「俺が家族を守る!」
「五十嵐家をナメんじゃねー!」
皆様、ようこそお越し下さいました。
2022年現在放送中の令和最新仮面ライダー
「仮面ライダーリバイス」のアーツが
遂に登場しましたので、今回はそいつを
レビューしてみたいと思います。
今回レビューするのはS.H.フィギュアーツ
「仮面ライダーリバイ」
「仮面ライダーバイス」
それぞれ基本フォームとなる
レックスゲノムです。
いや~今回、悩んだんですよね~。
リバイとバイスを一緒にレビューするか
別々にレビューするかを。
本来は別々の製品なので
別でレビューするのがセオリーですし、
実際他のレビューアーさん達も
別でレビューをあげられているのが
殆どなんですが私は今回、リバイとバイス
一緒にレビューする事にしました。
理由は主に2つ。
やはり番組のテーマ
一人で二人の仮面ライダー
「仮面ライダーリバイス」
としてレビューしたかった点と、
もう1点は現実的な問題でして
最近レビュー更新頻度が
減ってしまっているので
勿体ぶって1点1点別で
レビューしていられないと言う点。
そういう意味では
今回のレビューは豪華版です。
さてそれでは今回も始めていきましょう!
やはり「仮面ライダーリバイス」の
アーツ初レビューですから作品にも
触れておきたい所です。
「仮面ライダーリバイス」は
令和仮面ライダー第3弾として
平成仮面ライダーから数えたら
第23弾の仮面ライダーとして
2021年9月5日より
放送が開始された作品です。
仮面ライダー生誕50周年記念作品であり
令和仮面ライダー第3弾作品です。
前作の仮面ライダーセイバーが
本の中の異世界が闘いの舞台と言う
ファンタジー色の強い作品だったのに対して
今回のリバイスの戦いの舞台は
あくまで現実の世界、さらに主人公は
家族で銭湯を経営していると言う
現実も現実、銭湯と言う現在からしたら
むしろノスタルジーな所を
ついてきた舞台設定です。
そして今回のリバイスの一番の特徴は
「一人で二人の仮面ライダー」
と言う所です。
「一人で二人ってどう言う事???」
て感じですね。
仮面ライダーWなんかは
二人で一人の仮面ライダーでしたが
リバイスはその逆と言う事ですよね。
主人公:五十嵐一輝が変身すると
二人の仮面ライダーが誕生するって事で、
確かに一人で二人の仮面ライダーです。
一人は一輝が変身した仮面ライダーリバイ、
もう一人は一輝の心の中に住む
悪魔が変身した仮面ライダーバイス、
二人合わせて仮面ライダーリバイスです。
う~ん、確かに昭和、平成、令和と
数ある仮面ライダー作品の中でも
二人のライダーが主人公のパターンは
これまで無かったですね。
東映さんもホント、色んな事を考えるな〜
と思いますが作品を観ていると
過去のライダー作品の要素を色々と
取り入れているな~と
感じる点も有ったりします。
いきなり第1話の冒頭で
古代遺跡シーンから始まる辺り
仮面ライダークウガの始まり方を
連想しましたし、
悪魔との契約するなんて要素は
仮面ライダー龍騎の
モンスターとの契約を思い出します。
リバイとバイスとの相棒、
バディスタイルは過去では
仮面ライダーWの翔太郎とフィリップ、
仮面ライダーオーズの映司とアンク、
仮面ライダービルドの戦兎と万丈、
仮面ライダー電王の良太郎とモモタロス
も当てはまるかな、
ひょっとすると
仮面ライダークウガの五代と一条も
ある意味、相棒、バディ関係だったと
言えるかもしれませんね。
相棒、バディ作品と言うのは
感動を誘いやすいので人気作品になりやすく
個人的にも好きなパターンですね。
悪魔バイスが他人には一切見えずに
一輝に話しかけている感じは
仮面ライダー作品ではないですが
「デス・ノート」を連想しました。
一番デジャブを感じたのは
第2話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」で
仮面ライダーに変身すると
実体化するバイスは人間を襲おうとしたり
一輝に反する行動をとる事に一輝は怒り、
二度と仮面ライダーにならないと決めます。
そんな時、敵デッドマンが襲ってきますが
一輝は変身せず生身で立ち向かいます。
しかし生身の体でデッドマンに
勝てる筈もなく一輝は一方的に
ボコボコにやられます。
悪魔バイスは一輝に「俺を使え!」
と叫びますが一輝は応じず
「お前を道連れに死ぬまでこのまま戦い続ける!」
と、やられ続けている一輝にバイスは
「もう人は襲わない、世界の為に戦う、これからは一輝の言う事を聞く!」
と一輝にひざまづきました。
一輝はバイスを許して無事
仮面ライダーリバイスになって
デッドマンをやっつけました。
この第2話を視聴中に何とも言えない
デジャブ感が襲ってきました。
コレ、全く同じ感じを過去に観たぞ!
思い出したのが
「仮面ライダー電王」の
第4話「鬼は外!僕はマジ」
とタイトルも何となく
リバイスの第2話
「悪魔はあくまで悪いやつ!?」と
訴えたい事が似てるように感じます。
4話劇中で良太郎に憑依したモモタロスが
人の金を取ったり他人に迷惑を
かけた事に対して良太郎が怒って二度と
一緒に戦わないとモモタロスに告げます。
そんな時イマジンが良太郎を襲いますが
良太郎はプラットフォームには
変身しますがイマジンにやられ続けます。
モモタロスは
「バカヤロー、死んじまうぞ!俺を呼べよ!!!」
と叫びますが良太郎は聞く耳を持たず、
イマジンにやられ続けます。
しびれを切らしたモモタロスは
「分ったっ!、もう泥棒の味方したり、金の要求とかしねぇ、だから俺を呼べ!良太郎ー!!!」
良太郎はモモタロスに
「ごめんなさいは」と、さとします。
モモタロスは恥を忍んで
「ごめんなさーい!!!!」
と叫び、良太郎はモモタロスを許して
無事電王ソードフォームに変身した
と言う回が有ったんですよ。
知ってる人は知ってますよね。
展開が全く同じだったので思わず
心で突っ込みましたが
やはり悪魔だのイマジンだの異生物と
バディを組んでいく中でこういった
エピソードは絶対に必要なんでしょうね。
ただ「仮面ライダーリバイス」
と言う作品で意外な程に
過去のライダー作品で
取り上げられてこなかった要素として
「家族」と言うキーワードがありますね。
この有りそうで無かった要素「家族」
多分無いですよね過去のライダー作品を
振り返っても。
やはり仮面ライダーは孤独な戦士という
基本概念が根底にあるからなんでしょうか。
何でも有りの平成令和ライダーからは
あまり孤独の戦士なんてライダーは
いなかったと思いますが
ファミリーをテーマにしたライダーも
居なかったと思います。
あと意外な舞台設定だったのが
「銭湯」ですね。
「え!?、令和のこの時代に銭湯か」
と正直思いました。
このレビュー記事を観て頂いている中で
銭湯に行かれた経験のある人って
どの位おられるでしょうか?
恐らくほとんどの人は
経験が無いのではないでしょうかね。
最近はどちらかと言えば
スーパー銭湯の方が流行りですから
イベント気分でスーパー銭湯に行く事は
有るかも知れないですが。
しかし私、銭湯には少々うるさいんですよ。
私、9歳から19歳頃まで約10年間
銭湯通いをしていたんですよ。
9歳から21歳まで風呂無しの4軒長屋の
狭小住宅に住んでいて銭湯通いは
イベントでも何でもなく日常でした。
だからホント青春時代ですよね、
青春時代の多感な時期に銭湯通いをして
結構な貧乏生活を送っていました。
今思い返せば良い思い出でしたけど当時は
銭湯へ行くのが面倒臭くて仕方が
無かったんですが、行ったら行ったで
毎日同じ顔触れのおっさんが居て
良く話しかけられました。
週に1回はオロナミンCかフルーツ牛乳を
買って飲むのが楽しみでささやかな
良い思い出となって残っています。
私が19歳位の頃に親が無理やり長屋の裏に
外付けユニットバスを購入して設置したので
銭湯には行かなくなりましたが、
その後21歳の時にその長屋が火事になり
引っ越しする事になりました。
当時、私が銭湯に通っていた
昭和54年から平成元年辺りの頃って
まだ私の住んでいた所には
銭湯は比較的点在していて
歩いて行ける距離に2件有りましたよ。
通っていた2件中1件はまだ現在も
銭湯を続けていらっしゃいますよ。
昭和後半辺りまでは銭湯は全然
珍しくは無かったですが
最近は本当に見なくなりましたね。
そんな銭湯を経営する五十嵐家が
舞台って事で何となく親近感を感じて
仮面ライダーリバイスを観ております。
最近はちょっと話数を
追いかけられていないんですけどね。
さてそれでは後半に参りましょうか。
2体のフィギュアーツを紹介していきますよ!
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーリバイス
●[仮面ライダーリバイ レックスゲノム]
税込み:3850円(初回生産価格)
●[仮面ライダーバイス レックスゲノム]
税込み:4950円
2022年2月26日 一般店頭販売
今年も主人公ライダーの基本フォームが
発売され、仮面ライダーリバイスの
アーツ展開が開始されました。
例年の第一弾アーツと明確に違うのは
主人公ライダーが今回は2体居る為に
2体同時販売された点ですね。
パッケージはリバイとバイス、
お互いが対になっているように
デザインされておりリバイが青とピンク、
バイスがピンクと黒を基調とした
それぞれのボディカラーをイメージした
パッケージカラーとなっています。
↑箱からお互い中身を取り出すと
ブリスターはこんな感じです。
リバイは価格が安い分セット品は
交換用手首が4種類だけとシンプルです。
バイスは交換用手首4種類と
オーインバスター50(ガンモード)
オーインバスター50(アックスモード)
メガトロンバイスタンプ
が付属していますね。
それではリバイとバイス、
1体づつ見ていきましょう。
まずは仮面ライダーリバイから。
これから展開されるリバイスアーツの
基本素体となるアーツですが
年々進化しているライダーアーツに
毎回驚かされますが今回のリバイも
進化を感じられる見事な完成度です。
今回のリバイの大きな特徴としては
一つはやはりカラーリングでしょう。
これまでの固定概念では
女性キャラアクターを連想させる
ピンクとエメラルドブルーの
柔らかい印象のカラーリングを
あえて採用してきた点。
アーツ版も特徴的なカラーリングは
しっかり再現されており
見た所ピンク部分はパールが吹かれていて
全身、全塗装されているようです。
塗分けも非常に丁寧で
雑な所が見られないですね。
そして大きな特徴としては口元でしょう。
恐竜の牙をイメージしたと思われる
印象的なクラッシャー部分ですが、
アーツの再現性はすこぶる高いと思います。
そしてプロポーションが本当に自然で
綺麗なシルエットになっています。
前回のセイバーのアーツもその辺りは
進化を感じられた点でしたが、
今回のリバイはさらにその上を行く
自然なシルエットになったな~と感じます。
毎年平成令和ライダーの第1弾アーツを
紹介して思う事は新規素体として
登場してくる新ライダーのアーツは進化を
しっかり感じながらも
もう少しココがこうだったら最高なのにと
惜しい点が必ず有ったりしたんですね。
例えば前回のセイバーだったら火炎剣烈火や
セイバーの一部シルバー部分の塗装が
コストカットされていたり
ワンダーライドブックの絵柄プリントが
されていなかったり
その前のゼロワンでは
顔が気になりましたね。
首が細かったり、
頭部に対して面が大き過ぎたり。
しかし今回のリバイはそういった
決定的な不満点が本当に見当たりません。
プロポーションは突っ込み所が無いし、
顔も非常に劇中マスクに近いし、
ベルト部分もしっかり
プリントされているし、決定的な塗装の
コストカットも見受けられません。
不満点が全く無い訳ではありません。
感じた点は手首の可動範囲が非常に狭い。
ひじ関節も上の写真のように直角、
90度位までしか曲がりません。
肩可動もアーマーが邪魔して可動範囲
としてはあまり広いとは言えません。
しかし、言い換えれば
個人的な不満点はその位です。
可動範囲が狭いと感じた場所も決定的な
狭さと言う訳でも無いので
大体のポーズ再現は可能です。
プロポーションや各部再現性、
塗装の丁寧さ等トータルでの
完成度の高さは非常に高いと感じました。
次に仮面ライダーバイスを見てみましょう。
バイスの特徴は何といっても
第一に頭部でしょう。
恐竜の大きく開いた口の中に顔面が有る
と言う百獣王ゴライオンと
同じパターンの頭部ですね。
アーツ版もその特徴はしっかりと捉えてあり
塗装の破綻も特に見受けられません。
そして首から胴体の一体感を感じさせる
超分厚いマフラーですがアーツ版は
かなり軟質なゴム素材を使っていて、
首の可動に全く支障をきたしません。
シッポ部分も同じく軟質素材なので
グニャグニャ曲がりますが
ただやはり軟質素材のゴムなので
耐久性と言う点では不安は残りますね。
あとは細かく塗装を見ていっても
細かい所まで丁寧に塗られていて
ブルーの細いラインも実に綺麗です。
付属品のバイスタンプも
オーインバスター50も比較的
綺麗に塗られていると思います。
そしてバイスのさらなる特徴として
逆関節の鳥足を連想させるスネ部分の
独特のアーマー形状も劇中同様
しっかり再現されています。
可動に関してはリバイよりも明らかに
可動範囲が広いと感じます。
リバイとのデザイン上の違いも有りますが
気のせいかバイスの黒い部分のベース素材が
リバイと比べて柔らかく感じます。
そのせいも有るかもしれませんが
腰の可動範囲も結構広いし、
各部グリグリ動かせます。
プロポーション、見た目の再現度はリバイ
同様すこぶる高いと言っていいでしょう。
さてどれ程再現度が高いか、
恒例のスーツ比較をしてみましょう。
↑どうでしょうか?
左2体がアーツで右2体がスーツです。
色の印象の違いは当然それぞれ撮影環境が
全く違いますからある程度
考慮して頂くとして
再現性が非常に高い事は何となく
お判り頂けるのではないかと思います。
ただ↑の比較写真でも特にリバイの
手首可動の狭さがお判り頂けると思います。
目一杯手首を起こしてるんですが
これで精いっぱいでした。
さてそんな訳で今回は
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーリバイス
[仮面ライダーリバイ レックスゲノム]
[仮面ライダーバイス レックスゲノム]
をレビューさせて頂きました。
これからぞくぞく登場してくる
仮面ライダーリバイスアーツに
期待しようじゃありませんか。
ただ私個人的には片っ端から
買いまくるような事はせずに
厳選して欲しい物だけ
買おうかなと思っております。
それではまた!!!