「オモいカルチャーをオモチャーと言う」
皆様ようこそお越しくださいました。
今回ご紹介するアイテムは
S.H.フィギュアーツ「パックマン」です。
初めに注意点を一点言っておきます。
今回のレビュー写真に写っているパックマン
のアーツには赤い帽子と青いヘルメットを
被せた物が有りますが、実際の商品には
帽子もヘルメットも付属しておりません。
写真の帽子とヘルメットは私が手作りした物
ですので商品をご購入の際はご注意下さい。
当ブログ内でゲームキャラクターのアーツを
レビューするのって初めてですよね。
そもそもゲームキャラクターのアーツ自体
多くないとは思いますが
今回レビューするのは世界的に知名度抜群の
ナムコのゲームキャラクター
「パックマン」です。
パックマンを良く知る直撃世代と言うと
40代以上と言う事になるんでしょうか?
今でこそマリオやポケモンを始めとした
任天堂のキャラクターが世界的に人気ですが
それ以前で世界的に人気のあるキャラで
言うと、パックマンかソニック位しか
居なかったのではないでしょうか?
初代業務用ゲーム「パックマン」が
発表されたのが1980年5月22日
だったそうで、私は当時10歳でゲーセンに
当時の友達に連れられて通い出したのが
小5の時で丁度その頃、パックマンを
みんな盛んにやっていました。
私も何度かはプレーした事は有りましたが、
すぐに死んでしまってお金が勿体無いので
見物専門になっていました。
私は初代パックマンのゲームはあまり
嵌らなかったのですがパックマンに魅力を
感じたのはゲームでは無く、
むしろキャラクターでしたね。
黄色く丸い顔と体から高い鼻、手足の生えた
何ともお茶目なデザインが可愛くて、
このデザインのままでプレイ出来るゲームが
出ればいいなと思っていたら
まさしく望んでいたままのゲームが
1984年に登場したんですよね。
皆さんご存知、「パックランド」です。
イメージデザインのままのパックマンが
迷い込んだ妖精をフェアリーランドまで
送り届ける為にパックランドを
大冒険すると言ったゲーム内容で、
見てるだけで凄く楽しいゲームでした。
勿論私も頑張ってプレイしたんですが、
操作が独特で難しく、全然先に
進めなかったので、早々に諦めて
上手い人のプレイを見て楽しんでいました。
「パックマン」は上手い人のテクニックを
見るのが楽しいのに対し「パックランド」は
画面を見てるだけで楽しかったですね〜。
私はゲームがあまり上手くなかったので、
ゲーセンではお金が勿体なくて殆ど見学専門
でしたけど、ファミコンには湯水のように
お金を使ってしまいました。
まだ第1次ファミコンブームが起きる前、
1983年の中2の頃に当時私、新聞配達を
やってまして、その給料でファミコン本体
を買って最初に買ったソフトが
初代の「マリオブラザーズ」でした。
面白くて楽しくて、以降家庭用ゲームに
嵌ってしまったわけですが、ナムコが
ファミコンに参入した時は衝撃でしたね。
当時ゲーセンでのナムコの人気は凄かった
ですし、私もナムコゲームのファン
でしたから、あの「パックマン」が!、
「ゼビウス」が!「ドルアーガの塔」が!
そして「パックランド」が!、家で
出来るかも知れないと思うと、嬉しくて
嬉しくてワクワクしました。
期待通りナムコはアーケードゲームを
どんどんファミコンに移植してくれて殆どの
ナムコのファミコンソフトは買いました。
今回のレビューの主役、
「パックマン」も勿論買いました。
アーケードと印象の近い出来の良い移植で、
個人的に一番移植してほしかった
「パックランド」も遂に発売決定って事で、
歓喜したのを覚えていますが、開発中画面を
見た瞬間、愕然としたのも覚えています。
ファミコンのスペックが低すぎて、
あまりにもアーケード版との落差が
有りすぎたんですよね。
そうは言っても「パックランド」は
当然買って楽しく遊べたのは確かでしたが
キャラクターの小ささ、フェアリーランドの
悲しい程の素っ気なさ等、ファミコン版は
画面を見てるだけで楽しかったアーケード版
とはかなり落差の有る移植でした。
しかし、この悲しかった思いは近い将来に
報われる事になるんですよ。
ご存知の方も多いと思いますが、
1987年にNECから発売されたNEWハード
「PCエンジン」の鮮烈な登場です。
ナムコは家庭用ゲームソフトの開発の主軸を
ファミコンからPCエンジンに移していて
80年代中期から後期のアーケードゲームの
移植をどんどん行ってくれました。
PCエンジンは本体の性能が当時としては
高かったのでアーケード版からの移植作品は
どれも出来が良くて、FC版の
悲しい移植だった「パックランド」も
遂に殆どアーケード版と遜色の無い
出来の最高の「パックランド」を
家で楽しめる日が
遂にやって来たのであります。
いや〜、遊んだ遊んだ、遊びましたよ〜。
堪能致しました最高の「パックランド」を。
この頃のナムコは他に「妖怪道中記」
「ドラゴンスピリット」「源平討魔伝」
「ワルキューレの伝説」「スカイキッド」
「超絶倫人ベラボーマン」とファンの
期待に応えるソフトをどんどん移植して
一番ナムコが乗りに乗ってる時期
だったんじゃないかなと思います。
そんな訳で、私とパックマンとのゲームの
思い出は「パックマン」が3割、
「パックランド」が7割と言った具合で、
その他のパックマン作品の思い出は殆ど
無いんですが、今回のアーツ版パックマン
に通じるフィギュアとしてのパックマンの
思い出話があります。
私は過去に「パックランド」版のパックマン
のフィギュアを手作りした事があります。
15歳の頃、当時高校帰りに遊びに寄っていた
おもちゃ屋で、店長と仲良くなった事が
きっかけでバイトをする事になりました。
今でも忘れません、バイト初日は
ファミコンソフト「いっき」の発売日で
ファミコンブーム真っ只中でした。
そんなブームの中、その頃ガレージキット
や造型にも凝っていたので何気に
ドルアーガの塔のボス、ドルアーガを
手作りで作ったんですが、バイト先に
飾った所、毎日店にゲームしに来ていた
常連のクソガキども子供達に凄くウケて
店長からももっと作って飾ってくれと
言われたので、調子に乗って沢山の
ゲームキャラクターを制作したんです。
「ツインビー」シリーズ
「魔界村」のアーサー、
「ゼルダの伝説」のリンク、
「ドラゴンクエスト」の竜王、ゴースト、
キメラ、ゴーレム、
「源平討魔伝」の平景清、源義経 等、
当時本当に色々なキャラクターを
作ったんですが、その中で
「パックランド」のパックマンも
作ったんですよね。
パックランド版パックマンは何が特徴なのか
と言うと一番の特徴として頭には常に
赤いウエスタンハット、又は頭上攻撃防御用
のヘルメットを装着してる点ですね。
当時作ったパックマンもパックランド版
と言う事で帽子とヘルメットの付け替え仕様
にしてバイト先に飾っていました。
もう35年も前の古い話ですけど。
そんな過去の思い出が有る私が今回
発売になったS.H.フィギュアーツ版の
パックマンを買わない筈がありません。
そしてアーツ版パックマンを買った私が
ウェスタンハットとヘルメットを
作らない筈が無いって事で今回時間の無い中
突貫作業で製作いたしました。
その前にまずはアーツ版パックマンの
商品を見て行きましょう。
S.H.フィギュアーツ「パックマン」
2021年5月22日 一般店頭販売
価格:税込み2420円です。
パックマン誕生41周年記念日に
発売されました。
とにかくこのアーツ、安いんですよ。
普段、仮面ライダーアーツ1体
8000円前後する事に慣れてしまっていると
税込み2420円はバーゲンプライスです。
付属品として表情パーツ1点と交換用手首
ドットデザインのチェリーとブリンキー。
頭までの全長は約10センチ程ですが
何と言っても顔のボリュームが凄いので
存在感が半端無く有ります。
可動はフィギュアーツなので
手足が自由自在に動かせます。
過去の私が作ったパックマンは
上の写真のような
走っている状態の固定ポーズでした。
付属の表情パーツはウインクしてる顔です。
両目開きの標準顔とは単純な造型の
違いですが効果的な変化だと思います。
手首パーツが巨大なので
仮面ライダーアーツ等に比べて
圧倒的に手首の交換がしやすいです。
付属のブリンキーとチェリーが
何ともシュールです。
それでは少しだけ手作りした
ウェスタンハットとヘルメットを
紹介させてください。
製作は1週間ですが平日は殆ど無作業
だったので正味の製作日数は3日程度です。
材料は昔から使い慣れたファンドを
使いたかったんですが売り切れていたので
近い商品の造型石粉粘土Mr.クレイ
ハードタイプを初めて使用しましたが
使った感じは全くファンドと同じでした。
裏も一応綺麗に作りました。
中抜きするか悩みましたが早期に
仕上げるにはこの方が早かったです。
眉毛に干渉する部分は凹ませています。
撮影の直前まで塗装作業をしていたので
後半の仕上げと塗装は大慌てでした。
全体の赤は缶スプレー、羽は白サフのまま
帯のオレンジは筆塗り
(あまり目立っていませんが)
次はヘルメットです。
ヘルメットはもう少し時間があれば
もっと綺麗な丸になるようにしっかり
成型させたかったですね。
塗装も本当はクリア磨きしてコンパウンドを
かけたかったんですけどね。
ヘルメットは自己採点60点ですね。
ウェスタンハットは80点位ですかね。
さてそんな訳でご紹介してきました
S.H.フィギュアーツ「パックマン」の
レビューは如何だったでしょうか?
個人的な思い出話が多かったので
退屈に感じた方もおられたかも
知れませんね〜。
ま~どうしても古い思い入れのある
キャラクターを語るとどうしても個人的な
思い出話になってしまうんですよね。
バンダイさんにはこの調子で他にも
ゲームキャラクターのアーツ化を
どんどん企画してほしいですね。
マリオを始めとする任天堂キャラは
皆が思いつく所ですが、個人的には
鳥山明先生のドラクエキャラなんか
面白いと思うんですがどうでしょうか。
このアーツ版パックマンは非常に安く
購入しやすいので、お部屋に1体
買ってみては如何でしょうか?
それではまた!!!