ヒロバン チャンネル

プレミアムバンダイのS.Hフィギュアーツ、ロボット魂等の商品レビューを致します。

S.H.Figuarts 真骨彫製法 仮面ライダークウガ ペガサスフォーム レビュー

邪悪なる者あらば その姿を彼方より知りて 疾風のごとく邪悪を射ぬく戦士あり

皆様、ようこそお越し下さいました。

大変お待たせ致しました。

今回ご紹介するアイテムは

S.H.フィギュアーツ 真骨彫製法

仮面ライダークウガ ペガサスフォームです。

クウガの基本4フォーム有る内の一つで

ドラゴンフォームの次に

登場したフォームです。

特徴は「視覚」「聴覚」「臭覚」の三感が

研ぎ澄まされたフォームで

各感覚器官が人間の約1000倍の能力を有し、

数キロ離れた僅かな音の一つ一つを

聴き分けられ、それらの情報を処理する

洞察力や判断力、精神力も

強化されているがゆえに

最も体力を消耗するフォームでもあります。

なので変身していられる時間は

たったの50秒と非常に短く、

50秒以内に他のフォームにチェンジすれば

クウガのままでいられますが

50秒を超えてしまうと

グローイングフォームになってしまい、

その後2時間は変身出来なくなってしまう

少々不便なフォームです。

劇中でも50秒しか持たない

ペガサスフォームの特徴を生かした

戦闘戦略が五代の口から

度々聞かれましたね。

ペガサスフォームの戦闘スタイルは

中長距離の狙撃スタイルで

武器はペガサスボウガン。

封印エネルギーを込めた空気弾

「ブラストペガサス」で敵を射ぬきます。

劇中では一条から銃を借りると形状変化して

ペガサスボウガンになっていました。

古代に戦った戦士クウガは竹ヤリや石ヤリ

を元にしていたんでしょうか。

射撃スタイルのフォームがゆえ、

格闘戦には不向きで作品内でも

ペガサスフォームでのグロンギとの

格闘戦は皆無と言っていい程

無かったと思います。

「仮面ライダークウガ」の作品の魅力は

各フォームチェンジの特徴、

長所や短所が作品内でしっかりと描かれ、

それが各エピソードの重要な肝にもなる程、

物語にしっかりと生きた

描かれ方をしている所です。

ペガサスフォームの初登場エピソードは

EPISODE7「傷心」

EPISODE8「射手」 です。

登場するグロンギ怪人は

未確認生命体 第14号「メ・バヂス・バ」

蜂の能力を持った

メの集団に属するグロンギ怪人。

上空を約200キロで高速移動出来て

右腕に仕込まれた巨大な毒針を

上空から人間目がけて発射し

脳天から地面に毒針を突き刺す残忍な

ゲゲル(ゲーム)を楽しんでいました。

EPISODE7「傷心」

長野県九郎ヶ岳遺跡調査団の一人で

第0号に殺害された夏目教授の一人娘

「実加」にスポットを当てたEPISODE7。

未確認の被害者遺族として哀しみの中、

第0号の手がかりになりそうな父の遺品を

警察に持ち込んだ実加とその母は一条から

遺品の石(ゴウラムの足の一部)を詳しく

調べてもらうように城南大学を紹介され、

桜子に会いに行きます。

そこには五代も居て、五代は第2話で

夏目教授の葬式で大粒の涙を流して

泣いていた実加を思い出します。

今にもガラスの割れそうな心の実加に

優しく声をかける五代。

五代:「かわいいね、その貝。」

そんな時に場の悪い事情の知らない

ジャンが入ってきて実加の持ち込んだ

遺品の石を見てはしゃいでしまった事で

実加のガラスの心は割れてしまい

部屋を飛び出します。

大学を飛び出した実加は、

父を亡くした哀しみから自暴自棄に陥り

「第0号の捜査をすぐに進めてくれないと私、死ぬかも」

と警察に電話して、あても無く

一人彷徨ってしました。

一方未確認生命体第14号は上空から

人間に対して巨大な毒針を脳天から

撃ち込むゲゲルを実行していました。

第14号を倒しに行く五代と一条。

第14号とクウガの戦闘が開始されますが

すばしっこく空を飛べる第14号に対して

戦い方が見出せません。

建物の屋上に飛び上がった第14号に対して

クウガも青いドラゴンフォームになって

飛び上がりますが、すばしっこい第14号は

クウガをほんろうさせます。

僅かに聞こえる第14号の羽の音が

聞こえたと思ったら攻撃を加えられ

建物から落ちそうになります。

かろうじて手すりにしがみ付いた

次の瞬間!!!

クウガの体が緑色に変化しました!!!

クウガ:「うっく、み、緑になった!!!」

さらに次の瞬間!!!

クウガ:「うわっ!な何だこれは!!!」

目と耳から膨大な情報の映像と音が

一気に飛び込んで来ました!

クウガ:「う~ぐっ、あ~~~っ」

何万、何十万人の人の声、車の騒音

電車の騒音、ありとあらゆる騒音が

クウガの中に入って来ます。

騒音:「ピピピピ、ガガガガ、キャ~キャ~、ブ~ブ~、ゴゴゴゴ」

クウガ:「う、う、ぁ~、な、何だこれはっ・・・、うううっくっ!、ううううう、」

「ううう、うわ~~~~~。」

EPISODE18「射手」

地面に叩きつけられたクウガですが

大量に入って来る情報は

一向に収まりません。

クウガ:「ふっ!う~っく、ううううう!」

クウガ:「ぐっ、う~わっ、ぐう、あぁぁぁぁっ!」

第14号「もうおしまいか、命拾いしたな。」

第14号は去って行きました。

クウガは体力の限界と精神の限界、

50秒経った事でグローイングフォームに

変化、戦闘不能状態になりました。

五代にかけよる一条。

「五代!」

一条はクウガが緑になった事で

碑文を調べてもらおうと桜子に電話します。

しかし桜子は夏目実加が居なくなったので

周辺を探していて

それ所ではありませんでした。

一条と五代は主治医の椿の元を訪れ、

緑のクウガの症状を

分析してもらっていました。

精神を集中すれば遠くの物を

はっきり捉えたり、

遥かに離れた音を聴き取れたり出来る

素晴らしい能力だと言う事、

その反面、体力が著しく消耗するので

50秒しか持たない事、

2時間は変身不能になる事も

診断されました。

但し、緑での戦闘スタイルは

不明なままでした。

2時間変身出来ない五代は

行方不明の夏目実加を探しに行きました。

一条は科警研の榎田から

第14号が発する羽の音波を

キャッチして居場所を特定出来る装置を

もらって第14号を探していました。

装置の効果も有り第14号の居場所を

つきとめ追いかける一条。

そんな時、桜子から電話が入り

緑の戦士の碑文が解読出来て、

射抜く戦士と言う事を知った一条。

一条:「射抜く・・・」

拳銃を見つめる一条。

夏目実加はその頃、父との思い出の場所、

首飾りの貝殻を拾った

富津の海岸に向かっていました。

海を見ながら父を思い出す実加。

実加:「お父さん、私これからどうしたらいいの?」

五代:「どうしよっか。」

実加:「!どうして。」

五代:「その貝、この辺で取れる貝だから。」

五代:「信じて、みんなやる時はやってくれるよ、そして君にもいつか、何かやる時が来ると思う、お父さんもきっと、それを楽しみに見守ってくれてるよ。」

浜辺での五代と実加の

やさしい時間が過ぎます。

そんな時間をぶち壊すかのように

第14号が五代のすぐ上空で

五代への狙撃を狙っていました。

一条も第14号を追いかけ

富津海岸に到着します。

そこで第14号の真下に

五代と実加が居る事を知ります。

あわてて五代にかけよる一条。

一条:「この上空に第14号が居る!狙いは五代、君だ!!!」

五代:「変身!!!

実加の目の前でクウガに変身した五代。

一条:「受け取れ!!!」

一条から拳銃を受け取ったクウガ。

邪悪なる者あらば

その姿を彼方より知りて

疾風のごとく邪悪を射抜く戦士あり

一条:「来るぞ!!!」

第14号の羽音:「ブ~~~~ン」

クウガ:「はっ!」

第14号:「うっ!」

「ボーン!」

「ボーン!」

第14号:「うわぁ~っ」

ブラストペガサスが

第14号の首を射抜きました!

「バ~~~ン!」

ペガサスフォームで第14号を倒したクウガ。

戦い終わって五代、一条、実加の三人は

夕陽に染まった浜辺で

安堵の時を過ごします。

五代:「あ〜くたびれた。」

一条:「無事でよかった。」

実加:「ごめんなさい、ごめんなさい。」

[幼女(実加)の笑い声が流れエピソードエンド]

この「EPISODE 7」「EPISODE 8」を

見終わると、涙腺のゆるい私は

いつもほんのり涙を浮かべてしまいます。

夏目実加はその後、

前向きに明るく生きるようになり

五代達の良き協力者になりましたね。

他にペガサスフォームの

活躍が印象的だったエピソードと言えば

EPISODE 22「遊戯」

敵は未確認生命体 第31号「メ・ガルメ・レ」

カメレオンの能力を持ったグロンギで

自在に自らの姿を消す事が出来て

殺人予告をして

ゲゲルを楽しんでいた悪い奴でしたね。

緑のクウガはこの厄介な奴に

ゴウラムとの連携プレイで

コイツをやっつけていました。

透明になって逃げる第31号に対して

ゴウラムの足につかまり上空から

第31号の僅かに聞こえる足音と

透明ながら僅かに見えるシルエットを

見逃さずペガサスボウガンで奴を

射抜きました。

このゴウラムとの連携攻撃は

後のエピソードでも使われており

印象的な戦闘スタイルでしたね。

ちなみに僅かに見えるゴウラムの足は

私が描きました(笑)

手すりや毒針等もそうですけど。

さてそれでは後半いってきましょう。

後半はいつものアーツレビューです。

S.H.フィギュアーツ真骨彫製法

仮面ライダークウガ ペガサスフォーム

プレミアムバンダイ

魂ウェブ商店 予約受注商品

商品発送日:2021年2月15日

価格:税込み6600円

箱からブリスターを取り出すと

中身はクウガ本体にペガサスボウガン

交換用手首3種と言う結構簡素な内容。

本体を取り出すと安心安定の

クウガ真骨彫と言う感じで

クウガ関連の真骨彫アーツは

既に過去に6体程レビューしていますので

大部分は全く同じ評価になります。

 

ペガサスフォーム独自の評価となると

専用のボディアーマーと左肩アーマー

右手上腕部のアーマー、緑のカラーリング、

そして付属武器のペガサスボウガンを

どう評価するかになってきます。

ボディアーマーに関しては

同時に送られてきた

青クウガが身軽で簡素なデザインなので

少しゴツゴツした印象はありますが

スーツ再現度は相変わらず高いと思います。

首回りのリント文字も

シャープに彫り込まれていますし

良く見るとペガサスフォームの緑色が

2色で色分けされています。

なかなか凝っていますし

緑色の発色も素晴らしい。

そして専用武器のペガサスボウガン。

これが無いとペガサスと名乗れない程

ペガサスフォームの

象徴とも言える武器です。

バンダイさんが手を抜く筈がありません。

色の塗分けは丁寧ですし緑のクリアパーツも

しっかり使われていますし、

何と言っても特徴的な弓の部分の可動は

上下連動するのが凄いです。

後端の矢にあたる部分もしっかりと

伸ばす事が出来ます。

残念ポイントとしてはデザイン上

仕方が無い部分でも有るのですが

襟が高いデザインなので首の可動範囲が

赤や青クウガに比べたら狭いですね。

あとはバンダイさんの戦略的な部分で

優しくないと感じる残念な点としては・・・

拳銃です。

ご存じの方も多いと思いますが

今回レビューで使用した拳銃は

ペガサスフォームには付属していません。

この拳銃は後に発売された白クウガの

グローイングフォームに付属された物です。

戦略としては正解なのかも知れませんが

客に対しては優しくないですね。

ペガサスフォームと言えばやはり

一条の拳銃は欠かせないでしょう。

私も今回のレビューするにあたって

拳銃は必然的に絶対必要でしたし、

商品力の低いグローイングフォームの

商品力を高める為とはいえ

少々せこい戦略だと思いますね。

私にとってはどちらにしても

グローイングフォームも買いましたから

関係無い事では有るんですけどね。

さてそんな訳で今回のレビューは

如何だったでしょうか。

楽しんで頂けましたでしょうか。

本来ならここで終わる流れなんですけど、

まだ少し使っていない写真が有るんですよ。

「EPISODE26」で対 未確認生命体 第37号

ゴ・ブウロ・グ戦で見せた1シーンが

印象的だったので再現写真を撮ったんです。

しかしこの戦闘シーンは本編では

ライジングペガサスでの戦闘シーン

なんですが、この先、

ライジングペガサスの真骨彫が

出るかどうかも分からないので

通常ペガサスフォームで

再現させちゃいました!

それではどうぞ!

珍しくペガサスフォームでの

トライチェイサー運転シーンが

有るんですよね。

そこから・・・

側宙からの着地が決まり・・・

振り向いてペガサスボウガンを構え、

発射!!!

未確認生命体 第37号

ゴ・ブウロ・グ 殲滅。

さて真骨彫製法 仮面ライダークウガ

ペガサスフォームのレビューは

如何だったでしょうか?

今回も大量の写真を使っている為に

通信環境によってはなかなか

記事が開きにくい

方もおられるかもしれませんね。

申し訳ございません。

重すぎる場合は混み合う時間を避けるか

ご自宅にPC環境が有るなら

PCで御覧頂く方が良いかもしれません。

クウガ関連の記事の時はついつい

やりすぎてしまうんです。

まだこれでも使いきれない

没になった写真が大量に有る位なんです。

さて次は8月発売予定の

タイタンフォームになるんでしょうかね。

またその時はやりすぎるレビューにしたいと

思っております、ご期待ください!!!