「社長秘書のイズと申します。」
「ハイ!」
「アルトじゃ~ないと!」
「アルトじゃ~ないと!」
「皆様、本日もヒロバン チャンネルにお越し頂き、誠に有難うございます。」
って事でいつものご挨拶を
イズに言ってもらいました。
今回ご紹介するアイテムは
S.H.フィギュアーツ「イズ」です。
イズは「仮面ライダーゼロワン」に登場する
ヒューマギアで飛電インテリジェンス社長
飛電或人の秘書型AIアシスタントとして
常に或人の行動をサポートし
ゼロワンになった或人の戦闘も
サポートする任務を担っています。
また本作品のヒロインでもありますね。
女性アンドロイドがヒロインになるのは
仮面ライダーの歴史上は当然初ですが、
日本の特撮ヒーロー界全体の中でも
大変珍しいですね。
思いつく所で巨獣特捜ジャスピオンの
アンリが居るので特撮ヒーロー界初では
無いですが珍しいのは間違い無いです。
イズの 本来の立場としては
飛電インテリジェンスの社長秘書として
創業者の先代社長である飛電是之助の頃から
秘書を務めていて主人公の或人が社長に就任
して以降は或人の秘書として行動しますが
飛電インテリジェンスが
ZAIAエンタープライズとのお仕事5番勝負に
負け飛電がZAIAに買収され、或人が社長を
辞任した後もイズはそのまま或人に
ついて行き、或人が飛電製作所を
立ち上げるとイズは飛電製作所社長
飛電或人社長秘書として任務に付きました。
そもそもヒューマギアとは何ぞや?と
仮面ライダーゼロワンを
観ていなかった人は思うでしょう。
ヒューマギアとは、人工知能AIを搭載した
人型ロボットで飛電インテリジェンスの
先代社長、飛電是之助が開発しました。
少子化によるあらゆる業種の人手不足を
解消する為に人間の仕事をサポートする
役目を担っていて通信衛星ゼアによって
管理されています。
ヒューマギアがラーニング出来る業種は
多岐に渡り存在し現在考えられる殆どの
業種の、しかもその道のスペシャリストの
ヒューマギアを作る事が可能。
ZAIAとのお仕事5番勝負の第1回戦
「生け花対決」にお花屋さんヒューマギア
として登場した「一輪サクヨ」は
花の知識は有りましたが生け花の知識は
ありませんでしたが、生け花の知識を
ラーニングした事によって生け花の
スペシャリストになりました。
この時のイズが放ったキャグが
何ともシュールでしたね(笑)
或人の指名で飛電側から生け花対決に
抜擢された一輪サクヨ。
サクヨは花の知識は有るけど生け花の
専門知識は無いと或人に告げます。
そこで唐突に飛び出したイズの一言。
イズ「問題ありません、衛星ゼアにイケバナ。」
或人「・・・イズ、今、生け花と行けばなをかけた?」
「或人じゃないと。」
劇中でも、医者、弁護士、教師、警備員、
寿司職人、結婚相談員、バスガイド等、
さまざまなヒューマギアが登場しましたが
中でもエンタメ関連のヒューマギアの登場が
多かった印象です。
お笑い芸人(なかやまきんに君)、俳優、
声優、モデル、漫画家アシスタント、
ラッパー等が登場しました。
そんなさまざまなヒューマギアの中でも
「ゼロワン計画」に関わった
ヒューマギアであるイズと兄として登場した
ワズは機密保持の為にバックアップが
存在しておらず、現在のデータが消滅、
破壊されてしまえば復元出来ない為に
廃棄処分されます(何て悲しい)
第42話でイズが滅によって破壊されますが
イズを失った或人は極限の悲しみに襲われ、
どんどん悪に変わっていくハードな展開が
後半は印象的でした。
個人的にツボな存在が「シェスタ」です。
シェスタもイズと同様、
秘書型AIアシスタントのヒューマギアで
飛電インテリジェンスの副社長、福添の
秘書ですが感情的な表現がイズよりも
遥かに抑えた仕様となっており
ぶっきらぼうで乏しい感情表現、
福添と側近の山下が或人を社長の座から
引きずりおろす悪知恵を働かせ笑っている
のを真似て、一緒に「ハ・ハ・ハ・ハ」と
無表情で単語で笑うシーンが何度か
出てきますが、シェスタ、個人的に
結構好きなキャラクターでした。
是非、このシェスタもアーツ化
してほしいんですけどね~。
この仮面ライダーゼロワンにおける
ヒューマギアの存在、イズとシェスタの
キャラクターを見てると、どうしても
あのゲームを思い出してしまうんです。
「To Heart」
To Heartをプレイした事がある人でしたら
恐らく連想してしまう人も多いのでは
ないでしょうか?
このゲームの中で人間の生活の
サポートをするメイドロボ。
来栖川エレクトロニクスが開発した
メイドロボのマルチとセリオ。
表現豊かなマルチと感情の乏しいセリオ。
耳がヘッドギアになっている発想も同じ。
仮面ライダーゼロワンの世界観、
ヒューマギアの設定、イズとシェスタを
テレビで観た時、マルチとセリオに似てると
感じましたし、シェスタのぶっきらぼうな
感じはまさしくセリオだと思いました。
私がToHeartをプレイしたのはプレステ版で
もう20年以上前ですが、特にマルチで迎える
エンディングは本当に心洗われ、心打たれ、
涙がどんどん溢れてくる今でも忘れられない
エンディングでしたね〜。(しんみり)
またやってみたくなったな〜、ToHeart。
さてそれでは本日の主役、フィギュアーツ版
のイズを見ていきましょうか。
S.H.フィギュアーツ「イズ」
魂ウェブ商店 限定予約商品
2020年12月22日商品発送
税込み価格6600円
まずは製品を紹介する前にフィギュアーツの
ラインナップにイズを加えてくださった
バンダイさんに拍手喝采を送りたい。
そして商品販売にOKをしてくださった
であろうイズを演じられた鶴嶋乃愛さんにも
個人的にお礼を申し上げたい思いです。
フィギュアーツと言えば製品コンセプトは
リアル可動フィギュアです。
特に役者さんが顔出しで演じるキャラクター
はフィギュア化にあたって似てる似てないが
如実に評価され、さらに女性ヒロインの
リアルフィギュア化ともなれば
買う側のモラルによっては
どんな扱い方をされるか分からない。
そういったマイナスのリスクも恐らく想定
された中での待望のフィギュアーツ化です。
仮面ライダーゼロワンと言う作品の中での
イズの重要性、非常に高いキャラクター性
を考えた時、やはりゼロワンの
フィギュアーツラインナップの中でイズは
外す事が出来ないと我々買う側の消費者は
誰もが思う事ですし、その消費者の気持ちも
バンダイさんはしっかりと
分かっていらっしゃる。
まずは「イズ」の発売にこぎつけて頂いた
バンダイさんを始め関係者の方々に個人的に
お礼を申し上げたかったのです。
それでは商品を見て行きましょう。
細かい事を言う前に完成度や満足度を
総合評価するとあくまで私の個人的な評価
としたら少々甘くみて80点て所でしょうか。
結構甘い点数だと言う事は
自覚しているんですが、やはり
「イズが居るだけで」と言う所が大きく、
存在感が半端無く高い!
作品中でも鶴嶋さんのとてつもなく可愛い
お顔とモデルさんらしい抜群のスタイル。
そして秘書型AIヒューマギアとしての
レベルの高いコスチュームデザインで
高いキャラクター性のイズですから
フィギュアとして他のゼロワンアーツ達と
飾るとゼロワンワールドが
一気に濃密になります。
「イズが居るだけで」
それだけで気持ち的にもう満足なんです。
では個人的な感情論は一旦抑えておいて
冷静にアーツを見てみましょう。
スタイル的にはこれはもう寸分狂わず
まぎれもない「イズ」です。
イズの未来的なコンパニオンデザインも
全く文句無しです。
カラーリングも白い部分はパールホワイト、
グリーン部分もパールの入った
エメラルドグリーンで
非常に上品な仕上がりです。
では個人的満足度80点の
マイナス20点は何か。
1つは一部の可動域。
もう1つはやはり顔です。
まずは可動ですが、元々派手なアクションは
しないイズですからこちらとしても高い
要望はありませんが、一点だけ不満点を
言わせて頂くと足首の可動が不満です。
前後には可動しますが
左右に一切傾きません。
なので設置性が結構悪いんですね。
↑の有名な火花を散らして止まるシーンも
足首が左右に傾かないので少し
開脚するだけでも
足が地面にピタっと設置しません。
でも↑のシーンの再現もコレはコレで
しっかりブレーキかけてる雰囲気が
出ていて良い感じもしますけどね。
そしてやはり
問題にしなければいけない点としては
賛否わかれそうなお顔の似具合ですよね。
鶴嶋さんの可愛いお顔に完全に似せるのは
相当難しいとは思うんですが、
大変惜しいと思える所が有ります。
他でも言われているようですが、
前髪の長さが短すぎます。
劇中のイズは眉毛は完全に隠れています。
でもアーツ版のイズは前髪が短すぎて
完全に眉毛が見えています。
ここは比較的再現させやすい点だと思うので
もう少し頑張って欲しかった。
そしてフィギュアーツ版イズには
通常顔と微笑み顔の2つの顔が
付属していますがこの2種類の顔でも
個人的に評価が少し違います。
↑は通常の顔。
こちらは結構いい感じに思うんです。
「お!結構似てるかも」と思ったりも。
↑が微笑み顔の方です。
何故かこちらの顔は微妙な感じがします。
そして個体差なのか私の買った物は
プリントが微妙にズレていました。
明らかに左目がずれていますが恐らく
全体が左にズレていると思います。
ここは一番フィギュアの大切な部分
ですから、しかも女性ヒロインですからもう
少し製品精度を高めて欲しかった所です。
精度で言うと左手にプリントされたマークは
見事な精細さです。
肉眼では全く読み取れない飛電のマークも
バッチリですし、爪のマニキュアも
しっかり黒とグリーンで塗られいます。
ここは鶴嶋さんもこだわっておられた点
ですからバンダイさんも手抜きは
出来なかったんでしょう。
やはり今回のイズも顔がもう少し
詰めて欲しかったと思う所ですが端正な
美人さんほど個性と言うか特徴を捉えにくい
と思いますのでそう言った意味では、
良くここまで似せてきたとも言えます。
しかしやれていた事で出来ていなかった点
としては前髪の長さですね。
ここはやはり残念です。
と言う訳でフィギュアーツ版イズを
レビューしてきましたが
↑でも書いた通り個人的満足度は
80点位有ります。
賛否ありそうな顔も本当に惜しいですよね。
ま~でももう少しフィギュア特有の硬い表情
を何とか出来ないものなのかとも
思ってしまいますが
その辺りが現状の限界なのでしょうかね。
ヒロバンチャンネル内でリアルフィギュアを
紹介したのがダウンタウン、一条寺烈、
アンクと紹介してきてイズで4回目に
なりますが、一番似ていると思うのは
やはりダウンタウンの松っちゃんですね(笑)
あれはそっくりでしたね(笑)
なかなかあれほどのミラクルに
似せる事って難しいんでしょうね。
さて今回のイズのレビューは
如何だったでしょうか?
話題が飛び火した所もあったとは思いますが
楽しんで頂けたら嬉しく思います。
ちなみに次回もゼロワンアーツを
レビューしようと思うのですが、
いよいよとてつもなく強いアイツが
1000%登場すると思いますので
ご期待下さいませ。