「あばよ涙!」
「よろしく勇気!」
今回ご紹介するS.H.フィギュアーツは
一条寺 烈です。
発売は2017年11月でプレミアムバンダイ
予約限定商品で、税込み6264円でした。
前回のレビューの最後に今回の
予告のヒントを書かせて頂きましたが
皆さん的中されましたか?
恐らく多くの方がキンキラキンの方を
ご想像されたのではないでしょうか?
正解は「一条寺烈」でございました~。
一条寺烈とは何者か?
このブログをご覧頂いている
多くの方は当然ご存知の事と
思いますが、
お若い方の中には
ご存知無い人もおられるでしょう。
ではご説明しましょう。
一条寺烈とは何者か!
彼は「男!」です。
男の中の男!
ヒーローの中のヒーロー!
それが、「一条寺烈」です。
彼はハード星人ボイサーと
地球人、一条寺民子との間に
生まれた混血児で、幼く母を亡くし
行方不明の父ボイサーを探して
宇宙犯罪組織マクーと日夜
戦っている勇敢な男です。
平成仮面ライダーやスーパー戦隊を観て
育って来た若い人達のヒーロー像って、
アイドル的な爽やかなルックスで、
顔立ちは薄く、声は甲高い少年の声、
たくましさよりも、
むしろ可弱い位の方がトレンド。
今のヒーロー像はそんな感じでしょう。
しかし、私のようなオヤジ世代から
言わせてもらうと、そんなヒーローなんて
片腹痛いんですよね〜。
やっぱり昭和世代のヒーロー像は
顔は眉毛太くコテコテの濃い系、
体型は細過ぎずたくましい細マッチョ系、
声は野太いオッサン声、
これぞ昭和のヒーローです。
そして、昭和ヒーローの条件全てが
当てはまっているのが、
まさしくこの一条寺烈です。
さらにヒーローの見た目の条件で
言わせて頂くと
昭和50年代後半から60年前半辺りに
一部で流行った
ドライバーグローブとブーツです。
これは変身前のヒーローの象徴とも言うべき
マストアイテムでしたね。
このマストアイテムをさらに流行らせたのが
少年ジャンプで連載していた
「ウイングマン」で、
主人公、広野健太が学ランを腕まくりして
ドライバーグローブとブーツを
常に装着していましたね。
自分も当時中学生で
ウイングマンに影響を受けて
ドライバーグローブをしてた口でした(笑)
結構流行ったんじゃないでしょうかね、
ドライバーグローブは。
話を元に戻しまして
一条寺烈を演じた大葉健二さん。
彼もまた、男です。
ジャパンアクションクラブで
スタントマンをされていた大葉さん。
昭和54年のバトルフィーバーJの
バトルケニアで初の顔見せレギュラーをされ
翌年の電子戦隊デンジマンでデンジブルーも
演じられたましたが、もっと昔、
昭和47年の人造人間キカイダーで、
キカイダーのスーツアクターとかも
されていました。
本当にレジェンドですよ。
男の中の男です。
ちなみに大葉健二さんの葉の字は
千葉真一さんの葉の字を頂いたそうです。
余談ですが、真田広之さんの真の字は
千葉真一さんの真の字を貰った事は
そこそこ有名な話です。
さらに大葉さんと言えば
映画「コータローまかりとおる」で
天光寺輝彦役の為に
スキンヘッドにされました。
いや~、あの時はビックリ仰天致しました。
その潔さも、まさしく男の中の男です。
ではそろそろ、フィギュアーツ版一条寺烈の
レビューをしていきましょう。
まず何と言っても一条寺烈を商品化する
バンダイさんに拍手です。
しかしS.H.フィギュアーツの商品展開は
それこそ多岐に渡っていて
アメリカンコミックや
ブルース・リー、有野課長、
ダウンタウンなんて物まで
商品化されていますから、そう考えると
不思議ではありませんかね。
今回の一条寺烈のような人間体の
フィギュアーツの場合、
顔に施されるのは「デジタル彩色」
と言う技法です。
大葉健二さん本人を3D撮影して
本人の顔のデータのまま形が作られ、
プリント塗装が施されるので、理論上は
本人のままの顔が出来上がると言う訳です。
とはいえ、キャラによっては
「あまり似てね~な」
と言う物もチラホラあるのですが、
今回の一条寺烈は、
激似とまでは行きませんが
ま~許せるレベルかな、と言う感想です。
スタイル、肩の鎖などの再現性は
完全に一条寺烈です。
ただ、難を言わせて頂きたい点がチラホラ。
可動範囲がイマイチです。
一条寺烈なんですからせめて「蒸着」の
各ポーズは難無くとらせれるように
設計して欲しかったですが、
無理なポーズがあります。
それから表情パーツが1つしかありません。
最近のアーツは最低3種類は
付属していますので
1つでは全く駄目です。
ポーズは色々変えられるのに表情が1つでは
ポーズを変えても意図した感じに
ならない事があります。
ま~多少不満点もありますが、
一条寺烈のアーツを出してくれた事自体が
私としてはサプライズですから
少しの不満は帳消しです。
さて今回はS.H.フィギュアーツ一条寺烈を
ご紹介してきました。
所で一条寺烈が何者かって
判って頂けましたか?
え?、「判らない?」
・・・・・・・・・・
だから彼は男の中の男、
ヒーローの中のヒーローなんですよ。
さて次回は何をレビューしましょうかね。
今回が一条寺烈でしたから、当然次回は
キンキラキンのアレを
期待されるでしょうが、
私、結構天邪鬼な性格でして(笑)
そうそう、一条寺烈には蒸着エフェクトが
付属しておりまして、最後はこの写真で
終わりましょう。
「男なんだろ~♪」
歌も渋いっすね~、最高です。
それではまた!!!