邪悪なる者あらば その技を無に帰し 流水の如く邪悪を薙ぎ払う戦士あり
皆様、ようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するのは個人的に待望のアイテム
でして、発売を心待ちしておりました。
S.Hフィギュアーツ 真骨頂製法
仮面ライダークウガ ドラゴンフォームです。
仮面ライダークウガは全49話が
作られましたが、1エピソード2話構成で
ストーリーが進められます。
第1話と第2話はクウガ登場、
さらにマイティフォーム(赤のクウガ)
誕生エピソード。
第3話と第4話はトライチェイサー2000
登場エピソード。
そして第5話「距離」・第6話「青龍」が
ドラゴンフォーム誕生エピソードです。
クウガにはあらかじめ身に付いている
戦闘形態が4タイプ有ります。
(不完全形態のグローイングフォームはカウントせず)
マイティフォーム[赤のクウガ]
ペガサスフォーム[緑のクウガ]
タイタンフォーム[紫のクウガ]、そして
ドラゴンフォーム[青のクウガ] です。
各フォームには長所と短所が有り、
状況に応じた戦い方があります。
各フォームの能力や特徴をエピソードと
うまく絡ませ深堀りして描かれているのが
仮面ライダークウガの魅力の1つであります。
ドラゴンフォームの初登場エピソード
第5話「距離」では敵 未確認生命体 第6号の
「ズ・バヅー・バ」が登場して人間に対して
殺人ゲーム(ゲゲル)を繰り広げます。
このバヅーですが、バッタの能力を持った
グロンギでカッコ良かったですよね。
マフラーや2本のアンテナ等、敵側の
仮面ライダー的なスタイルをしていました。
こいつの特徴はバッタの能力からも
想像が出来るように跳躍力の凄く高い奴で、
その能力を生かして獲物(人間)を
高い所まで跳躍で連れ去り、
高所から突き落とすと言う
残虐なゲゲルを繰り返していました。
TRCSで現場に急行するクウガ。
しかしそこはバヅーが得意とする
高層マンションやビルが立ち並ぶ都心部。
バヅーはクウガを文字通り足蹴にしながら、
あざ笑うかのように高所から
パンチやキックを浴びせてはまた
高所に逃げ込むと言う戦闘スタイルで
クウガにダメージを与えます。
ジャンプ力では全く歯が立たないクウガは
バヅーと距離を詰められず
敵から攻撃ばかり食らいます。
バヅー「その程度か」
クウガ「もっと!跳べたらっ!」
そう思った瞬間、クウガがバヅーに目がけて
ジャンプするとクウガの体は瞬時に
赤から青く変化し、バヅーの居る建物の
屋上まで一気に到達します。
ドラゴンフォームに変化した事でスピードと
ジャンプ力が一気に伸びたのです。
跳躍力が増し、自分の体の色の変化に
気づいたクウガ。
クウガ「青くなった!」
バヅー「そうだ!その青で来い!」
クウガを挑発するバヅー。
青いクウガで戦闘を再開するクウガ。
しかし、何か変です、キックもパンチも
全くバヅーに効きません。
何度パンチの連打を浴びせても
バヅーはケロっとしています。
クウガ「パンチ力が弱くなってるっ!」
そう、ドラゴンフォームになると、
スピードや跳躍力が増す反面、
パワーは劣ってしまうのです。
戦い方が全く判らず、バヅーの思うがまま、
いたぶられるように攻撃され続けるクウガ。
さらに高層ビルからバヅーに突き落とされ、
全身打撲で殆ど戦意消失状態のクウガ。
バヅー「こんなもんか、弱くなったな。」
バヅーにとどめをさされそうになりますが
バヅー「命拾いしたな。」
とバヅーは間一髪の所でクウガにとどめを
刺さずに消えて行きました。
工場から吐き出される煙を嫌ったのです。
と言う事でドラゴンフォーム初登場の
第5話「距離」では何とも厳しい敗戦を
味わってしまい、体も重傷のまま
関東医大病院に担ぎ込まれます。
そして後半エピソードの第6話「青龍」です。
「青龍」
カッコ良いサブタイトルです。
前半の不甲斐無さを一気に挽回するコトを
予感させるかのようなタイトルです。
第6話は刑事で五代の理解者である一条薫が
同じく五代の理解者で友人の沢渡桜子に
古代の碑文に「青い戦士」と言う記述が
無かったかを問い合わせます。
桜子はその一条からの電話で五代が
重傷を負った事を知ります。
五代が心配な桜子でしたが青い戦士の
解読に成功して五代に知らせようと
バイクで五代の元へ向かいます。
傷がとりあえず癒えた五代でしたが、
またバヅーによるゲゲルが再開されている
事を知り、現場へ向かいます。
変身した五代でしたが、意に反して
いきなり青いクウガになってしまった五代。
クウガ「いきなり青か!」
前回バヅーに対して青で大敗しているので
どう戦っていいのか判らないクウガ。
案の定バヅーには全く歯が立たず
苦戦を強いられます。
クウガ「分からない、どうすればいいんだ!」
ベルトのアークル内の石アマダムは五代に
青で戦えと、ヒントを教えているのですが
五代はパワーの低い青でどう戦えばいいのか
全く分からないまま、またしてもバヅーに
苦戦していました。
そこへスクーターに乗った桜子が戦闘中の
苦戦してるクウガを発見します。
桜子「五代君!、五代君!」
「水の心の戦士、長きものを手にして敵をなぎ払え!」
「分かった?!!!」
クウガ「何!?水の心?長きもの?」
次の瞬間、五代はヒラメキます。
クウガ「そうか!、コレか!!!」
クウガは建物の手すりを蹴り外して
それを手に取ると、ただの鉄の棒が
みるみる青いクウガの専用武器で有る
ドラゴンロッドに形状変化しました。
そう、青のクウガ ドラゴンフォームの
本来の戦闘スタイルの姿は
棒術使いのフォームだったのです。
ドラゴンロッドを手にした青いクウガは
もはや敵無し!まさしく「青い龍」となり
必殺技「スプラッシュドラゴン」で
バヅーを葬り去りました。
ドラゴンフォームの初登場エピソードとなる
第5話と第6話を真骨彫のドラゴンフォームの
写真と共に振り返ってみましたが個人的に
ドラゴンフォームの登場エピソードは非常に
好きで、ドラゴン・ペガサス・タイタンの
3フォームの中でもこの青クウガの
ドラゴンフォームが一番好きです。
マイティフォームを含めた4フォームの中でも
一番身軽でアクションが派手ですし、
ドラゴンフォーム特有の
中国拳法の構えポーズも非常にカッコ良い!
ではそろそろ後半戦行ってみましょう!
S.H.フィギュアーツ真骨彫製法
仮面ライダークウガ ドラゴンフォーム
プレミアムバンダイ
魂ウェブ商店予約受注商品
発売発送日は2021年2月15日
価格は税込み価格6600円です。
クウガ関連の真骨彫アイテムとしては
2017年3月のアメイジングマイティ以来の
実に4年ぶりとなる新作アーツとなる為、
私を含めクウガファンにとっては
超待望のアーツ発売となりました。
しかも緑のクウガ ペガサスフォームとの
同時発売だったので喜びはさらに倍です。
ベースとなる素体アーツは当然
2015年4月発売のマイティフォームな訳
ですけど、発売から既に6年も経過している
古い素体ではありますが、とても6年も
経過しているとは思えない程の完成度
なんだと今回のドラゴンフォームを
手に取ると改めて実感させられます。
マイティフォームからの新規造型部分
としては胸部アーマーと肩アーマー程度
ですが、メインカラーの深みのある
メタリックブルーが
非常に綺麗でとても新鮮です。
ベルトのアークルもかなり丁寧に
塗られている印象でベルト中央部の
モーフィングクリスタル(と言うらしい)
も大変綺麗です。
当然、専用武器のドラゴンロッドや
持ち手は新規パーツです。
ドラゴンロッドにはリント文字が細かく
刻まれていて凄くリアルです。
ドラゴンフォームを身軽な印象に見せている
効果としては肩アーマーをあえて黒色に
している点ではないかと思います。
今回のレビューの為にまた改めてクウガを
特に5話6話中心に見返したんですが
ドラゴンロッドを振り回す姿が実に鮮やかで
あのシーンも富永さん自身が
演じられていたんでしょうか。
それとも専門の棒術使いの方が
演じられていたのか分かりませんが
ブルンブルン振り回して決めポーズをとる
シーンが凄くカッコ良かったので
今回のレビューでもコマ撮りで少し
再現してみたんですが如何ですかね、
それっぽくなっていたでしょうか?
基本設計が6年前に発売した素体とは
とても思えない程の完成度で、もはや
イチャモンレベルでしかイマイチな点を
探せない出来ではありますが
劇中のクウガの動きを再現させようとすると
どうしても再現しきれない点が有ったので、
一応欠点として挙げておきましょう。
↑着地シーンで見せるクウガならではの
肩膝ついたこのポーズですが、やはり
劇中完全再現には無理が有ります。
このポーズはプラモでレビュー済みの
フィギュアライズ版の方が
自然にとらせる事が出来ます。
この辺りはやはり設計の古さでしょうかね。
あとは欠点と言える程でも無いですが
撮影中に膝アーマーのパーツがポロポロと
外れて結構うっとうしかったんですよね。
個人で接着すれば済む話ですが製品に手を
加えるのに抵抗の有る人も居るでしょうから
製品段階でくっつけておいて
欲しかった点ですね。
あとはアギトのレビューでも触れていますが
初期の真骨彫に共通する所ではありますが
股関節のシルエットの繋がりが
不自然に見える所も有るのでそこは改良の
余地有りですが、ベースが古いので
仕方が無い点でしょう。
最後に1体ゲストアーツをご紹介致します。
今回、クウガの相手役として未確認生命体
第6号 ズ・バヅー・バを
演じてもらった「デュラルくん」です。
いや間違い「ボディーくん」です。
見た通り、フィギュアーツの素体
そのものの製品です。
今回のレビューの為に初導入してみました。
ボディくん、どうもありがとう。
そんな訳で今回は
S.H.フィギュアーツ 真骨彫製法
仮面ライダークウガ ドラゴンフォームを
レビューさせて頂きました。
今回発売されたドラゴンフォームと
ペガサスフォームは4年ぶりの
クウガアーツ発売と言う事で当然残りの
タイタンフォームとグローイングフォーム
の発売も期待される所ではありますが、
タイタンフォームは既に公式に鋭意開発中と
うたっていますし、グローイングフォームも
2019年の魂ネイションで参考出品
されていたので
発売の可能性はかなり高いでしょう。
微妙なのが各フォームの
ライジングバージョンですね。
既にライジングマイティは発売していますが
この際、全フォーム発売しちゃいましょう
バンダイさん!
既に手元にあるペガサスフォームも遠く無い
うちにレビューしたいと思っておりますので
ご期待くださいませ!!!