバーに

同化させた追加戦士の作品は後にも先にも

ライブマンだけだと思います。

そこが個人的にツボな点なんですよね。

なのでライブマンの追加戦士は

特殊な例として存在し、一応公式的な

追加戦士作品はジュウレンジャー

からとされていて

ライブマンは含まれていないようですね。

それでは作品に関する雑談はこの辺にして

SHODO SUPER版のライブマンを

簡単にご紹介しておきましょう。

「SHODO SUPER 超獣戦隊ライブマン」

プレミアムバンダイ限定受注商品

発売:2022年12月発送

価格:税込み8800円

ラムネが1個付いた食玩アイテムで

あくまでラムネがメインでライブマンが

おまけと言う(笑)立ち位置です。

ライブマン自体は組み立て済みですが、

ベルトや腕、足のキラキラメッキ部分は

シールを貼らなければいけません。

5人分の手首パーツも大量に有ります。

しかし大変なのはこの後でして・・・

5人分のライブバスター銃モードと剣モード

5人それぞれのオリジナル武器、

バイモーションバスター等の付属品は全て

ランナーから切り離しての組み立て、

さらに全てのパーツにシールを

貼らなければいけなくて一通り

出来上がるのに3時間以上かかりましたね。

やはり5人分はキツイ。

バイモーションバスターの

シール貼りなんて正直無茶ですよ、

丸い部分がまともに貼れません。

左側の丸い部分がビリビリに

破れてしまいました(笑)

しかし5人の本体の出来は

非常にいいですね。

1体づつ全体を見ていきましょう。

レッドファルコン

ブラックバイソン

イエローライオン

グリーンサイ

ブルードルフィン

どうでしょうか、

なかなか良い感じではないでしょうか?

上半身アップも見ていきましょうか。

レッドファルコン

ブラックバイソン

イエローライオン

グリーンサイ

ブルードルフィン

如何でしょうか。

個人的には結構いい感じで好印象です。

これまでフィギュアーツや真骨彫等ばかりを

レビューしていた感じからしたら

正直、掌動ってどうなの?って言う感想を

持っていたのでこれまで購入をしてこなくて

今回ライブマンを初めて購入したんですが

掌動シリーズってスーパー戦隊向き

なんだな~と思っています。

スーパー戦隊程の比較的

シンプルなデザインだと凝った繊細な

造形が出来ない掌動シリーズでも

あまり見劣りの無い造形が出来ます。

さらにアーツよりもサイズが小さく

関節ギミックも簡素なので1体1体が安く

5体揃っている今回のライブマンが

付属品が沢山付いて8800円と

仮面ライダーのフィギュアーツや

真骨彫の1体分の価格に収まっています。

これをフィギュアーツで揃えようとなると

価格面で数万円かかってきますし

そもそも5人分の商品が発売されている

スーパー戦隊はまだ何一つ有りません。

去年ドンモモタロウが発売されたり

ゴウカイレッドが魂ネイションで

参考出品されていましたが、

まだその程度なので1シリーズ5人とか

商品が揃うのを待っていると

果たして何年待たなければいけないか。

そう考えるとやはりスーパー戦隊の

掌動シリーズは魅力が大きいと思います。

個人的に今月SHODO SUPER版の

電子戦隊デンジマンが届きます。

これも宣材写真見ると結構良さそうですし

五星戦隊ダイレンジャーが現在

予約受注中のようで

どんどんスーパー戦隊がSHODO SUPER化

されていくのが非常に楽しみですね。

悔やまれるのが既に発売終了した

ゴーカイジャーとバイオマンを

購入しなかった点です。

全てプレバンの受注生産なので

正規ルートで入手出来ないので

メルカリ等の未開封品があれば

購入しようかな~と考えています。

と言う訳で今回は

「SHODO SUPER 超獣戦隊ライブマン」を

雑談レビューさせて頂きました。

今回のレビューをするににあたって

超獣戦隊ライブマンの本編を

飛ばし飛ばしですが

視聴させて頂いたんですが、

非常に懐かしかったですね。

丁度、仮面ライダーBLACKやRXの放送と

同時期のスーパー隊です。

かなり古い作品ですがもし機会があれば

御覧になられてみてください。

それでは!!!