令和仮面ライダー元年
「世界最強の社長はただひとり!」
「俺だ!」
時代が令和になり、20作続いた
平成仮面ライダーが終わり、仮面ライダーの
世界も完全にリセットされました。
そして令和元年、
仮面ライダーゼロワンが登場しました。
昭和46年4月からスタートした仮面ライダー
の世界もいくつかの節目がありました。
大きく元号で分ける節目としては
昭和1号の仮面ライダー1号、
平成1号の仮面ライダークウガ、
令和1号の仮面ライダーゼロワンと
なりますが、もう少し細かく分けると
1号~ストロンガーを昭和1期と呼べます。
ストロンガーが終わって4年後の
昭和54年からスタートした仮面ライダー
(スカイライダー)からスーパー1、ゼクロス
までの3作品を昭和2期と呼べると思います。
次がややこしいのですが、
昭和62年にスタートした仮面ライダーBLACK
とその続編BLACK RXを3期として
オリジナルビデオとして製作された
仮面ライダー真、ZO、Jを昭和4期と
するのか、しかしRXの放送途中で時代は
平成になったので、まだRXまでは
昭和ライダーと言えると思いますが
真、ZO、Jは本来昭和ライダーとは
言えないですよね。
仮面ライダーの世界では一応、
「真、ZO、J」の3ライダーは
グレーゾーンとして昭和ライダーとして
くくられていますが。
そしてクウガから始まった
公式の平成仮面ライダー達。
この括りは誰もが納得の
クウガからディケイドを平成1期ライダー。
Wからジオウまでを平成2期ライダー。
1期と2期、上手い事10人ライダーづつで
平成が終わり、まさしくGoodタイミング
での令和1号となったゼロワンです。
スーツアクターも高岩さんから縄田さんに
バトンタッチされましたし。
仮面ライダー歴史の中で節目節目には
ライダーデザインも
原点回帰するのが通例となってきました。
スカイライダー、BLACK、真、クウガ、
W、そしてゼロワン。
平成ライダーは特に、節目1号のクウガ、
Wからライダーが毎年更新される度に
ライダーとしてのアイデンティティから
懸け離れたデザインへと変貌を
とげて行きます。
特に平成2期ライダーは度が過ぎる程、
お遊びデザインが目立ちましたね。
フォーゼ、鎧武、エグゼイド、ジオウ辺りは
良い意味でも悪い意味でも
遊びが過ぎました。
特にエグゼイドは完全に
初心を忘れていましたね(笑)
ゼロワンのデザインはまさしく原点回帰、
丸く赤い複眼、2本の触覚、眼と眼の間の
0シグナル的デザイン、腕のシルバーライン、
胸部アーマーデザインと初代1号2号を
オマージュしながら平成を経て新時代、
令和最新ライダーとしてのデザイン、
新素材を巧みに使った統一感のある
デザインだと思います。
ストーリーは現在の日本が抱える少子化、
人口減少問題による縮小する経済を
今後どうしていくかと言う社会問題を
根底のテーマとし人工知能を搭載する
人型ロボット「ヒューマギア」と人間との
共存と言う非常に難しくデリケートな問題を
テーマとしてます。
人口知能を搭載した人型ロボットが
人間と共存し、人間の為に働く世の中、
確実に賛否の分かれる、
しかしそう遠く無い未来、現実に迫ってくる
可能性を秘めた問題として、このゼロワンを
視聴しながら色々考えさせられます。
個人的に第3話の寿司職人の回は
かなり心に染みる物がありました。
こんな心にうったえかけて来る
仮面ライダー作品は、ひょっとすると
「仮面ライダークウガ」
以来かも知れません。
これからゼロワンアーツがどんどん
出てくるので記事のネタ温存の為に
ゼロワン関連の雑談はこの辺にして、
そろそろ今回の主役、
フィギュアーツ版の仮面ライダーゼロワンを
レビューしていきましょう。
S.H.フィギュアーツ版 仮面ライダーゼロワン
2020年2月8日、一般店頭発売で
価格は税込み3300円です。
仮面ライダーアーツの世界もまた
新たなゼロワンの始まりです。
仮面ライダーアーツは1年1年、
新ライダーが登場する度に
確実に1歩1歩進化してきました。
今回発売されたゼロワンですが確実に
1年前発売されたジオウよりも
進化していると感じます。
スタイルが、より人間的になり
肉付きがリアルです。
ジオウの時は手足のラインが綺麗すぎて、
どこか人形的な所があったのですが、
ゼロワンは真骨彫一歩手前と言える所まで
迫っている感じがします。
このゼロワンアーツが基本素体となって
バルカン・バルキリー・滅・迅が発売され、
それぞれの強化フォームも今後作られると
思うと楽しみでワクワクします。
今年1月にGETした一番くじA賞のSOFVICSの
巨大ゼロワンと比較してもそれほど
見劣りしません。
あちらは固定ポーズですから同じポーズを
とらせると当然可動フィギュアである
アーツの方がリアリティでは
圧倒的に不利ですが、
それでも負けていない感じです。
負けていないどころか、顔に関しては
アーツ版の方が似てる気がします。
一番くじ版は顔が縦に長い印象で
アーツ版の方がカッコもいいと思います。
ちなみに今回紹介しているゼロワンアーツ
ですがアンテナのラインと額のディテールに
墨入れを施しています。
ここに墨入れをするだけで顔のノッペリ感が
解消されゼロワンのお顔がより凛々しく
なるのでおススメです。
完成度の非常に高いゼロワンアーツですが
欠点を探そうと思えば見つかります。
一番気になりだしたら気になるのが顔です。
お面ライダーとも言われるゼロワンですが、
そのお面がアーツ版は少々大きいように
感じます。
実物スーツの顔はこんな感じです。↓
正面から見た時、面から黒い部分がかなりはみ出していて
意外と面が小さいのが判りますが、
アーツ版は面の面積が少し大きめです。
首も実物よりも細い印象です。
ユーチューバーさんでこの面の細さを
解消する改造をされていたりするので、
やはり気になる人は気になるようですね。
あとはプログライズキーがほとんど色分けが
されていないのが残念ポイントです。
とは言っても今回のゼロワン、
真骨彫では無い通常のライダーアーツの
中では過去最高の素体を元に作られている
と言っていいと思う程、
リアリティ高いです。
ただ毎年発売される1号ライダーは記念価格
の為に武器は付属されていません。
代表的な武器、アタッシュカリバーは4月に
発売されるバルカンに付属されるそうです。
なので皆さんバルカンも買いましょうね。
と言う事で今回はS.H.フィギュアーツ版
仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーを
レビューさせて頂きました。
今後発売されるバルカン、バルキリー、滅、
迅を全て購入して早く
5人並べたいですね~。
専用バイク、ライズホッパーも
出てくるでしょうし、
あ~散財が続く・・・
それでは!!!