「グラドスから来た、僕の名はエイジ、地球は狙われている!」
皆様、ようこそお越しくださいました。
今回ご紹介するアイテムは
このブログ内で紹介するのは
初のブランドアイテムとなります。
魂SPECとHI-METAL Rと言う
プレバン2大ブランドがドッキングした
「魂SPEC × HI-METAL R」の
[蒼き流星SPTレイズナー]から
ニューレイズナーです。
まずはレイズナーの商品レビューの前に
[蒼き流星SPTレイズナー]と言う作品を
語らなければいけないでしょう。
[蒼き流星SPTレイズナー]は
1985年10月3日から1986年6月26日まで
全38話が作られ放送された
日本サンライズ(現サンライズ)作品です。
サンライズと言えば機動戦士ガンダムに
代表されるリアルロボットアニメが
有名ですが1980年台前半から
後半にかけて、多くのリアルロボットアニメ
が作られました。
作られたリアルロボットアニメを紐解くと
主に2人の巨匠監督に大別する事が出来ます。
(バイファム、ドラグナーの神田監督、
ゴーグの安彦監督等もおられますが)
ガンダム・イデオン・ザブングル・
ダンバイン・エルガイムを
作られた富野由悠季監督。
ダグラム・ボトムズ・ガリアン・レイズナー
を作られた高橋良輔監督。
高橋監督の作品は富野監督の作品と比べると
印象としては地味と言うか
現実的でリアルな作風な気がします。
富野作品が太陽なら
高橋作品は月のような・・・違うかな?
とにかく高橋作品て地味でリアルな印象で
ハマる人には本当にハマる。
ボトムズなんかはその象徴的な作品で
設定や演出、メカに至るまでとにかく
リアル志向な作品で娯楽的に奇をてらう所が
無いので広く受けいれられる作品では
無いですが好きな人は深く好きですね。
ボトムズのAT同士の格闘シーンなんかは
ローラーダッシュやアームパンチ等の
機関音しか聞こえない無言の戦闘が
本当にリアルで現実的で
カッコ良いんですよね。
富野作品は戦闘中に敵同士会話を
し過ぎるんですよね、吹き出し出まくりで。
そんな高橋監督の[蒼き流星SPTレイズナー]
もリアルな設定、魅力的なメカデザイン、
次もどんどん見たくなる連続ドラマ性と、
コアで間口が狭めの印象のある高橋作品の
中では恐らく一番とっつき易い
作品なのではないでしょうか。
私もこのレイズナーと言う作品は
リアルタイムで観ていて凄く好きになって
録画やDVDでも、もう何回も観ました。
上に連ねたサンライズ作品の中でも
トップクラスに好きな作品です。
いや普通に1番好きかも。
好きな要素は色々あるのですが、
まずは主人公エイジの魅力です。
「アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ」
本作の主人公ですね。
彼は地球人の父と地球を侵略しようとする
グラドス人の母との混血児でグラドスで
生まれ育ちグラドス軍で教育を受けながら
地球に憧れを抱き、地球を愛する
芯の通った心優しい少年です。
ガンダムのアムロに爪のアカでも
舐めさせたい程の
志し高く良く出来た主人公です。
そして次の魅力的な要素は主人公メカ、
レイズナーの存在です。
SPT(Super Powered Tracer)
スーパーパワードトレーサーの略ですが
このSPTレイズナーがそれまでの
ロボットアニメには無い魅力が詰まっており
作品でも魅力全開で描かれていました。
まずはレイズナーに搭載された
メインコンピュータOS[レイ]の存在。
エイジを始めSPT搭乗者は対話式
コンピュータと対話しながら
SPTを動かし色々な情報を得ますよね。
「インフォメーションメッセージ・・・・」
「アラームメッセージ・・・・・」
「レイ!V-MAX発動!」「レディ」
とエイジが話すと答えてくれますね。
レイズナーと対話するのでは無くて、
あくまでレイズナーに搭載されている
コンピュータと対話すると言う点が凄く
リアルで声優の原えりこさんのレイの
コンピュータボイスが
心癒される反面、哀愁を感じておりました。
そして何と言っても[V-MAX]ですよね。
レイズナーの隠された能力「V-MAX」
一度発動するとレイズナーは蒼い光に包まれ
眼が赤く光りスピードもパワーも何倍にも
膨れ上がり危機を回避出来る。
「V-MAX」は当初、主人公エイジも
知らされていなかった機能で
レイズナーのレイとは別の裏のコンピュータ
「フォロン」が管理していて、
エイジの操縦に関係なく、レイズナーに
回避出来ないような危機が迫った時、
メインコンピュータがレイからフォロンへと
勝手に切り替わりフォロン自らの意思で
V-MAXを発動していました。
何故そこまでしてレイズナーを
守らなければいけないのか・・・
レイズナーには重大な秘密が
隠されているからなんですね~。
物語の根幹に関わる非常に重要な秘密が。
V-MAXを発動した後のレイズナーの
変貌っぷりは半端無く搭乗者にかかる負担が
絶大過ぎてエイジはV-MAX発動中は
当初気を失っていましたね。
第15話「蒼き流星となって」では
エイジの先輩、ゲイルとの戦いで先輩とは
戦えないエイジの心が災いしてレイズナーは
ゲイルの乗るグライムカイザルに
撃たれそうになりますが、V-MAXが勝手に
発動してしまい、エイジが気絶中に
レイズナーはゲイルを死に追いやります。
この第15話はレイズナーファンの
人達の中では恐らく1位2位を争う
人気の回ではないでしょうかね。
さらにレイズナーの作品の魅力としては、
どんどん次が観たくなる話の展開が
実に上手いと思います。
レイズナーと言う作品は大きく2部構成で
大別出来ますが
特に前半1部の展開は面白いですね。
舞台は放送当時からしたら非常に近い
近未来1996年の国連火星基地が最初の舞台で
火星体験学校の生徒達16人が火星基地に
到着した所から物語は始まります。
しかし物語が始まった途端に事件が起こり、
地球侵略を目論んでいるグラドス軍のSPTと
グラドス軍を抜け出し地球に危機を知らせ
グラドスの地球攻撃を食い止めようとする
エイジの乗るレイズナーが火星基地の側で
戦闘を始めたのです。
火星基地のスタッフの大半は戦闘に
巻き込まれ亡くなり
体験学校の生徒も大半が亡くなり、
生き残ったのは体験学校の生徒5人と
引率のエリザベス、そして基地スタッフ
数名だけとなってしまいました。
基地の地下室に避難した生存者はあまりにも
突然の出来事と現実に絶望していました。
そこへレイズナーから降りてきた
一人の若者が地下室に入ってきます。
若者はこう言います。
「撃つな!・・・撃つな、
グラドスから来た、僕の名はエイジ、
地球は狙われている!!!」
もう第1話からどうなるのかハラハラの
展開が続いていくので連続で観ていても
全然疲れないんですよね。
どんどん先が観たくなる中毒性があるし、
物語の視点が基本的には体験学校の生徒達の
視点で展開していくので高橋監督の作品の
中では比較的、話的にはわかり易い方だと
思いますね。
レイズナーはまだまだ語らなければ、
語りたい所は沢山あるのですが、
レイズナーアイテムはまだ
今後に紹介する予定があるので、
また次回に取っておきましょうかね。
今回もチラチラ映っているキンキラキンの
アレをレビューする時にまた続きを
書きたいと思います。
さてそれでは今回の主役アイテムの
レビューをしていきましょうか。
改めて今回レビューするのは
魂SPEC HI-METAL R ニューレイズナーです。
あ~しまった、ニューレイズナーの
説明がまだでしたね。
ニューレイズナーは第37話でレイズナーが
ル・カインの駆るザカールに破れ、
大破したレイズナーに変わり、
レイズナーの戦闘データをコピー強化して
新たに設計された地球製のSPTで
メインコンピュータOSのレイ(フォロン)も
そのまま載せ変えられている。
と言う事でニューレイズナーが
登場するのって実質最終回38話のみと言う
事になるんですよね。
NEWレイズナーって旧レイズナーと
基本的なデザインは継承しているので
部分的にしかデザインの違いが無いので
よ~く比較しないと区別が付かないですね。
ただレイズナーって最終回間際に
制作側の前代未聞のドタバタ劇が有り
相当滅茶苦茶な事になっているので
ま~その辺の事はザカールの時に
書かせて頂きましょう。
そんな訳で一応ニューレイズナーの説明は
出来たと思いますが、何故通常レイズナー
では無くてニューレイズナーを1発目に
レビューするのかと言いますと
実は2007年2月と今から10年以上も前に
魂SPECのレイズナーが発売されたんですね。
その後、2015年に魂SPEC レイズナーV-MAX
パーツセットと言う物が発売されています。
この頃は私、プレバンアイテムには全く
目覚めていなかったので
買わなかったんですよね。
なので今回のNEWレイズナーが
初のご紹介となった訳ですね。
「魂SPEC × HI-METAL R ニューレイズナー」
プレミアムバンダイ 魂ウェブ商店
予約限定商品
発売は2020年9月17日発送開始
価格は税込み14300円です。
魂SPEC ニューレイズナーとしては今回で
3回目のリニューアルとなるのですが、
ブランド名にHI-METAL R が
追加されましたが何がこれまでと違うのか?
バンダイの説明としては
「かつて発売された魂SPEC レイズナーを
2020年にふさわしいクオリティで
リニューアルした」と書いてあります。
全身のほとんどの関節内部にPOM素材と言う
物が使われているらしくHI-METAL Rと同等の
高い保持力と耐久力を会得しています。
装甲パーツはボディに固定する方式に
変わっていて可動アクション最優先の
商品となったようですね。
外観面でも改良見直しがされていて
顔面パーツもよりレイズナーらしく
改良されています。
なるほど確かに過去の 魂SPECと比較すると
顔がよりレイズナーらしくなっていますね。
箱はこんな感じで商品が入っている箱とは
別にレイズナーとザカールの絵柄が入った
スリーブが付属していて2体分がスッポリ
収まるようになっています。
ザカールも買えばスリーブにピッタリ収まる
と言う心くすぐる仕様となっていますが、
お判りだと思いますが私は既にザカールも
買って到着しておりますので、まんまと
バンダイさんの戦略に
はめられたと言う事です(笑)
箱から出すと一通りの中身はこんな感じで
レイズナー本体とレーザードライフルや
交換手首等が付属していますが、
一際眼を引くのがレイズナーを支えている
ディスプレイスタンドです。
コレ劇中音声が流れるようになっており
オープニング
「メロスのように-LONELY WAY-」
V-MAX発動時にかかるBGM
「迫り来るものへ」の2曲を収録
そしてレイ役の原えりこさんが新規に
収録した「レイのメッセージボイス」
が3パターン入っています。
●「インフォメーションメッセージ」
●「アラームメッセージ」
●「エスピーティーイッキ、
レンジスリーニカクニン
レンジツーニセッキン、
レンジワンニシンニュウ」
さらに戦闘効果音も数パターン入っていて
BGM、ボイス、効果音が別チャンネルの為に
音を組み合わせて劇中のような音を
再現させる事が出来ますね。
これはかなりファン心をくすぐります。
本体ギミックとしては当然、
頭部コックピットキャノピーが開閉して
エイジを眺める事が出来ます。
改修されたと言う顔面は・・・確かに
設定資料と言うよりは劇中に非常に近い
感じで、確かにレイズナー顔していますね。
うん、良い顔です。
さらにギミックとしてはV-MAX発動終了時の
本体冷却パネルが全身展開しますね。
もはやこの辺りのギミックはこのご時勢では
当たり前かもしれませんね。
過去の魂SPECレイズナーから装甲パーツは
本体固定される仕様に変更と書いてましたが
足の装甲パーツだけは取り外せます。
内部フレームはダイキャスト製なので
全長15センチ程度の
本体の割には結構ズシリと重いですね。
さすが可動重視の仕様変更がされていると
言うだけあって各関節は可動範囲が広くて
レーザードライフルを構える
ポーズも自然に決まります。
各関節の保持力を強化したと
うたっているだけの事は有りズッシリと
重たい本体にも関わらず各部の関節保持力は
相当高くて決めたポーズを
しっかりと支えます。
プロポーションも頭でっかちなレイズナーの
特徴的なプロポーションをしっかり
再現していて良いですね。
大河原先生の描いた設定画のレイズナーは
もっと頭でっかちなんですが・・・
劇中イメージとの丁度良い落とし所としては
今回位のプロポーションが一番しっくり来る
と個人的には思います。
劇中でも第1話とかは設定画のイメージで
顔も大きく描かれてはいるんですが、回が
進むにつれてリファインされて行きました。
さて全体としては良い出来だった
このレイズナーですが
残念ポイントも明確に有ります。
上2枚の写真を見ていただくと判りますが
巨大なビスが背後にしっかり確認出来ます。
場所としては両肩背面、大腿部付け根背面、
お尻中央に1本、背中上部左右です。
これはちょっと詰めが甘いと
言わざるを得ないですね。
あとは各ディテールの微妙な甘さ。
最新のこういったアイテムと比較すると
基本設計が10年以上前と言う事で、
どうしてもパーツの甘さを感じます。
まだレビューはしていませんが2020年に
購入したHI-METAL Rのエルガイムと
どうしても比較してしまいますが
やはり最新設計のHI-METAL Rと
ベースが2007年発売の後付けHI-METAL R
とではやはり違いを感じます。
と言う事でお送りして参りました
今回のレビューは如何だったでしょうか?
魂SPEC × HI-METAL R ニューレイズナー、
個人的には総合的には気に入りました。
レイズナーの立体物には思い入れが
有ったので発表されるやいなや予約
いれたんですが、概ね満足ではありますね。
ただ初めて開封した印象は「小さ!」
と思いました。
HI-METAL Rエルガイムはもっと
大きかったので落差を感じましたね。
これで14300円はちょっと高いなと
正直感じましたね。
さてザカールもそのうちレビューしますが、
他にもう1点、レビューしようと思っている
過去に組んだレイズナー関連物が
出てきたので
レビューしようと思っています。
ホントは今回の更新中でオマケ程度に
載せようかと思っていたんですが、
いや勿体無いと思い直し
別レビューする事にしました。
こっちは近いうちにレビューしたいと
思っております。
それでは!!!