「やめようとしたが、やめられなかった・・・分かってくれ、狂った世の中だ。」
皆様、今回もお越しくださり
ありがとうございます。
このレビューを書く為に映画を
アマゾンプライムでレンタルして
昨日の夜は約20年ぶり位久しぶりに
この映画を観ました。
そんな訳で本編の予習も昨日済ませた
今回ご紹介するのは、
S.H.フィギュアーツ バットマン(1989)です。
私が所有しているフィギュアーツの中で
アメリカンヒーローのジャンルで所有
している物はこのバットマンだけですね。
以前レビューしたスパイダーマンはあくまで
東映特撮ヒーローとして購入しましたので。
では何故このバットマンを
購入したのかと言いますと1989年当時、
凄く話題になって大ヒット映画となり
自分も当時結構映画を観たので
思い出たっぷりだったので
思わず購入してしまった次第です。
現在まで数多く作られたバットマン映画の
第1作として作られた本作は、それまでの
世間が抱いていたバットマン像と言う物を
根底から覆すイメージを
植え付けたのではないでしょうか?
だってそれまでのバットマンの実写作品と
言うとTVシリーズの作品しか
存在していなかった訳ですから。
コレですからね~(笑)↓
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この小太りのダルい体に
お間抜けコスチューム、以前スパイダーマン
のレビューでも語りましたが昔の
海外TVシリーズのアメリカンヒーローって
何故こうもセンス悪かったんでしょうかね。
当然子供だった私もバットマンと言えば
このイメージだったのでバットマンに
興味を示す事は全く無かったです。
ま~それでもこの作品を観た記憶は
あるんですが日本の特撮ヒーローの方が
断然カッコ良かったので正直見下したような
気持ちで観ていたと思います。
そして昔のアメリカンヒーローと言えば
スーパーマンが大ヒットして日本でも
知名度抜群だったので「アメリカンヒーロー
と言えばスーパーマン」と言うイメージが
日本国中に植え付けられていたと思います。
そんなアメリカンヒーローの固定概念を
見事に覆し現在まで数多く作られてきた
アメリカンヒーローの品質の高い作品を
生み出し続けるきっかけを作った作品が
この1989年版の初代「バットマン」
だったと思います。
監督がディム・バートン
バットマン・ブルースウェイン役に
マイケル・キートン
ジョーカー役にジャックニコルソンと
配役も当時かなり話題となりました。
ハリウッドが本気で作り上げた
このバットマンは主人公バットマンの
バットスーツのデザインをとことん
こだわって一目見てバットマンであると言う
アイデンティティは残しつつ、
スーツと人間が一体化しているかのような
生物感を感じさせるデザインと
スーツの素材感を感じます。
バットマンの舞台となる世界、
ゴッサムシティの世界観を完璧なまでに
作り出し重厚で納得感のある映像を
作り上げました。
1989年当時、映画の世界は既にCGを
どんどん採用してきている流れは有ったと
思いますが、まだまだ現在ほどの積極的な
採用とまではいかずに私の感覚としては
90年代初頭辺りからCG映像は一気に
開花した記憶がありますね。
一気にCGの映像の凄さを世界中に知らしめた
映画としては多分「ターミネーター2」
だったのではないでしょうか?
そして「ジュラシック・パーク」で
度肝を抜かれたと言う流れだったと
記憶しております。
バットマンは「T2」の2年前の作品なのでCGが
積極採用される寸前の時期で私も昨日
バットマンを改めて観てゴッサムシティの
世界感をどう再現しているのか
興味がありましたが多分、一部GC、あとは
アニメーションとミニチュアとセットで
再現されていたように感じましたね。
そしてバットモービルやバットウィング等の
バットマシン、バットマンのさまざまな
武器に至るまでこだわりまくった世界観。
バットマンは生身の人間。
バットスーツに身を包み、さまざまな
先進武器を使って超人のように戦いますが、
しょせんはただの人間。
高い所から飛び降りたら衝撃で一瞬
気を失ったりします。
そういった無敵のスーパーヒーローでは無い
人間臭さがリアルに描かれている点も
バットマンの魅力でしょう。
本作バットマンのもう一人の主役
とも言えるジョーカーの存在。
元は犯罪組織の幹部ジャックで
ブルースウェインが少年の頃、
ブルースの目の前で両親を殺害した人物。
バットマンと格闘中に化学薬品のタンクに
転落して全身の皮膚が真っ白な体になり、
全身の神経が麻痺して口が裂け、
顔面が笑顔の状態で固定されてしまいます。
さらに精神に異常が生じて、これまで以上の
常識外れの無法者になってしまい、
何を仕出かすか分からない
ヤバい奴になってしまいました。
そんな彼は生まれ変わった自分を
ジャックからジョーカーと名前を変え、
ギャング団を結成して
ゴッサム中で悪さの限りをし尽くします。
ジョーカーとバットマンの宿命の対決が
本編の見所ですね。
この1989年版バットマン以降、リターンズ、
フォーエバー、バットマン&ロビン、
ビギンズ、ダークナイト、
ダークナイトライジングと
新作が生み出される度にバットマンの
デザインもどんどん進化と言うかイメチェン
をしていきますが、1989年初代バットマンの
スーツデザインが個人的には一番バットマン
らしくヒーロー性を感じますね。
ポイントは胸とベルトのイエローの
カラーリングとシンプルながら生物的な
マスクデザインです。
それにしても初代バットマンが作られて、
既に30年以上が経過したんですね~。
作品を昨日久しぶりに観た印象としては
近頃のようなバリバリGCを使った映像では
無いものの手作りならではの見事な
迫力映像が存分に味わえます。
何と言っても実際に疾走するバットモービル
を使った映像は圧巻モノです。
30年以上も経過した作品とは思えません。
よろしければバットマン1989を
ご覧になってみてください。
それではそろそろ、S.H.フィギュアーツ版
バットマン(1989)を見て行きましょう。
魂ウェブ商店 予約限定商品
発売発送日は2020年9月24日
価格は税込み7480円です。
このアーツ、
何よりも先に言いたい事があります。
箱から本体を取り出してまず思った事。
マントに関する何とも言えない違和感です。
恐らくこの商品を購入された人全てが
感じる感覚だろうと思います。
上2枚の写真・・・
箱からブリスターを取り出すとこんな感じで
本体が収まっていたのですが、
マントの存在感が半端無いんですよね。
ハッキリ言ってバットマン本体とマントの
スケール感が違いすぎると思います。
本体に対してマントの厚みが分厚すぎます。
恐らくビニールレザーの素材だと思いますが
もう少し柔らかくて薄い生地の方が
絶対に違和感が無かったと思います。
さらに言うと、この分厚いマントが災いして
マントに表情が付け難いのです。
真骨彫ウィザードのように布に針金でも
仕込まれていればマントを肩より後ろに
なびかせてポーズを目立たせる事が
出来るんですが、針金が仕込まれていない為
に、マントの形を固定出来ません。
なので今回の撮影では分厚いマントを
無理やり後ろに束ねて、束ねたマントを
クリップで止めたりして
ポーズを目立たせるように工夫しました。
ホントこのマントだけは完全に
素材選びのミスだと思います。
但しこの分厚いマント、羽を広げた時には
逆にメリットの方が顔を出したりします。
生地が分厚いと言う事はシワが入りにくく
しっかりと張る事が出来ると言う事です。
なのでマントを広げて飛行状態にした時は
しっかりとマントが固定されます。
あとは気になった点としては、
首が回らないと言う事です。
デザイン上これはどうしようも無い所かも
しれませんし、本編でも大きく首を曲げる
ようなカットは無かったと思います。
ただ今回、マスクが2パターン
付属してるんですが・・・
上の2枚の写真の上は目線が正面で
口が閉じた状態。
下の写真は目線が右を向いていて
口が僅かに開いた状態。
こんな微妙な差を付けるなら首も少し右に
向かせてほしかったと個人的には思います。
それにしても見事だと思うのは顔の
素顔の部分、口元の形や、ほうれい線の深さ
が見事にマイケルキートンの顔に
なっている点ですね。
上の写真なんかはまさしく
マイケルキートンの顔ですよね。
いや~コレはお見事です。
気になる点としては、
圧倒的にマントの違和感で
あとはもう見事にバットマンです。
本体の出来は非常に良好で武器も
ガントレット、バットラング、手裏剣、
グラップネル・ガン と劇中で使われた
全ての武器が付属しています。
とにかくマントが許せると言う方にとっては
決定版とも言うべき1989年バットマンです。
今回バットマンの撮影に際して、
ライティングを
基本逆光を強めにして撮影しました。
やっぱバットマンは逆光ですよね。
カメラの話で言うと10月23日に
新しいカメラを買ってしまいました。
これまでブログ内の写真は全てソニーの
α6500と言うミラーレス一眼を
使っているんですが、この度同じソニーの
α7Cと言うミラーレス一眼を買いました。
本体20万、レンズやもろもろで
26万もかかってしまった・・・。
カメラの世界では40万50万のカメラも
ザラにあるので20万なんてまだ安い部類
なんですけどね・・・
あ~恐ろしい世界じゃ。
それではまた!!!