「ギャバ~ン、あばよ涙!」
「ギャバ~ン、よろしく勇気!」
今回ご紹介するS.H.フィギュアーツは
「宇宙刑事ギャバン」です。
発売が2013年4月で税込み4200円でした。
当然ご存知の方がほとんどだとは思いますが
前回ご紹介した「一条寺烈」が蒸着した姿が
宇宙刑事ギャバンです。
宇宙刑事ギャバンは
1982年3月5日~1983年2月25日の全44話が
放送された特撮ヒーロー作品です。
後にメタルヒーローシリーズと
言われるようになる
シリーズの記念すべき第1弾であり
宇宙刑事シリーズの第1弾でもあります。
1982年当時は、現在も続く特撮3大看板、
仮面ライダー、ウルトラマン、
スーパー戦隊の内、
仮面ライダーはスーパー1の放送が終わり、
ウルトラマンはウルトラマン80の
放送も終わり、唯一スーパー戦隊は
サンバルカンが放送されているのみと言う
寂しい状況でした。
東映としては何とか仮面ライダーを超える
ような新ヒーローを作りたいと
模索している中で、剣を持って戦う
未来的なヒーローの企画を立ち上げます。
企画が進みデザイン案も方向性が
固まっていく中、宇宙を舞台に戦うと言う
壮大なヒーローとして名付けた名前が
「宇宙刑事Z」
その後、名前はフランスの俳優
「ジャン・ギャバン」の名前を使い、
「宇宙刑事ギャバン」と決定しました。
出来上がったスーツはこれまでの
特撮ヒーローの概念をくつがえす、
全身メタリックで光輝く超未来的な
ヒーローが誕生しました。
戦闘の舞台は宇宙、異次元空間と言う事で
当時の特撮技術や合成技術をふんだんに使い
過去のヒーロー物とは全く違う
映像を作り上げました。
私は当時、小学校6年生。
小学校高学年にもなると
アニメ特撮の月刊誌、
「テレビランド」や「テレビマガジン」
と言った雑誌は
せいぜい小学3~4年生までで、
6年生が愛読してると
かなり恥ずかしいと言う感覚はありながら、
こっそり購入して愛読してましたね。
そこに、新番組として
「宇宙刑事ギャバン」が
ドドド~ン!と載っていた訳ですよ。
私はギャバンの写真を初めて見た時に、
「これは子供向けの番組なのかな?」
「スターウォーズのような
大人を対象にした作品なのか?」
と言った感覚を持った事を覚えています。
その位、ギャバンの
コンバットスーツのデザインが
現実的と言うか子供受けと言うよりも
大人受けしそうな
これまでの特撮ヒーローとは全く違う
カルチャーショックを抱いたのです。
そしてコンバットスーツと言う
強化服の概念。
レーザースコープ、レーザーブレード等の
シリーズに受け継がれるどこか現実的で
リアルな武器や装備。
ちなみにレーザーZビームは企画名
「宇宙刑事Z」からの
名前の名残から付いた名前です。
そしてギャバンがカッコ良く渋く感じたのは
やっぱり大葉健二氏の影響が
あまりにも大きいです。
大葉氏の低めの渋い声が
ギャバンにはピッタリで
ギャバンを重厚で頼もしいイメージに
印象付けました。
このギャバンに
最近の平成ライダー達のような
子供が演じて、
軽い声で「レーザーZビーム!!!」
と叫んでる所を想像すると反吐が出ます(汗)
おっと失礼しました。
あとは電子星獣ドルですね。
まさか龍の頭に乗って敵をやっつけるなんて
もちろん当時としても斬新な発想ですけど
この先未来もそんなヒーロー
出てこないんじゃ無いかって位に
ぶっ飛んでいましたけど
非常に映像的に絵になってました。
そして宇宙刑事シリーズには必ず中盤以降で
ストーリーの根幹に関わる
重要な謎が登場します。
宇宙刑事ギャバンの時は
「父、ボイサーの謎」でしたよね。
宇宙刑事だったギャバンの父ボイサーは
ギャバンが7歳の時に行方不明になり、
ギャバンは父を探しながら
マクーと戦い続けます。
第43話「再会」は涙無くしては見れません。
本当に泣けます。
劇場版 銀河鉄道999のラスト位、泣けます。
また父、ボイサーを演じたのが
千葉真一さんです。
大葉氏と千葉氏の弟子と師匠との
涙の競演・・・
その現実でも涙が溢れます。
しかし、死別のシーンは
千葉氏のスケジュールの都合で
二人一緒には競演していません。
千葉氏の代役を前に大葉さん、
涙を流しています。
ま~それはそれで感慨深い物があります。
皆さん是非、
第43話「再会」を見て涙を流しましょう。
私もまた見たくなってしまいました。
それではギャバンを熱く語るのは
この位にしてフィギュアーツのギャバンを
見て行きましょう。
まず、誰しもか感じるのが全身メッキ処理の
非常に綺麗なアーツだと言う事。
以前、ジャスピオンをレビューしましたが
あのジャスピオンアーツはメッキ処理の無い
アップ用スーツを元に作られていましたが
このギャバンは全身メッキの
超アップ用スーツを元に作られています。
なので本当に美しい。
但しその代わり、
色々と扱いには気を使います。
アクションフィギュアとしては関節の干渉に
これまで以上に気を遣います。
ディスプレイフィギュアとしては、
とにかく指紋が目立ちます。
今回の撮影でも本当は手袋を付けて
撮影しようかとも思いましたが、
邪魔臭くて素手で扱ってしまいましたが
やっぱり指紋が所々目立ってしまいました。
そして撮影フィギュアとしては
これはもう致命的です。
何せ周りが全て写り込んでしまうのですから(笑)
出来るだけその点も気は付けましたが、
気の付けようがないと言うのが正直な所で
最低でも私の醜い顔は映らないように
気を付けましたが
非常に汚い部屋の写り込みは
防ぎようがありません。
どうしても汚い写り込みに関しては一部修正をかけました。
ま~とにかくこのギャバン、
カメラマン泣かせの代物でした。
フィギュアそのものの出来としては
お世辞にも良い出来とは言えません。
はっきり申し上げて私の所有している
フィギュアーツの中でも
最低の部類に入ります。
発売が2013年4月と言う事で
まだフィギュアーツのコンセプトが
1体1体のリアルさを追求する今の
コンセプトになる以前のコンセプトで
作られているからです。
ですのでスタイルがどうだ、足の太さがどうだ、顔が似てる似ていないとか
これまで紹介してきたアーツとは
同じ土俵で評価出来ない程、
レベルは正直低いです。
以前ご紹介したジャスピオンと比較しても
雲泥の差を感じます。
しかしこのブログの写真を
ご覧になられた人の中には
「十分にかっこいいギャバンだ」と
感じて頂ける方が
おられるかもしれません。
そう感じて頂ける方の感想もまた
正しいと思うのです。
フィギュアーツと言うのは2013年当時の
出来が悪い時代の物でも
最低ラインの品質は保ってきたのも
また事実な訳であります。
やっぱりこのフィギュアーツ版ギャバンを
カッコいいと思わせるのはメッキ効果が
大きいのでは無いかと思いますね。
このアーツはリアルさを鑑賞して
楽しむよりは
キンキラキンに光輝くボディを鑑賞して
楽しむのがセオリーな気がします。
また、
このキンキラキンのギャバンを手にすると
どうしても一緒に飾りたくなるのが
赤いキンキラキンと
青いキンキラキンですよね。
近々、このブログに登場する事は
有るのでしょうか?
皆さんの応援があればきっと彼らの耳にも
届くと思いますよ。
さー!、みんなで叫びましょう!!!
「シャリバン!」
「シャリバン!!」
「シャリバン!!!」
「シャイダー!」
「シャイダー!!」
「シャイダー!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?
ちょっと今回は彼らの耳には
届かなかったみたいですね~。
仕方がありません。
私、管理人のヒロバンが責任を持って
彼らに登場してもらうように皆さんの声を
届けに行きますよ!!!
是非待っていてくださいませ。
そうそう、私ヒロバンと言う名前自体、
メタルヒーローから
取った名前なんですよね。
私が高校の頃ジャスピオンかスピルバンが
放送していた頃に、友人とオリジナル宇宙刑事の
イラストを書いたりして遊んでいました。
そして友人が名付けた名前がヒロバンでした。
ちなみに変身の掛け声が「爆烈!!!」(笑)
ですので「ヒロバン」と言う名前は
かれこれ30年以上自分の中で
馴染んでる名前です。
今回のブログ立ち上げる際にも
すぐに思い浮かんだのが
「ヒロバン」でした。
話がまた脱線してしまいましたが
今回は
S.Hフィギュアーツの宇宙刑事ギャバンを
ご紹介させて頂きました。
ギャバン放送からかれこれ40年近く、
小学6年だった私ももう五十路ですよ。
年月が経つのは早くて恐ろしいですね~。
それにしても大葉健二さんは何時まで経っても
若々しいですよね。
白髪もまたお似合いですし。
さて次回は何をご紹介しましょうかね。
本当にまだ何も考えておりません。
写真のストックは少しありますが
個人的にはオーラバトラー
行っときたいかな?
今月は後半にビルドのラビラビと
オーマジオウが届きますね。
それも新しいうちにレビューしたいですね。
ご期待ください。
ではでは!!!
www.hiroban-ch.com