「ガラリア、一緒に
バイストン・ウェルへ帰ろう!」
今回ご紹介するのは
ロボット魂 聖戦士ダンバインから
オーラバトラー バストールです。
プレミアムバンダイ予約限定商品で
発売は2019年10月16日発送です。
価格は税込み9350円です。
2012年7月のビルバインからロボット魂の
オーラバトラーシリーズの発売が
開始されて2019年10月のバストール発売で
テレビシリーズに登場したオーラバトラーは
残す所、あとゲト1体となりました。
最後に残ったのがゲドとは何だか
非常に悲しい思いがします。
まだ真打ちとしてズワースやビアレスが
残っていたなら早く発売して欲しい待望論
とかが多数起こるんでしょうが
最後に残ったのがゲドとは…
しかし私個人的にはゲドは案外好きな
デザインのオーラバトラーですし、
テレビシリーズのオーラバトラーは
コンプリートしたいので、発売したら
必ず購入します。
今回の主役はゲドでは無く
バストールですのでバストールを熱く
語って行けたらと思っています。
バストールの初登場は第14話の
「エルフ城攻略戦」でドレイク軍の女戦士
ガラリア・ニャムヒーの専用機として
ショット・ウェポン、ゼット・ライトが
開発した機体です。
ガラリアは同じドレイク軍のエース騎士
バーン・バニングスに異常な程の
ライバル心が有り、バーンがどんどん
オーラバトラーを使って戦果を挙げる中、
自分はオーラバトラーを操れるほどの
オーラ力も無く、せいぜいオーラボム・ドロ
に乗り戦闘の指揮をするだけと言う
焦りがありました。
しかし、ガラリアの闘争心溢れる性格、
ショットによる野望、ガラリアとゼットの
男女の仲等、色々な要因が合致して
ガラリアの為の専用機バストールが
開発されます。
ビランビーに初めて搭載された
オーラ増幅器はさらに進化して、
ガラリアの比較的弱いオーラ力でも
最大限オーラバトラーの性能が発揮
出来るようにチューニングが進みました。
その性能は素晴らしく、特に機動性は
これまでの他のオーラバトラーを圧倒し、
エルフ城攻めの初飛行でガラリアは
「このスピード、このパワー、バラウで
運ばれれるビランビーの比では無いわ!」
と、バーンのビランビーを見下し、
バストールの性能を絶賛します。
そしてダンバイン戦ではオーラバトラーの
性能差は歴然、バストールの圧倒的な性能に
ショウのダンバインは苦戦します。
但し、ショウのオーラ力はバストールと
互角に戦える程、強力に成長していた為、
2機は幾度の戦いで激しくぶつかり合い、
激しい戦闘で増大したオーラ力が暴走し、
突然変異でオーラロードが開いてしまい、
ついにダンバインとバストールは
地上に飛び出してしまいます。
ショウのダンバインは東京 吉祥寺の
自宅に浮上し、地上に帰ってこれた事を
喜ぶ間も無く、地上の人々は
巨大なダンバインの姿に驚き
ダンバインから出て来たショウを
異星人扱いし、地上人のショウ・ザマだと
誰も認めてくれません。
一方のガラリアは突然現れた地上の景色に
驚き戸惑い、警戒して周囲を飛び交う
地上の軍の戦闘機に敵意を感じ、
バストールのオーラランチャーで
戦闘機を撃墜してしまいます。
地上と敵対関係になってしまった
ガラリアのバストール。
ダンバインのショウは地上人と戦っては
いけないとガラリアを説得するが
ガラリアは
「貴様が地上人ならここは敵地だ」
と言って片っ端から戦闘機を攻撃し、
地上の都市まで攻撃します。
しかしガラリアは仲間の居ない孤独な中
地上人から逃げ回っている現実に絶望を
感じていました。
ショウはショウで両親を軍隊に身柄拘束され
両親の命と引き換えにバストールを
拘束しろと要求されます。
絶望感の中でショウは自分を異星人だと
軍に告げ、その人達と自分とは無関係だと
言って両親を救い、絶縁を決意しました。
再びガラリアはダンバインを見つけると
攻撃を再開させます。
ショウは地上で戦ってはいけないと
何度も説得しますが、
ガラリアは聞き入れません。
そこでショウはガラリアに提案をします。
「ガラリア、一緒にバイストン・ウェルに
帰らないか?」
ガラリアは帰れる筈がないと言って
聞き入れませんでしたが、
ダンバインとバストールのオーラ力が
ぶつかり合って地上に出て来たんだから
もう一度同じオーラ力を出せば必ずまた
オーラロードが開く筈だと言うショウの
懸命な説得にガラリアも同意します。
「ガラリア、一緒に
バイストン・ウェルへ帰ろう」
「了解したショウ・ザマ」
2機は空高く飛んだ後、バイストン・ウェルに向けて急降下、お互いの手を握り
オーラ力を最大限増幅させます。
その時、ガラリアのバストールに異変が…
「ガラリア!、無理だ!」
「このままいけ、私は必ず
バイストン・ウェルへ帰る、その時こそ
雌雄を決するぞショウ!・・・」
「バイストン・ウェルが・・・
見えたぁ・・・・・・うわぁー!!!!!」
「ガラリアッー!!!!!」
バストールは増幅したオーラ力を
支える事が出来ず燃え尽きてしまい、
海の中へ消えてしまいました。
ガラリアが死んでしまい、地上に
取り残されたショウとダンバイン。
(※チャムもいましたけど。)
・・・と、バストールが活躍した
エピソードを振り返ってみました。
14話「エルフ城攻略戦」
15話「フラオン動かず」
16話「東京上空」
17話「地上人たち」
18話「閃光のガラリア」
ガラリアとバストールが活躍した
14話から18話は聖戦士ダンバインの中でも
特に印象深いエピソードでガラリアの
悲しい最後を描いた、またガラリアも
オーラマシン=ショット・ウェポンの
被害者なんだと感じさせるエピソードです。
もし、ガラリアがバイストン・ウェルに
帰れていたならショウとはどのような
関係になっていたのか。
これまでのように、ただ敵同士で
憎み合ってるだけの関係では決して
無かっただろうと私は思っています。
さて、そろそろロボット魂版の
バストールを見ていきましょう。
このヒロバンチャンネル内で
オーラバトラーをレビューするのは
今回のバストールで3回目になります。
これまで、ダンバインとドラムロを
レビューしましたが、本当はテレビの
登場順に次はダーナ・オシーをレビュー
したかったのですが、ここに来て
バストールが発売したもんですから
やはり新商品は旬の内にレビューしなければ
と言うセオリーに従い、ダーナ・オシー
ビランビー、ボゾンの順番を飛ばして
今回バストールをレビューしています。
バストールのデザインモチーフは
蜂かカマキリと言った所でしょうか。
バストールは設定上、
テレビ版オーラバトラー中
最も全高が高く、9.4メット有ります。
メットとはバイストンウェルでの
長さの単位で1メット1メートルと
考えればいいでしょう。
ちなみにダンバインは6.9メット。
ですのでロボット魂でもダンバインと
バストールを比較するとボリューム感が
全然違います。
すみません、比較写真を撮り忘れました。
ビルバインは8.8メットでバストールの次に
全高が高いのがビランビーの9.2メットです。
逆に一番小さいのがゲドの6.7メットです。
1983年ダンバイン放送当時に発売された
オーラバトラーのプラモデルは
総じて出来が悪く
ダンバイン、ビランビー、レプラカーン
辺りは最悪中の最悪で、
ボックスアートはどれも素晴らしく
カッコいいのに組み立てたプラモは
残念な物が本当に多かった中、バストールの
プラモは当時としては設定画のイメージに
近くて1984年のバンダイプラモデルの
何とベストプロポーション賞を
受賞しました。
その素晴らしいキットがコレです↓
・・・・・・・・・・・・う~ん。
今見ると突っ込み所満載の
プロポーションですが
当時はこれでも出来が良かったのです。
私も当時キットを作りましたが
改修した箇所と言えば、
短く太い触角と半透明な羽を
透明プラ板で作り直した位だったかな。
それから約35年の時を経て、発売となった
ロボット魂版のバストールです。
出来が悪い筈がありません。
プロポーションが凄まじく
洗練されているのは当然として
各部ディテールのリアリティ、
可動範囲の広さときたら
当時のプラモと比較しても、
もはや無意味です。
2012年以降発売された初期のロボット魂版の
オーラバトラーと比較しても確実に
進化しているのが判ります。
一番進化を感じるのが各関節の保持力です。
初期のオーラバトラーは関節が
フニャフニャで特に腰と股関節が緩く
酷ければまともに立たせる事も困難な物も
ありましたが、バストールは関節保持力が
しっかりしているので
ポーズをとらせてもしっかりとポーズを
維持してくれます。
コックピットは当然開閉出来るし
オーラランチャーは両腕用に2基付属、
有り難いのが頭の触覚が破損しても
予備でもう1パーツ付属しています。
これは実に親切です。
1つだけこうだったらな~と感じた点は
足の爪が設定画だともっと大きく
描かれているのでもうひとまわり程度
巨大でも良かったかな~と感じました。
そうは言っても現代最高のバストールに
違いはありません。
9350円は決して安くは無い価格ですが
存在感、迫力、完成度を考えれば
決して高くは無いと思えます。
さて今回はロボット魂 オーラバトラー
バストールをレビューさせて頂きました。
聖戦士ダンバインのドラマ中で一番
印象的に暴れまくった敵の機体と
言ってもいい程個人的にも思い出深い
オーラバトラーでしたので
今回も熱く語ってしまいました。
さて次回は・・・何も考えていません。
今週の休みはあまり時間が無いので
撮影時間の短く済む物を
(武器が少なく付け替えアイテムの少ない)
選ばせて頂こうと思います。
でも手抜きはしませんのでご心配無く(笑)
それではまた!!!