ヒロバン チャンネル

プレミアムバンダイのS.Hフィギュアーツ、ロボット魂等の商品レビューを致します。

ロボット魂 オーラバトラー ダーナ・オシー レビュー

f:id:hiroban-ch:20200115235250j:plain善悪の見境も無しに

ドレイクに手を貸す馬鹿な男。


第一話の名台詞ですね。

今回ご紹介するのは

「聖戦士ダンバイン」からロボット魂の

「オーラバトラー ダーナ・オシー」です。

オーラバトラーをレビューするのは

今回で4回目ですね。

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プレミアムバンダイ予約限定商品で

発売が2018年11月、

価格は税込み8100円です。

それでは前半はダーナ・オシーを

話題の中心に添えて聖戦士ダンバインを

少し語っていきましょう。

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ダーナ・オシーはバイストン・ウェルの

アの国ドレイク軍に敵対する

ミの国ギブン家が独自に開発した

オーラバトラーで、早い話が主人公ショウの

所属するギブン側が所有する味方機です。

物語前半では、ショウより先に

バイストン・ウェルに召喚されていた

地上人マーベル・フローズンが

主に搭乗していました。

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ダーナ・オシーはニー・ギブンの協力者

ドルプル・ギロンが主導して

開発されたオーラバトラー。

バイストン・ウェルの鍛冶師ドルプルは

元々、アの国ドレイク軍で

ショットウェポンの下で

オーラバトラーゲドやオーラマシンの

開発に従事していました。

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その後、ギブン側に寝返ったドルプルは

ゲドの設計図を模倣して独自の

オーラバトラーダーナ・オシーを

開発しました。

ですのでダーナ・オシーは

地上人の手を借りず開発された

純バイストン・ウェル機となった初めての

オーラバトラーと言う事になります。

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地上人ショット・ウェポン、

ゼット・ライトが開発したゲドに対して、

ダーナ・オシーはバイストン・ウェル人の

センスが色濃く反映された

デザインとなっている・・・

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と言うのは設定上の解釈で、

ダンバインの製作現場での解釈を私なりに

想像すると、ダーナ・オシーは

メカデザインを担当された宮武一貴氏の

初期の構想の中で宮武ワールド全開で

描かれた得意とする有機デザインの結晶

そのものがダーナ・オシーだったと

思います。

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そのデザインは顔、胴体、両手両足が

付いているので人型は保っているものの、

オリジナリティあふれる奇形デザインで、

人型と言うよりも昆虫型と言う方が

しっくり来る程、独創的です。

決定されたダーナ・オシーのデザインは

まだ大人しくなった方で没デザイン案は

目玉がダラ~ンと飛び出している

もっとグロテスクなデザインでした。

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ダンバインの初期メカデザイナーだった

宮武氏はオーラバトラー3体

(ダンバイン、ドラムロ、ダーナ)

フォウ、ビグシー、オーラシップ二隻、

ショウのバイク他数点しかデザインを

担当しておらず、その後宮武氏が

所属していた「スタジオぬえ」は

超時空世紀オーガスの制作業務と重なった為

ダンバインの仕事を離れます。

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その後のメカデザインを担当したのが

出渕裕氏です。

ビランビー以降のデザインはほとんどが

出渕氏のデザインとなります。

宮武氏はオーラファンタズムの

インタビューで自身がダンバインの

話を聞いた雰囲気から自分のイメージして

描いたオーラバトラーと、

後を引き継いだ出渕氏のオーラバトラーは

違うアプローチの方向に行ってしまったと

少々不本意的な事を語っています。

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もし宮武氏が最後までダンバインの仕事に

携わっていたらどういった独創的な

オーラバトラーが誕生していたのか、

ダンバインと言う作品の評価はまた違った

物になっていたのか考えさせられます。

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ダーナ・オシーは設定上は性能的に

ゲドより上、ドラムロより下と

決して高性能な機体では無かったですが、

主な搭乗者だったマーベルのオーラ力が

比較的強力だった事もあり、性能以上の

戦果を挙げ続けギブン側の貴重な戦力と

なっていきました。

後の後継機であるボゾン、ボチューンの

開発にも大いに役立てられました。

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それではロボット魂版ダーナ・オシーを

語っていきましょう。

ダーナが発売されたのが

2018年11月でロボット魂のオーラバトラーは

既に殆どが発売済みの時期で、残りのTV版

としてはダーナ、バストール、ゲドのみ

と言う段階になっておりました。

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そこに来てのダーナ発売となって製品写真を

見た瞬間、「滅茶苦茶似てる!

これぞダーナ・オシーだ!」と思いました。

既にズワースやビアレス、ライネック、

サーバイン、ズワウス等、複雑極まりない

デザインのオーラバトラーが

発売済みだったのでバンダイ側としては

ダーナ・オシー程度を再現させるなど

チョチョイノチョイ

だったのかもしれませんね。

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とにかくこのロボット魂版ダーナは

アニメ設定そっくりです。

思い返せばアニメ放送当時に発売された

プラモ版1/72ダーナ・オシーも

当時のキットとしては比較的、

特徴を良く捕らえた出来だったので

あまりにも奇形デザインゆえ、

立体に起こしやすかったのかも知れません。

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当時のダーナ・オシーのプラモでの思い出は

取り扱い説明書です。

今のようなインターネット等無い時代。

何事にも情報を手に入れるにはテレビ、

雑誌、ラジオ、新聞、ま~そんなもんです。

アニメの最新情報は

専門誌がほとんどでした。

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ダーナ・オシーのプラモが発売される

直前の頃、ダンバインの最新情報は

ダンバインに変わる主役メカが登場すると

言う情報が出だして、

名前が「ビルバイン」だという事も

情報が流れていました。

私自身もビルバインってどんな凄い

デザインなんだろうと早く

デザインが見たくてワクワクしていました。

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そのビルバインの設定デザインを初めて

目にしたのが

ダーナ・オシーの説明書だったのです。

説明書の最後に新型オーラバトラー

ビルバインの設定デザインが

カラーで載っていたいたのです。

プラモの説明書がどの媒体よりも情報が

新しいなんて今の世の中だと

考えられないと思いませんか?

本当に昔は平和だったんだな~と

感じますね~。

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そのビルバインのデザインを見た時の衝撃も

凄かったですけどね・・・悪い意味で(笑)

私の当時の感想は

「サンタクロースやないか(泣)」

当時、同じ印象を持たれた人は

きっと多かった筈です(笑)

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ビルバインに関する話は来る時が来た時に

お話する事にしまして、

このロボット魂版ダーナの

最大の欠点は腕が非情に取れやすいです。

ちょっとポーズをとらせようと

肩関節を動かそうとすると

両腕がポロポロ肩から外れます。

今回の撮影でも軽く10回以上は

抜けたと思います。

ここだけは本当にウンザリされましたね。

他が最高だった為に非情に惜しいです。

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と言う事で今回は「聖戦士ダンバイン」より

ロボット魂オーラバトラーダーナ・オシーを

レビューさせて頂きました。

放送当時の事を色々と思い返しながら

記事を書かせて頂きましたが

如何だったでしょうか?

オーラバトラーのレビューは

最初のダンバインの記事を出すまでは

あまり受け入れられないかな~と

思っていたんですが、実は見て頂いてる

人気としてはどれも高くて驚いています。

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やはり聖戦士ダンバインてまだまだ

人気があるんだな~と実感しております。

ご覧頂いている皆様、有難うございます。

本当にありがたい限りです。

これからもまだまだ続く

オーラバトラーのレビュー、

楽しみにしていてくださいませ。

それではまた次回ご期待ください。

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