フォイゾン:「ドレイクの手先め!、キロン城は落とせてもワシの城は渡さん!」
トッド:「何!城の主がオーラバトラーで戦うと言うのか!」
フォイゾン:「いかにも!ラウの国王フォイゾン・ゴウだ!思い知らせてくれる!」
トッド:「国王自らご出陣とは、呆れるぜ!」
フォイゾン:「これがワシの流儀だ!」
と言う事で今回ご紹介するアイテムは
ビランビー以来、久しぶりの
オーラバトラーですね。
ロボット魂 SIDE AB
オーラバトラーボゾンです。
最初、このブログでダンバインをレビュー
した時、正直あまり受け入れられないかな~
と思っていましたが、これまでレビュー
してきたオーラバトラーの更新の時は
ありがたい事にどれも大変人気が
あるようで、私自身、オーラバトラーの
レビューの時は1回1回、
大切に更新したいと思っております。
今回で6回目のレビューとなる
オーラバトラーボゾンですがまずは
「ボゾンとは」から語っていきましょうか。
オーラバトラーボゾンは第12話
「ガラリアの追跡」から登場しました。
ボゾンはアの国ドレイク軍と敵対する
ラウの国で開発されたオーラバトラーです。
主人公ショウが属するニー・ギブンを
リーダーとするゼラーナ隊はドレイク軍との
戦火の中、ミの国と合流します。
ミの国の国王ピネガン・ハンムはニー達を
歓迎し、共にドレイク軍と戦う約束を
しますが、ドレイクは既にミの国を
滅ぼそうとオーラバトラー隊を編成します。
迫るドレイク軍を迎え撃つ国王ピネガン
率いるミの国とニー達ゼラーナのメンバー。
しかし国力が小さく1機もオーラバトラーを
持たないミの国はオーラシップ ナムワン2隻
でドレイク軍を迎え撃つしかなかった。
ニーやショウのゼラーナ隊も戦うが国王を
守りきれずピネガン王はバーンの
ビランビーに討たれます。
やむなくゼラーナ隊はミの国キロン城を
捨て、ピネガン王の妻、パットフットと
その娘エレを救いパットフットの父である
フォイゾン王がおさめる
ラウの国へ向かいます。
ラウの国王フォイゾン・ゴウは
ゼラーナ隊を快く迎え入れ
私利私欲でバイストン・ウェルを
我が物にしようとするドレイクと戦う
ニー達に共感し共に戦う事を誓います。
ラウの国は敗れたミの国とは
比較にならない程の国力が有り自国で
開発したオーラバトラーボゾンを始め、
後に登場する巨大戦艦のゴラオン等を
開発出来る国力がありました。
ラウの国と合流したゼラーナの動きを知った
ドレイク軍のトッドとガラリアは奇襲的に
ラウの国の兵器工場を攻撃します。
ゼラーナ隊が出撃する中、自分に厳しく
国王としての責任感が強いフォイゾンは
自らオーラバトラーボゾンに乗り込み、
トッドのドラムロと一戦を交えます。
そこで冒頭のフォイゾンとトッドの
台詞が交わされるのです。
オーラバトラーボゾンはオーラバトラーを
開発したドレイク軍のショット・ウェポン
以外のバイストン・ウェル人が
開発した初の量産型オーラバトラーです。
系統としてはダーナ・オシーを発展させた
モデルとなるが本家ショット・ウェポンの
ドレイク軍オーラバトラーと
性能比較すると、あらゆる面での性能は
劣っている。
第12話でゼラーナがラウの国、
タータラ城に入国した時、ボゾンの開発に
携わった工兵達がダンバイン、ゼラーナ、
フォウの内部構造を見た時は「1ヶ月や
そこいらで真似の出来る物では無い」
と頭をかかえていましたね。
その辺りのエピソードからボゾンの性能は
ダンバインよりは相当下、
ダーナオシーよりは多少上、
ドラムロよりも多少下、
と言った所ではないでしょうか。
但し、操縦性はダーナ・オシーよりも
扱いやすいようでフォイゾン王の
専用機だった紺色のボゾンは
ゼラーナ隊のマーベル・フローズンに渡され
マーベルの専用機となりますが、
マーベル自身がダーナよりずっと
扱いやすいと語っています。
しかし、やはりショットの作った
オーラバトラーとの性能差は明らかで
強いオーラ力を持っているマーベルが
操縦したボゾンでも、
まだオーラバトラーに不慣れな
ガラリアが乗ったビランビーとの交戦で
「パワーが違いすぎる!!!」と
ビランビーのパワーに圧倒されていました。
全高8.2メット、必要オーラ力10オーラ
マーベルの専用機としてゼラーナ隊に
配備されマーベルの強いオーラ力によって
ゼラーナ隊の欠かせない戦力となりました。
デザイン的な特徴としては猫背で首が前方に
飛び出た感じでヒロインであるマーベルが
搭乗するにしてはダーナ・オシー同様、
少々グロテスク過ぎないかと
思える程生物的です。
デザインを手がけた出渕裕氏は
ビランビーの次にデザインしたのが
ボゾンだったそうです。
特徴的な猫背と前に突き出た首、
そして二本角を見るからに悪い顔を
イメージして描いたそうですが
後になってヒロインのマーベルが乗る事を
知ったそうでちょっと参ったそうです。
さてそれではロボット魂版のボゾンを
見ていきましょうか。
発売は2016年11月26日、
価格は税込み8800円で
一般店頭販売商品です。
毎回、オーラバトラーのレビューの時に
言っていますが今回のボゾンも
アニメ設定デザインを可能な限り
忠実に再現した素晴らしいプロポーションで
特徴的な猫背と突き出した首を
違和感無く再現しています。
ちなみに1983年放送当時に発売された
プラモデルはこんな感じでした。↓
当時はこれでも精一杯の出来だったのかな~
と言った感じでしたね。
やはりロボット魂版の再現性、
プラモからの進化は凄まじいですね。
ただですね、1点だけプラモに出来て
ロボット魂版に出来ない事があります。
プラモ版の写真を見て頂くと、
専用武器であるガッシュを肩にかけている
写真がありますが、
ロボット魂版はこれが出来ません。
ロボット魂版はベルトが短か過ぎるんです。
私も今回の撮影に際して何とか
ガッシュの肩かけを再現させたくて
チャレンジしてみたんですがベルトが
短すぎてどうやっても出来ませんでした。
一旦片方のベルトを強引に外そうと
してみたんですが、元々ベルトは
外せるようには作られていなくて
無茶をしたくなかったので諦めました。
あとは初期ロボット魂版のオーラバトラー
あるあるであるボールジョイントの緩みは
今回のボゾンでも有りました。
一番強度の欲しい腰可動のジョイントと
股関節が緩かったので今回撮影のボゾンは
渋み調整をしてあります。
もう初期製品の宿命ですね、関節の緩みは。
他はもう完璧なパーフェクトボゾンです。
個人的に関心したのか
首のデザインの解釈です。
オリジナルのデザインからは少し拡大解釈
された首ですがオーラバトラー独特の
内部組織がひしめきあった感じが
違和感無くリアルです。
さらにプラモ版では再現されていなかった
コックピットハッチも
ロボット魂版は当然開閉します。
マーベルのフィギュアが付属していれば、
さらに良かったんですが
残念ながら付属していません。
と言う事で今回はロボット魂版
オーラバトラーボゾンを
レビュー致しました。
「聖戦士ダンバイン」を見た事が無い人に
とっては特に前半のストーリー部分は???
な点が多々有った事と思います。
でも聖戦士ダンバインは富野監督の
作品の中では、かなり分かり易い部類の
ストーリーだと思うので
まだご覧になられていない方は
見てみては如何でしょうか?
OPは最高にカッコいいです。
さて次回オーラバトラーの
レビュー辺りからは物語後半に
登場する位の物が登場しそうですね~。
既にバストールはレビュー済みですから、
順番的にはレ○○○○ンと
言う事になりそうです。
それでは!!!