「ファイナルカメンライド ディケイド!」
皆様、今回もようこそお越し下さいました。
2021年も7月に入り、オリンピック開幕まで
残り数週間に迫りながらも
一方コロナウィルスの蔓延がなかなか
終息を見せずに観客を入れるのか
無観客開催になるのか、開催直前の
この時期になっても決まらないと言う
とんでもない状況でのオリンピック開催。
2013年の東京オリンピック開催が決定して
歓喜に沸いたあの頃、
誰がこのような国民から歓迎されない、
いやそれ所か日本中を混乱に落としいれる
お荷物オリンピックを予想したでしょうか。
さて気を取り直して
今回も楽しくやっていきましょう。
今回ご紹介するのはS.H.フィギュアーツ
真骨彫製法「仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム」です。
仮面ライダーディケイド コンプリートフォームは
「仮面ライダーディケイド」第21話
「歩く完全ライダー図鑑」にて初登場した
ディケイドの最終パワーアップ形態です。
しかし最終と言いながらもディケイドは話数が
全31話しか無かった点や
ディケイド自身が過去の平成9ライダーに
変身出来た事から中間フォーム的なフォームが
無かったのでディケイドはノーマルフォームと
コンプリートフォームの
2種類しか本編では登場しませんでした。
とは言いつつ過去のライダーに変身しまくれる
ディケイドは優遇されまくりの
反則お祭りライダーなので中間形態登場と言った
番組的にもテコ入れにあたるフォームは
ディケイドの場合必要無かったんだと思います。
と、そうは言いながらも中間形態を省略された
ディケイドですから初のパワーアップであり
最終フォームであるコンプリートフォームは
相当インパクトの有るデザインにしようと
製作側も思ったんでしょう。
デザインは実際製作サイドでも
否定的な意見が有ったようですが
とにかくインパクト重視で決定したそうです。
ディケイドと言う作品、過去の私のレビューを
ご覧の方でしたらご存知の事と思いますが、
私的には評価の低い作品です。
とは言いながらも私、ディケイドは全話
CS放送で録画した物を持っていて
今回のレビューの為にコンプリートフォームの
登場エピソードを中心に2回程見返しました。
何故2回見たかと言うと、面白かったから・・・
では無くて、もう話が滅茶苦茶なので
1回では理解出来なかったんですよね~、
私の理解力の低さも有るとは思いますが。
クウガからキバまで9つの仮面ライダーの世界を
巡り終えたディケイド達が
次に訪れたのがヒロインである[光夏海]の世界。
しかしこの世界、劇中では他に
[ネガの世界]と言ったり[影の世界]と言ったり
私が理解に苦しんだ理由の一つが、
「一体何の世界やねん!!!」
断片的に判った事と言えば夏海の世界と
思っていた世界は影の世界と言う夏海の裏の世界
で人間が存在してはいけない世界だった事。
その世界はダークキバの紅音也を中心に
ダークライダー達がはびこる
ネガの世界と言われている世界。
その世界で生き残っている唯一の人間である
裏の夏海は、お宝とされるケータッチを
隠し持っていましたがダークキバ達の罠にはまり
ダークキバ達の手に渡りますが
そのリーダーの紅音也は、そのお宝である
ケータッチをディケイドである門矢士に渡します
(さ~て、もう訳わからん)
多分これね、演じてる出演者達も、自分が
演じている役の行動がどう言う理屈で今
行動しているのか理解出来ないまま
演じられていたんじゃないかと思ってしまう程
行動と人間関係が滅茶苦茶です。
とにかく訳わからんながらも無事に士の元に
パワーアップアイテムであるケータッチが
届いた所で無事変身!
賛否両論はあるデザインながらも
コンプリートフォームの登場は確かに
相当インパクトがありました。
過去の平成ライダーのライダーカードを
上半身にベタベタ貼り付け、おのれのカードを
額に誇らしげに飾したデザインは
「なんじゃこりゃ~」的要素満載で、
否定派的な書き方をしている私ですが
実は私はこのデザイン、カッコいいとは
思いませんが、有りか無しかで言うと
悩まず有りです。
例えばクウガのようなしっかりとしたシリアスな
ストーリーの中でこのデザインが登場されたら
「言うてる事とやってる事が違うやないか!」
的な説得力が全然無い事になりますけど、
そもそも何でも有りの9ライダー全ての変身が
出来るディケイドですから9ライダー全てを
全身で見せる事がむしろ説得力の有る
パワーアップ形態の姿だと思うので、この位
豪快な方がディケイドらしくて良いと思います。
コンプリートフォームの攻撃方法は
過去9ライダーの最終フォームを召還して
召還した仮面ライダーと同じ必殺技を
同時攻撃する事が出来ます。
この技が観ていて爽快でカッコ良いんですよね。
攻撃が終わると召還したライダーは、
スーっと消えて、何も無かったかのように
ディケイドだけが静かに立っている感じが
カッコ良いと思います。
さてそれでは後半戦に行ってみましょう。
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム
プレミアムバンダイ 魂ウェブ商店予約受注商品
2021年5月18日発送
価格は税込み8250円です。
この商品、元々は2021年3月発送予定
だったんですが理由は判りませんが
2ヶ月発送が延期になりました。
恐らくコロナの影響で製造スタッフの確保が
困難だったのではないかと予想しましたけど。
ベース素体は当然、2016年2月に発売された
真骨彫ディケイドでありますので
まずは比較してみましょう。
こうして比較してみると意外な程にデザイン上の
共通点が多いなって事に気付きますね。
ベルトから下は全て共通に見えますし
腕も肩アーマー以外は共通に見えます。
大きく異なるのはやはり頭部と胸アーマーと
肩アーマー、あとはベルトのケータッチの
有り無し程度ですかね。
最近の平成2期や令和ライダーになると
全身専用パーツの最強フォームばかりですけど
ディケイドって意外な程、
制作費がシビアだったんでしょうか?
作品のイメージは結構派手なイメージ
なんですけどね。
実際のスーツとも比較してみましょう。
さすが真骨彫、印象的には相当スーツに
近いですし、体型も丁度良い感じです。
そして各ライダーカードの再現性が半端無い。
1枚1枚が小指の爪程度の大きさしかない
ライダーカードを、よくもま~こんな精密に
再現できるな~と感じます。
素体が5年も前に発売した真骨彫ディケイド
とは言え当時から完成度の高さは折り紙付き
でしたので全然2021年現在のレベルにも
普通に通用するレベルだと思います。
但し2021年4月に当サイトで
レビューさせて頂いた
フィギュアライズスタンダードのディケイドで
私の評価は「真骨彫を超えた!」と
結論付けたので、この真骨彫版
コンプリートフォームが
パーフェクトな出来だとは言いません。
でもここまで完成度が高くなると
欠点を探すのが意地悪じみてくる感じがします。
そう言えばディケイドを演じられた
井上正大さんが
自身のユーチューブチャンネルで
フィギュアライズスタンダードのディケイドを
製作されていましたね。
なにやら生れて初めてプラモデルを
製作したとの事で昔からプラモと共に生きて来た
私の感覚からすると、そんな男子が世の中に
居たのかって程意外でしたが
苦戦されながらも何とか完成されていましたね。
やはりシール貼りが苦戦されていました。
プラモデル初心者の方ならではの規格外の発想が
飛び出したりしてなかなか楽しく
組まれていて楽しい動画でした。
話が少し脱線しましたが
真骨彫コンプリートフォーム、
完成度は非常に高く満足いく物だったんですが、
品質面で少し気になる点がございました。
上の顔面アップの写真をご覧ください。
何処か顔の中で違和感を感じる所は有りますか?
・・・・・。
眼と眼の間の縦のシルバーラインが
向かって右に上に行くに従って流れているのが
お判り頂けますでしょうかね。
額のライダーカードと繋がる辺りを
見ていただくと明らかに中心から
ズレているのが判ると思います。
この事は商品発送直後の頃、大型掲示板でも
結構話題に上がっていて、当たり固体、
外れ個体が有ると結構言われていました。
私のもズレてはいるんですが掲示板に
載っていた写真には結構とんでもない製品も
有ったので、こういった製品管理は
もう少し何とかして頂きたい所でありますね。
そんな訳で今回は真骨彫製法
仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム
をレビューさせて頂きました。
平成ライダーの最終フォームの真骨彫と言うと
クウガとカブトとディケイドしか
まだ出ていないんですよね。
今年の11月にキバエンペラーフォームが
登場予定ですけどね。
そんなディケイドの最強最終フォームだと
思っていたコンプリートフォームが、
出ましたディケイドの
後出しジャンケンの反則最強フォーム、
仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム21
と言うとんでもない物も登場してしまい、
何と真骨彫でも既に
試作モデルが公開されました。
ホント、お遊びにもほどが有るデザインですね。
コンプリートフォームまでは寛大な心で居た私も
この21に関して言えば冷静な私もしまいには
堪忍袋の緒を緩めますよ・・・っ!
と言うのは冗談ですが、これは凄いですね~。
ま~これもレビューする時が
いずれ来るんでしょうか(笑)
ディケイドは忘れた頃に新しい話題を
振り撒いてくれて私個人的な作品の評価は
低いのは間違い無いですが
出来の悪い子程可愛い的な感情が
ディケイドには有るのも事実なんですよね。
それではまた・・・。