キング:「絶滅せよ。」
キバットバットⅡ世:「ありがたく思え、絶滅タイムだ。」
キング:「キング自ら貴様を地獄へ送ってやる。」
音也:「コウモリモドキ、俺に力を貸せ。」
キバットバットⅡ世「良かろう。」
音也:「渡、人の中に流れる音楽を守れ、美しい物を守れ、行け、戦え、渡。」
皆様、ようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するアイテムは
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
「仮面ライダーダークキバ」です。
仮面ライダーダークキバは
平成仮面ライダー第9弾
「仮面ライダーキバ」に登場する
仮面ライダーで作品中では
「闇のキバ」と呼ばれていました。
初登場は第38話「魔王・母と子の再会」
物語の中でダークキバに変身したのは
1986年編のキングと紅音也の2人と
2008年編ではキングを継承した
渡の兄、登太牙(のぼりたいが)の合計3人。
ダークキバはファンガイアの王である
キングのみが装着を許される
「ダークキバの鎧」をキバットバット二世
の力を借りて変身した姿です。
当然、紅音也は人間なのでキングの資格は
無い訳ですが、キングの考えに不満のあった
キバットバット二世がキングに離反して
音也に寝返った為に、音也がダークキバの
資格を得ました。
キングと音也の対決の時、
音也:「コウモリモドキ、力を貸せ。」
キバットバット二世:「良かろう。」
ダークキバのキングから
キバットバット二世が離脱し音也の元へ。
キング:「貴様、裏切るのか!?」
キバットバット二世:「お前が真夜にした事が気に食わん、そう言う事だ。」
キバットバットは音也の腕に
キバットバット二世:「ガブリ!」
この瞬間、ダークキバの資格は
キングから音也へ移りました。
但し、ファンガイアでも無い
人間の音也がそもそもダークキバの
資格者である訳では無いので人間が
ダークキバの鎧を装着すると言う事は
「死」を意味します。
しかし音也は守るべき者の為に
ダークキバになったのです。
そして1986年の過去に来ていた
渡と二人でキングと戦います。
音也がダークキバに変身した回数は
全部で3回。
普通の人間なら1回の装着で即死亡です。
しかしダークキバとなった音也と
キバの最強フォーム、エンペラーフォーム
での渡と2人がかりでもキング
(バットファンガイア)には歯が立ちません。
渡の体はもう限界。
音也も無理なダークキバへの変身を
既に2度も行っており、
いつ死んでもおかしくない状態。
そんな二人にキングは
とどめを刺そうとします。
その時、音也は今度こそ
「死」を覚悟して叫びます。
音也:「コウモリモドキ、もう一度力を貸せー!!!」
キバットバット二世:「命が惜しくないのか、ガブリ。」
渡:「父さん、駄目だ!」
音也:「変身」
音也は死を覚悟し
3回目の変身を行いました。
渡:「駄目だ父さん、戦っちゃ死んじゃうよ。」
音也:「渡、戦いに集中しろ。」
渡:「でも。」
音也:「これは俺とお前、親子でする最初で最後の仕事なんだ、渡、人に流れる音楽を守れ、その為に戦え、大切な者を守る為に、男は戦うんだ。」
音也:「行くぞ、渡。」
渡:「うん、父さん。」
そして音也と渡はキングを倒しました。
キングは赤ん坊の太牙にキングを継承させ、
爆死しました。
渡は2008年の物語へと戻されます。
音也は麻生ゆりと次郎に幻影を残し、
最後は真夜の手の中でこの世を去りました。
壮絶な音也の最後を描いた第46話
「終止符・さらば音也」は1986年編の
最終回と言える回で「仮面ライダーキバ」の
最もファンの心に残る回だったと思います。
そして物語終幕へ向けての第47話と
最終回の第48話は兄である太牙が
ダークキバの資格者となり渡との決着、
そして最終決戦での共闘が見せ場でした。
ダークキバの資格者の変遷、
活躍を振り返ると名前からイメージする
単なる悪のライダーでは無い
物語性を強く感じます。
こりゃ~確かにファンの心に残る人気の高い
サブライダーなのも納得ですね。
このダークキバのレビューの為に
「仮面ライダーキバ」をダークキバの
活躍した回を中心に見返しましたけど、
ホント良く出来た作品だと感じます。
こんなシリアスな作品が電王の後に
作られたなんて信じられないですが、
私個人的には派手な電王よりも
シリアスでドラマチックな
キバの方が好みですね。
「仮面ライダー電王」が
太陽のような作品なら
「仮面ライダーキバ」は
月のような作品です。
何か、どなたかの結婚会見のような
表現ですがキバはまさしく月の作品
そのものって感じですね。
キバに関してはもっと語りたい所も
有るんですが後に発売される
エンペラーフォームの時にネタに
取っておこうと思います。
それでは後半戦に行きましょう。
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダーダークキバ
2021年8月28日 一般店頭販売
価格 税込み8800円
同梱物はダークキバ本体
交換用手首8種
フエッスルが6種
付属品と言えるか判りませんが
当然、キバットバット二世も付きます。
私は通常のフィギュアーツも含めて
全仮面ライダーアーツの中で
真骨彫仮面ライダーキバが最も
完成度が高いと思っています。
当ブログで一番最初にレビューしたのが
キバでしたが、この素晴らしい出来のキバを
私なりに皆さんにご紹介したかったと言う
想いがブログをスタートさせた
きっかけとなりました。
それだけに真骨彫キバをベースにした
真骨彫ダークキバには
大きな期待がありました。
キバの発売から2年以上の時間が経過しての
ファンの期待を背負って、ついに満を持して
真骨彫製法ダークキバが発売されました。
結果から申し上げると、
期待通りの申し分ない
素晴らしい出来で登場してくれました。
全体的なプロポーションバランス、
各部パーツのディテールの精密さ、
実物スーツの再現性、
可動域の広さ、
そして最もフィギュアにとって大切な点、
顔、いわゆるマスクの酷似性、全てが
高い次元で再現されていると感じます。
キバの大きな特徴として大きな複眼が
有りますが真骨彫ダークキバも複眼の
隅々まで破綻なく綺麗に再現されています。
腰に装着されているフエッスルも
非常に細かい造形です。
キバットバット二世は羽が展開します。
そしてダークキバの大きな特徴としては
妖艶なマントが有りますが、この再現技術は
既に真骨彫ウィザードにて実績が有ります。
布製のマントの中には針金状の物が
仕込まれているのでマントを好きな
形状で固定させる事が可能です。
布の厚みや質感も全高15センチ程の
フィギュアには丁度いいスケール感です。
過去のレビューでバットマンを紹介
しましたがバットマンのフィギュアーツは
マントが明らかに分厚過ぎて
スケール感が全然合っていませんでした。
マントの適正な厚みって大事なんですよね。
さてここで恒例の実物スーツとの
比較を見てみましょうか。
如何でしょうか?
真骨彫の私が撮影した写真と
スーツ写真とでは撮影環境が全然違うので
写真の感じは結構違いますがスーツ再現性が
すこぶる高いのは間違いないと思います。
真骨彫キバとも比較してみましょう。
素体が真骨彫キバですから
キバの素晴らしい点は
ダークキバもそのまま受け継いでいます。
その上でダークキバ特有のトゲトゲしい
各部アーマーの表現、巨大な複眼の
さらに上に造型されたコウモリの羽の表現、
ゴージャスなマントと、ボリューミーな
真骨彫キバが少し寂しく見える程、
真骨彫ダークキバは物凄くゴージャスです。
ちょっと今回はいつもに増して少し
褒め過ぎな位褒めちぎっていますが
本当に感動の出来なので
真骨彫ダークキバ本体側に関して
文句の付ける所がほぼ無いです。
1つ懸念材料が有るとすれば、
マントの耐久性です。
マント素材の布と仕込まれている針金の
耐久性が心配では有るので、
当然ガツガツ遊ぶには向きません。
私は今回のレビュー撮影の為にそれなりに
マントをいじりましたけど、
今後マントは殆ど動かしません。
今回の真骨彫ダークキバ、
不満点が無かった訳ではありません。
一番と言うか個人的に唯一の不満点として
太牙兄さんが使っていた
ジャコーダーが付属していなかった点。
今回のダークキバは付属品が
手首パーツとフエッスルのみと
少ない印象が有りますが、
ザンバットソードとジャコーダー、
特にジャコーダーは
外して欲しくなかったです。
真骨彫ダークキバを既に
レビューしておられる他のブロガーの
方達は皆さん旧版アーツに付属されていた
ジャコーダーを使ってシーン再現
されている方が殆どなのに、私は旧版を
持っていないので最終回での印象的な
ジャコーダー攻撃の再現が出来ません。
必殺仕事人攻撃ですよね。
あれ再現させたかったんですが
付属してくれていなかったので
出来ませんでした。
一応上の写真、ジャコーダーを持っていると
見立ててポーズ再現だけはさせましたけど
何かむなしいです(泣)
今回ジャコーダーを付属してくれなかった
点が唯一最大の不満点でございました。
そうは言ってもやはり本体の出来が
素晴らしかったので不満レベルとしては、
そう高く無いんですけどね。
そんな訳で今回は真骨彫製法
「仮面ライダーダークキバ」を
レビューさせて頂きました。
ダークキバと言えばやはり
エンペラーフォームですけど
こちらはプレバン予約11月発送商品なので
今回は替わりに通常のキバフォームを
ゲスト出演させました。
今回のダークキバ、一般販売だったと
言う事で予約解禁日、解禁時間には
やはり争奪戦の瞬殺で
各ショップが一瞬で完売状態でした。
私も仕事の合間に
スタンバイはしていましたが
全く予約出来ずに買えませんでした。
私は早く欲しかったので仕方なく、
今回はメルカリの転売品を買いました。
そういった意味では正直、気持ちの良い
買い物ではありませんでした。
転売品はバンダイさんも一切
保障してくれませんしね。
転売者に加担している事にもなるし。
本当に欲しい人にだけ買えるような
システムって出来ない物なんでしょうかね。
一般販売品も期間短くてもいいですから
プレバン予約も出来るように
してくれれば嬉しいんですけどね。
さてそんな訳で次回も何と
真骨彫仮面ライダーを
レビュー予定しております。
何が登場するかどうぞお楽しみに!!!