「燃える紅」
「名付けて、太鼓祭りで決めて行こうぜ!」
いつもご覧頂き有難うございます!
先週末更新が間に合わずスミマセン。
今回ご紹介するアイテムは
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダー響鬼 紅[くれない]です。
2020年のこのタイミングで響鬼アイテムを
ご紹介したかったのはいくつかの理由が
あるのですが、一番のきっかけはやはり、
先日お亡くなりになりなられた芦名星さんを
偲んでの気持ちが大きかったです。
「仮面ライダー響鬼」で敵の童子と姫の
姫役を演じられていた芦名星さん。
童子と姫は魔化魍と共に全国各地に
出没する二人組みの妖怪で
魔化魍の餌である人間を襲う。
各地に現れる童子と姫はそれぞれ性格が
異なり怪人態となる怪童子と妖姫は攻撃方法
もそれぞれ異なり響鬼ら鬼達を苦しめた。
妖怪である童子と姫ですが、
なかなかお茶目な奴らで
今回ご紹介している響鬼紅の登場エピソード
である第23の巻「鍛える夏」
第24話「燃える紅」に登場する
童子と姫は特にお茶目さが際立っていて
なかなか憎めない敵キャラでした。
童子と姫、村田さんと芦名さんで声が
逆転してる点も
ユニークなキャラクターでしたね。
全国各地に出没する童子と姫ですが
演じられたのが童子に村田充さん。
そして姫を演じられたのが
芦名星さんでした。
全ての童子と姫をお二人が演じられていた
訳で、それぞれに性格が異なる童子と姫を
演じ変えるのってなかなか大変
だったんじゃないかな~と改めて思います。
お 恥ずかしながら私、最近はめっきり
地上波ドラマや邦画を殆ど見なくなったので
最近の芦名星さんのご活躍を作品を通して
観る事が全然無かったのですが、それでも
ネットからの情報等から芦名星さんの
最近のご活躍は感じてはおりました。
それが突然の訃報・・・
「仮面ライダー響鬼」と言う作品が
大好きだった私にとっては 、
あまりにも辛く悲しい事でした。
響鬼も今年で15周年。
当時演じられた役者さん達もそれぞれに
随分と響鬼の頃とは生活や環境が
変わっておられるでしょう。
しかし神戸みゆきさんの時もそうでしたが
作品の中であれほど輝いて生き生きと
演じられた方が若くして亡くなられ、
もうこの世におられないと思うと、
ただの1ファンながら心えぐられる程、
辛く悲しいです。
芦名星さん、仮面ライダー響鬼の姫を
演じてくださって、
我々ファンを楽しませてくださって、
本当にありがとうございました。
あなたの演じられた姫は
私は一生忘れないキャラクターです。
「芦名星さん、どうか安らかに。」
仮面ライダー響鬼紅。
登場エピソードは上でも書いた通り
第23の巻「鍛える夏」、
第24の巻「燃える紅」です。
夏限定に出没する強力な魔化魍と戦う為に
毎年鍛え直す響鬼さんですが、
今年は新人鬼の轟鬼を道連れに
太鼓の修行を開始します。
しかし弦で敵と戦う轟鬼は太鼓に身が入らず
響鬼には怒られっぱなし。
そんな中茨城県旭村の農村に童子と姫が出現
響鬼と轟鬼は退治に向かいますが
夏の魔化魍は弦の武器が利かないので
使うなと響鬼に忠告を受けていた
轟鬼でしたが現れた魔化魍の
ドロタボウに轟鬼は弦で攻撃してしまい
ドロタボウを増殖させてしまいます。
響鬼もまだ修行が未完成で
紅になりきれません。
一旦戦線離脱した響鬼と轟鬼。
失敗した事で落ち込む轟鬼。
轟鬼は心を入れ替え、音激棒と真剣に
向き合い、太鼓で戦う事を誓います。
響鬼も修行が完了して
紅になる為の準備は完了です。
威吹鬼も合流して、響鬼・威吹鬼・轟鬼
の3人は気合十分、
ドロタボウ退治に向かいます。
「名付けて、太鼓祭りで決めて行こうぜ!」
3人の鬼は音激棒で大量増殖したドロタボウ
を次々と退治する中、響鬼は気合を集中し、
遂に「響鬼紅」に姿を変えます。
その姿は形こそ響鬼のままですが
全身が真っ赤に変化。
紅に変化した響鬼は大量増殖した
ドロタボウを一瞬で粉砕しました。
響鬼紅は響鬼の中間パワーアップに位置する
フォームですが紅が凄いのは
パワーアップする為のアイテムも無ければ
道具も使いません。
あくまで己を鍛える鍛錬と気合だけで
強化するのがとにかく凄いです。
他の平成・令和ライダーでそんなライダー
他には存在しません。
鍛えると言うのは「仮面ライダー響鬼」
と言う作品の中でも重要な要素の1つ
なので響鬼らしい強化形態と言えます。
それでは今回のメインアイテム、
真骨彫製法「仮面ライダー響鬼 紅」を
レビューしていきましょう。
プレミアムバンダイ魂ウェブ商店
予約限定商品、発売発送が2020年7月
価格は税込み7150円です。
ベースは当然、真骨彫製法第2弾の
仮面ライダー響鬼ですから、
良くも悪くも形は踏襲しています。
デザインはそれこそ通常の響鬼と全く
変化の無い紅ですから商品が到着して
開封した時の喜びは無かったです。
ヒロバンチャンネルを開設して間もない
2019年5月に真骨彫製法の響鬼をレビュー
していますが改めて同じ造型の響鬼紅を
眺めてみると、相変わらず真骨彫響鬼の
造形美が際立ってると感じます。
響鬼デザインは他の平成令和ライダーの
多くが採用している強化スーツを装着
しているデザインとは一線を画していて
鍛えた肉体が変化したような
デザインモチーフだと個人的に感じて
いますが筋肉造型を模した各部アーマーの
造型が高次元で再現されていて真骨彫製法
第2弾が既にこのレベルか!
と唸らせられるモノがあります。
個人的に残念と思う点は以前の響鬼の
レビュー同様、全体的に少し細い、
特に腰が細いですかね。
特に最近の真骨彫製法や通常アーツにしても
どんどんリアルな体型を再現する方向に
変わってきていますので真骨彫前半の製品と
最近の製品とでは製品コンセプトも
微妙に変わってきてる感じがします。
しかしそれでも真骨彫響鬼は、
とにかくカッコいいです。
紅特有の追加装備としては鬼爪の付いた
ハンドパーツが付いていて、
これは紅専用の手首です。
真骨彫製法の響鬼が発売して6年も
経過しての今回の紅ですから正直な所、
物足りないと感じる点も有りますが、
それでも元々完成度の高い響鬼ですから
紅発売は概ね大満足です。
今回のレビューの為に紅登場エピソードと
+アルファの映像を見返して観ましたが、
やはり響鬼は凄く面白いですね。
芦名星さんの事も有り、
また仮面ライダー響鬼と言う
作品の見方が自分の中で変わりました。
近いうちに、1話からまた
じっくり観てみようと思います。
それではまた!!!