「今日こそ革命の日、歴史に刻まれるのは
我々、滅亡迅雷.netの勝利だ。」
皆様、ようこそお越しくださいました。
今回ご紹介するアイテムは
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー滅(ほろび)
スティングスコーピオンです。
仮面ライダー滅は名前からしても
外観デザインからも判る通り、
非常に心優しく平和を人一倍愛し、
悪を絶対に許さない仮面ライダーで・・・
「なんでやねん!」
全くその逆の極悪非道な仮面ライダーです。
仮面ライダー滅は
「仮面ライダーゼロワン」に登場する
悪の仮面ライダーでサイバーテロリスト
「滅亡迅雷.net」の司令塔として第4話で
人間態として姿を表し第8話
「ココからが滅びの始まり」で
仮面ライダー滅へと初変身しました。
しかし、物語12年前の2007年の12月、
デイブレイクと言う大規模な爆発事故の
際には既に仮面ライダー滅としての
姿をしていました。
「滅亡迅雷.net」
人類滅亡を企むサイバーテロリスト組織で
12年前の2007年のデイブレイクの時に
アークが優秀なヒューマギア
「滅、亡、迅、雷」の4体をハッキングして
作り上げた悪のヒューマギア集団。
「デイブレイク」
2007年12月、当時ヒューマギアの
運用実験都市でヒューマギア工場が
大爆発が起き、大勢の人が犠牲となり
街1つが壊滅する大事故が起きました。
当初、飛電インテリジェンスは単なる
爆発事故として処理されていましたが
爆発事故に巻き込まれた当時少年だった
不破諫は爆発の最中、暴走した多くの
ヒューマギアに襲われ重傷を負い、
爆発事故の原因がヒューマギアによる
暴走だと確信していた為、
飛電インテリジェンスによる隠蔽を疑い
大勢の犠牲の上に成り立っている
腐りきった会社だと憎悪していた。
しかし、ヒューマギアの暴走の原因、
デイブレイクを引き起こした犯人が
滅亡迅雷.netの滅による仕業だと知ります。
第8話にて滅は不破諫の目の前で
仮面ライダー滅に変身します。
「今日こそが革命の日、歴史に刻まれるのは
我々、滅亡迅雷.netの勝利だ。」
「変身。」
デイブレイクの首謀者が目の前に現れ
怒り狂う仮面ライダーバルカンの不破。
しかし、仮面ライダー滅にとって
我を忘れ暴走したバルカン等、
敵ではありませんでした。
「人類は、滅び行く定め。」
GAME OVERです。
不破を倒した滅は大爆発の中、
静かに去っていきます。
不破は滅に敗れ重傷を負い
意識不明の重体となります。
この壮絶な第8話は
初期の名シーンだと思います。
それにしても「仮面ライダー滅」は
ヒューマギアと言う事もありますが、
まさしく血も涙も無い冷徹非道な
ダークライダーですね。
過去の平成ライダーにも多くの
ダークライダーが登場しましたが、
その多くは血の通った人間であり
悪なりの感情が存在していたと思います。
しかしこの滅に関しては感情と言う物が全く
無い冷徹そのものの悪と言う感じがします。
言葉を変えると救い用の無い
最悪の悪と言えると思います。
そしてこの冷徹非道な完全懲悪の
仮面ライダー滅のスーツアクターを
担当されているのが数々の
平成仮面ライダーの正義の仮面ライダーを
数多く演じられた高岩成二さんと言うのも
大変面白い所です。
さてそれではフィギュアーツの
レビューをしていきましょう。
S.H.フィギュアーツ
「仮面ライダー滅 スティングスコーピオン」
プレミアムバンダイ予約限定商品として
2020年6月に発売されました。
価格は税込み6050円です。
ゼロワンのフィギュアーツはこの滅が
3体目の発売となりますが、
ゼロワンアーツは前回のジオウアーツよりも
リアルなスタイルと言う点で確実に
レベルアップを果たしていると思います。
このアーツ版の滅を開封して
真っ先に感じた感想が
スタイルがリアルだな~と感じました。
最新の真骨彫と比べても、
そう見劣りしない程リアル志向に寄った
スタイルで、明らかに初期の
真骨彫を既に抜き去っているリアルさです。
ちょっと実写スーツと比較してみましょう。
↑ 左がスーツで右がアーツです。
アーツ版を見てまず思った事が足が短い事。
過去の通常アーツに多く見られた
フィギュア栄えする為のスタイルの
アレンジが極力抑えられている点です。
ゼロワンアーツになってから本当に
スタイルがリアルになったな~と感じます。
ディテールの精密さはこれまでのアーツでも
既に折り紙付きなのでこの滅にだけ
驚く所では無いですがあえて言うと
側溝のフタに良く使われているような
パターン模様がアーマーの各部に
あしらわれていますが、その模様がリアルで
硬質感があって良い感じです。
塗装に関しても手抜き感は殆ど無く、
各部の塗り分け複眼の綺麗さ、各アーマーを
繋ぐベルトの塗り分けに至るまで
非常に丁寧に塗り分けられています。
唯一、塗ってないとすぐに気付く点と言うと
プログライズキーですね~。
プログライズキーがしっかり塗られていれば
もう本当に言う事無しでしたが、
撮影していて感じた事がプログライズキーが
ベルトからポロポロ落ちます。
セットする手応えが殆ど無く、ほぼベルトに
乗っかっているだけのような感じだったのが
少々うっと~しかったですかね。
と言う事で今回はS.H.フィギュアーツ版
仮面ライダー滅 スティングスコーピオンを
レビューさせて頂きました。
あとはゼロワン主要5ライダーでレビュー
していないのはバルキリーと迅ですね。
バルキリーは既に手元に有るので
早いうちにレビューしたい所ですが、
7月に到着したプレバンアイテムの
多い事多い事・・・
ネタ切れには困りませんが
散財と大量の箱の山に困っております(笑)
それでは!!!