ようこそお越しくださいました。
お蔭様で前回レビューしたスパイダーマンが
大変ご好評頂きまして多くの方にご覧頂けた
ようで非常に嬉しく思っております。
スパイダーマンの記事ネタを考えている時に
スパイダーマンのエンディングを
口ずさみながら思いついたのが
今回の企画でして、昭和ヒーローには心に
しみるような名曲エンディングが私の中で
いくつか存在します。
平成ヒーローにも当然名曲は数多く
ありますが、平成ヒーローまで手を伸ばすと
思いが散漫になるので、とりあえず今回は
昭和ヒーローに限定して名曲エンディングを
取り挙げてみたいと思います。
あくまで私個人が独断と偏見で選んだ曲
ですので、この記事をご覧頂いている
お一人お一人思いは違うと思いますが、
そこはどうかご容赦くださいませ。
そして「そうそう、俺もこの曲が好きだ！」
と私と思いが一致した曲がありましたら
一緒に名曲の思い出に浸りましょう！
それでは第5位から行きましょうか！
昭和ヒーロー名曲ED
第5位は！
・・・
[超人機メタルダー]より
「タイムリミット」です！
歌うのは我らがアニキ、
水木一郎さんと、こおろぎ'73です。
この作品、色々な点が子供番組離れした
非常にハードな内容で、深く根強いファンが
居る作品です。（私もその1人です。）
子供番組離れと言うのは主題歌も同様で、
OP「君の青春は輝いているか」
ED「タイムリミット」
オープニング・エンディング共に
[メタルダー]と言う名詞は出てきませんし、
OP・ED通して言える事が
とにかく壮大な曲です。
作詞が名作家、名脚本家のジェームス三木氏
作曲が昭和の名作曲家の三木たかし氏
と言う事で、ありえない程の豪華な人達が
曲を作っています。
そして演奏はオーケストラで行われており
音の厚みが半端無いんです。
EDのタイムリミットは
コンピュータの明と暗、
ロボット(メタルダー)の天使と悪魔、
普段は心優しいロボットも紙一重で人類を
破滅に導く悪魔にもなりえる、
天使か悪魔か、刻は迫っている！！！
タイムリミットは近いぞ！！！
と言う変わった視点を描いた詩と、
詩のイメージにピッタリのアップテンポで
スリリングな曲調が
まさにベストマッチな名曲です。
さて次行きましょう。
昭和ヒーロー名曲ED
第4位は！！
・・・
やっぱり出ました！
[スパイダーマン]より
「誓いのバラード」です！
前回のスパイダーマンのレビュー記事
作成中に今回の企画を思いついたんですから
ランクインは間違い無いと思った方も
おられたと思いますが、
この曲は文句無しに名曲です。
歌っているのはヒデタ樹さん。
キカイダーやライオン丸等、多くの昭和
アニメ特撮ソングを歌われていますが、
日立のCMソング「この木なんの木」
が一番有名かもしれません。
若くして亡くなられた事が
惜しまれてなりません。
誓いのバラードを3つの言葉で表現するなら
[悲しみ] [孤独] そして[誓い]
詩がとにかくシブいので1番だけ書きます。
闇深く響く 地獄の足音
墓標の下 眠る父よ
胸に秘めた非情の運命(さだめ)
さらば友よ 誓いの友よ
俺はただひとり 俺はただひとり
荒野を走る
特に最後の「俺はただひとり 荒野を走る」
と言う所が心に突き刺さります。
メロディはミディアムテンポの孤独感
漂わせる渋めのバラードで何か刑事ドラマの
エンディングでも聴いているかのような
かなり大人びた曲です。
東映版スパイダーマンの気合の入りようは
主題歌にもしっかりと伝わってきます。
さて次行きましょう。
昭和ヒーロー名曲ED
第3位は！！！
このジャケット懐かしい～！
[怪傑ズバット]より
「男はひとり道をゆく」です！
エンディングを語る前に
このズバットを語りたい！
好きだったんですよ～私。
是非フィギュアーツで出してもらって
レビューする機会を
与えてくださいよバンダイさん。
昭和ヒーローで一番好きな、夢中になった
ヒーローはと聞かれたら、私は間違いなく
「怪傑ズバット」と答えます。
さてEDを語りましょう。
「男はひとり道をゆく」は
OP「地獄のズバット」と同じく
歌っているのは水木一郎さんですね。
この曲もテーマとしてはタイトル通り[孤独]
がありますが曲調としては決して暗い
イメージは無く爽やかなスローバラードで
聴き心地が良く、スーっと入って来ます。
本当にメロディがストレートに綺麗な曲で
そして何と言ってもこの曲を聴くと必ず眼に
浮かぶのが夕焼けに染まった、
馬に乗っている主人公「早川健」です。
この怪傑ズバット、作品を知っている方は
ご存知だと思いますが
変身後のズバットよりも、明らかに
変身前の早川健の方が
キャラクターが勝っています。
エンディングの映像からもそれは明らかで
最初から最後まで早川健しか映りません。
それだけ宮内洋さんの超個性的な演技が
冴えていたんですよね。
「男はひとり道をゆく」は、この後登場する
2位の曲とどちらを2位にするか寸前まで
悩んだので、それだけこの曲は2位に
限りなく近い3位です。
さて次行きましょう。
昭和ヒーロー名曲ED
第2位は！！！！
来ましたこれが。
[仮面ライダーBLACK]
「LONG LONG AGO, 20TH CENTURY」です。
OP ED 共に作詞が阿木燿子氏、作曲が
宇崎竜童氏と言う超豪華夫婦コンビです。
歌っているのは坂井紀雄氏。
この曲、一言で言って暗いです。
結構暗めのスローバラードですが、
やはり曲が非情に美しい。
しかしこの曲で語りたいのは
「詩」と「映像」ですね。
「LONG LONG AGO, 20TH CENTURY」
直訳すると「ずっと前の20世紀」ですかね。
とにかく詩を書きます。
緑なす大地 四季折り折りの花
白い砂浜と 可憐な桜貝
まだ人の胸に ぬくもりがあって
まだ海の色が コバルトの時代
古き良き時
LONG LONG AGO, 20TH CENTURY
自然の恵みが 人と街をつなぎ
繁る街路樹と そびえる摩天楼
まだ男達が 自由に憧れ
まだ女達は 優しさの時代
懐かしい時
LONG LONG AGO, 20TH CENTURY
恐らく詩を読むと、絶望した未来の視点から
見た現在(放送当時)の平和を懐かしむ詩
なんだろうなと思いますが
1987年放送当時からこの曲を
聴き続けていますが曲を聴く度にこの詩には
本当に考えさせられる所があるんですよね。
そしてTV本編で毎回流れる
ED映像がとても素晴らしい。
仮面ライダーBLACKがひたすらカメラに
向かって歩いてくる映像ですが
歩きがとてもスマートで美しい。
仮面ライダーBLACK、すなわち岡元次郎氏の
歩きが素晴らしいのですが
このエンディング映像は放送当時も
飽きる事が無く毎話観ていて、新時代の
仮面ライダー感を凄く感じていました。
詩・曲・映像・全てが素晴らしい名曲です。
さてやって参りました。
残すはあと1位だけですよ。
ここまでご紹介してきて
1位は何か想像出来ますか？
昭和特撮ファンの方でしたら
ピンと来る方も多いかも知れません。
それだけ名曲として
有名なエンディングです。
もうアレしか残っていないでしょう！
それでは行きましょう！
昭和ヒーロー名曲ED
堂々の第1位は！！！！！
・
・
・
やっぱコレでしょう！！！
[宇宙刑事シャリバン]
「強さは愛だ！」です！
作詞：山川啓介氏 作曲：渡辺宙明氏
歌は当然、串田アキラ氏です。
これはもう私の中で不動の1位です。
こんなカッコ良いエンディングは
昭和・平成・令和と全てひっくるめても
超える作品が他に有るでしょうか！？
この曲、シャリバンのイメージにピッタリな
真っ赤な青春、熱い情熱をそのまま
曲にしたようなアップテンポの
ミディアムバラードで
全てのフレーズがカッコ良い。
また詩を書き出してみましょう。
強い奴ほど 笑顔はやさしい。
だって強さは 愛だもの
お前とおなじさ にぎったこぶしは
誰かの幸せ 守るため
倒れたら 立ち上がり
前よりも 強くなれ
苦しみを 苦しみを超えようぜ
Oh、Yes 俺たち男さ 男さ
数え切れない 夜空の星でも
きっと誰かが 夢見てる
お前と同じさ 明日が今日より
いい日になれと 祈ってる
悲しみに微笑んで よろこびにうなずいて
思いっきり 思いっきり 生きようぜ
Oh、Yes 俺たち仲間さ 仲間さ
いや～カッコ良すぎるでしょ、この詩。
そしてTV本編のED映像がシャリバンと
曲のイメージにまさにピッタリです！
真っ赤な夕日をバックにシルエットの
シャリバンがカメラに向かって
ゆっくりと歩いてくる。
この印象的なシャリバンのエンディング映像
がうけたおかげで、以後この手法を採用する
エンディング映像が度々作られます。
今回のTOP5を選ぶにあたって2位以下は
順位をどうするか結構悩んだんですが、
1位だけは自分の中で揺るがない不動です。
「強さは愛だ！」の1位は納得して頂ける方
も多いのではないかと想像します。
さてそんな訳でお送りして参りました
「昭和ヒーロー名曲エンディングTOP5」
如何でしたでしょうか？
ご覧の皆様の思い入れのある曲は
ランクインしていましたか？
記事を書いていて思いました。
「TOP10にしなくて良かった～」と
もう記事書くの大変ですわ(笑)
ちなみにランクインこそしませんでしたが
他に名曲に挙げた曲としては
[仮面ライダー](スカイライダー)
「はるかなる愛にかけて」や
[仮面ライダー]
「ロンリー仮面ライダー」もいい曲ですね。
こうやって昭和ヒーローの名曲エンディング
を振り返ると歳のせいか平成ヒーロー、
戦隊や平成・令和ライダーに心に染みる
ような曲って思いつかないんですよね。
多分洗練されすぎてメロディ優先で詩は
言葉遊び的にメロディにはめ込まれて
作られている為なのか。
やはりおっさんの感覚なんでしょうかね。
この記事を読んで頂いている方で
今回ご紹介した曲を聴いた事が無い物が
有りましたら、是非YouTobe等で
聴いてみてください。
ただ、聴ける動画はYouTubeの規約的に
違反になる動画ばかりになると思うので
リンクを貼るような事はしませんが
今回ご紹介した5曲は全て見つけられる筈
ですが、みんなイイ曲ですよ～。
それでは今回はこの辺で。
