今回ご紹介するのは
フィギュアライズスタンダード
仮面ライダーW サイクロンジョーカーです。
いわゆるプラモ版Wの
サイクロンジョーカーです。
発売は2019年8月24日ですので
まだ発売されて1ヶ月の新しいアイテムです。
同時にルナトリガーとヒートメタルも
一緒に発売されました。
フィギュアライズスタンダード
(以下プラモ版)は
以前エグゼイドをご紹介してから今回が
第2弾と言う事になります。
前回のエグゼイドのレビューと同様に
今回のWも真骨彫版Wのレビュー写真と同じ
構図とポーズで進めていきたいと思います。
但し今回2枚程、撮影し忘れた
ポーズの写真がありましたので、
その点はお許しくださいませ。
さて今回、何故プラモ版Wを
選んだかと申しますと
前回のエグゼイドのプラモが個人的に
お気に入りでアーツ版をも凌ぐ部分が
多々有った事から
エグゼイドの後に発売された今回のWも
非常に興味が有ったのです。
但し今回の比較相手と言うのが
真骨彫版Wとなりますので敵は非常に強敵、
レビューする前から勝負にならない事は
ほぼ判っておりました。
ですので今回の比較は
「真骨彫Wの撮影したポーズに
どこまでプラモ版が再現出来るか。」
と言う点でポーズをとらせて
写真を撮ってみました。
まずは単体のプラモ版を見て行きましょう。
エグゼイドの後に発売されたにも関わらず、
今回のプラモ版Wは「う~ん」と
思うポイントがチラホラありました。
まずは無塗装での完成状態に関してです。
前回のエグゼイドは全く塗装せずに
付属のシールを貼り付けただけの物を
レビューしましたが、今回のWは
シールを貼り付けただけの
無塗装状態ではかなり物足りない
完成品になってしまいます。
実は今回レビューしてるプラモ版は
細かい部分を所々部分塗装しています。
真骨彫版Wの再現写真をお見せしている
最中ですが、飛び入りでプラモ版の
無塗装状態と部分塗装した状態を
スマホ撮影して比較してますので
ご覧ください。
お判りになられます?、塗装した箇所が。
組み立てる前は塗装する気など全く無く
組み立て始めたのですが、途中でこれは
付属のシールを貼っただけでは劇中の
Wの再現は不可能だと悟りました。
悟った決定打となったのが
Wドライバーです。
写真を見て頂いても判ると思いますが、
立体的に凸凹してる複雑な造型の
Wドライバーの上からシールを貼り付けて
色分けを再現するように
指示があるのですが、
シールを貼り付けて
綺麗に仕上がる筈がありません。
ですのでWドライバーは赤い部分も含めて
全て塗装しました。
それからサイクロンとジョーカーを
分けている中心のグレーラインは
墨入れを実施し、手足、肩、胸の黒いライン
を塗装しています。
黒いラインはシールが一切
付属していないので、塗装しなければ
劇中のようなWにはならないです。
多色成型の技術が進んでいる
バンダイさんのプラモデルですから
もう少し何とかならなかったのかと
感じましたね。
そして次の問題点が上の写真でも
短くなびいているマフラーです。
ちょっとこのマフラー、あまりにも短いし、
あまりにも造型が単調すぎないですか?
後ほど真骨彫とも比較しますが、
このマフラーがあまりにもチャチで
オモチャみたいで
有り得ない程、お粗末な出来です。
長さも全然短いのでカッコ良く
Wを立たせてみても
マフラーが足を引っ張り、
あまりカッコ良く見えません。
OPで風都の町並みをバックに背後から映る
Wの背中を長いマフラーがなびく
あのシーンが真骨彫版なら
見事に再現出来るのに、このプラモ版は
カッコ悪いマフラーのせいで
再現するのは絶対に無理です。
このマフラーのお粗末な造型は
プラモ版Wの評価を著しく下げていると
思います。
そして個人的に感じるイマイチな点の
最後は股関節の造型です。
これまでの写真をご覧頂いて
感じて頂ける点だと思いますが、
足の付け根とパンツ部分のパーツの
見た目の繋がりが非常に悪いと思います。
エグゼイドもこんなに繋がりが
悪かったかな~と
エグゼイドを改めて見ましたが、
エグゼイド以上に
このWは繋がりが悪いですね。
どうしちゃったんでしょうか・・・
今回のプラモ版W。
と、ここまで真骨彫Wのレビュー写真を
再現させて頂きました。
次の写真からは真骨彫版との比較を数点
お見せ致しましょう。
如何でしょうか、真骨彫との比較は。
横に並べると意外と
スケール感が違いますね。
真骨彫版のイマイチポイントは
やっぱりサイクロン側の色ですね。
色に関してはプラモ版の方が
再現度が高いです。
但しプラモ版は塗装では無く成型色ですが。
真っ先に違いを感じるのが
マフラーの造型の違いだと思います。
それと真骨彫版のシルエットが実に美しく
可動フィギュアとは思えない綺麗に流れる
シルエットなのに対して、プラモ版の
シルエットはぎこちなく
悪く言えばロボット的です。
そして股関節の繋がりが美しい
真骨彫版と比べてプラモ版は繋がりが悪く
やっぱりロボット的です。
今回は相手が悪かったとは言え、
エグゼイドより改悪してるんじゃないか!?
と思える点もチラホラ有りもうちょっと
頑張って欲しかった出来でしたね。
さて残りはプラモ版のオリジナル写真を
何点かご覧頂き、お別れと致しましょう。
アーツ版ハードボイルダーに
またがらせてみました。
やはりプラモ版は少し大きいので
スケール感が若干違いますね。
サイクロンの色も合っていないので
ちょっとコレはイマイチでしたね。
可動に関しては真骨彫版よりも
関節が省略されている箇所もあるので
真骨彫ほどの可動は出来ませんが
そこそこ動きます。
ここまで真骨彫版との比較で完敗状態の
プラモ版でありますが、ここでプラモ版に
華を持たせてあげましょう!
絶対に真骨彫版ではマネの出来ない芸当が
プラモ版では出来ます。
それではご覧くださいませ!!!
「マキシマムドライブ」
とりゃ~!!!!!
どうですか~!
プラモ版Wは劇中同様にサイクロンと
ジョーカーを分割出来て、
ジョーカーエクストリームの再現が出来ます。
これはどうひっくり返っても真骨彫版には
真似の出来ない芸当です。
さらにプラモ版Wは同時発売の
ルナトリガーとヒートメタルを
組み替えが出来、例えばヒートジョーカーや
サイクロントリガーなんて事も
出来てしまいます。
この組み換え遊びは
プラモ版ならではのギミックです。
と言う事でお届けして参りました
フィギュアライズスタンダード版の
仮面ライダーW サイクロンジョーカーの
レビューでしたが如何でしたでしょうか?
色々と問題点はありましたが、これが
2500円程で買えてしまうのですから
十分納得出来る出来栄えじゃないかな~と
思います。
但しレビューに使用しました写真のWの
ように仕上げるには最低限の部分塗装が
必要になります。
それほど難易度の高い塗装では無いので
作ってみたい方はチャレンジされてみては
如何でしょうか。
さて次回は何をレビューしましょうかね。
まだ本当に決まっていませんが、やはり
新製品のアレかアレを
レビューしたいですね。
本当は先週に届く筈だったアレとアレですが
実はまだ届いておりません・・・(泣)
私の個人的なミスなんですけどね。
届いたらなるべく
早くレビューしたいと思います。
それでは!!!