ヒロバン チャンネル

プレミアムバンダイのS.Hフィギュアーツ、ロボット魂等の商品レビューを致します。

超合金魂 GX-101 大鉄人17 ワンセブン レビュー

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「ワンセブンお前は私の分身だ、東京破壊計画を実行せよ、人間どもを踏み潰せ。」

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皆さまようこそお越しくださいました。

そして大変お待たせ致しました。

いよいよコイツのレビューをする時が

やってまいりました。(大げさな)

今回ご紹介するアイテムは

超合金魂 大鉄人17 ワンセブンです!

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最初に言っておきます。

このレビューは間違いなく長くなります(笑)

ですのでこの先は時間に余裕のある時に

じっくりお読み頂く方が良いかと思います。

そして私の個人的な思い出話も多く

飛び出しますので、おっさんの思い出話に

お付き合い頂ける方のみ

ご覧頂ければと思います。

さらにレビュー中に多少のネタばれが

含まれますのであらかじめご了承ください。

それでは参りましょう!

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その前に実は私「大鉄人ワンセブン」を

1か月程かけて最近、

全話観終わった所なんです。

視聴契約しているCSの東映チャンネルが

この時期ワンセブンを放送していまして

全話録画して観た所なんですよ。

全話テレビにかじりついて

観ていた訳でも無いのですが

色々な事をしながら録画した物を

垂れ流し視聴をしていた感じですね。

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東映チャンネルでは度々ワンセブンを

放送してきているので、

私も大人になってからも

度々視聴してきてはいるんですが

今回もまた全話観てしまいました。

ですので今現在の私はワンセブン、

結構詳しいですよ(笑)

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大鉄人ワンセブンは1977年、昭和52年

3月18日から11月11日まで放送されました。

ですので2022年現在、放送から45年も

経過してしまった訳ですね。

そりゃ〜歳とりますわ私も。

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製作は東映、放送はTBS系列で

金曜日19:00-19:30と言う最高の

ゴールデンタイム枠での放送でした。

私は関西なのでMBS毎日放送でしたね。

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当時、ワンセブンの放送が始まる数秒前、

19:00の時報が「プ・プ・プ・プ~ン」と

鳴ると同時に、主人公:南三郎が走って来て

「大鉄人ワンセブン!!!」と叫ぶ

あの始まり方が今でも鮮明に覚えています。

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少し話がそれますが昔のゴールデンタイムの

テレビ放送と言うのは基本的に子供の為の

時間として番組編成がされていました。

現在ではゴールデンタイム枠は各局

バラエティー番組を置く事が多いですが

とにかく当時は19:00-20:00の時間帯は

アニメ特撮番組が各局で

ひしめき合っていて月曜日から日曜日まで

毎日ゴールデンタイムは家族で

アニメ特撮を観ながら夕食を囲むと言う

家庭も多かったのではないでしょうか。

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親は子供の為に我慢して一緒に

アニメ特撮を観ると言う(笑)、それ程当時は

アニメ特撮の勢力が強かったんですね。

昔は子供の数が多かったので視聴率が

採れたんでしょうが少子化が進んだ

現在においては考えられない事でしょう。

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現在はアニメ特撮、特に特撮は日曜日の朝

と言う番組編成が定着しましたね。

しかし現在はアニメ特撮のクオリティーが

上がって大人も十分楽しめて大人の趣味

としても認められる世の中になりましたから

どの時間帯に移ろうがあまり

関係無いのかも知れませんね。

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話をワンセブンに戻しますが

前作「宇宙鉄人キョーダイン」の

後番組として「大鉄人ワンセブン」は

放送をスタートしました。

原作はキョーダインと同じく

石ノ森章太郎先生です。

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前作キョーダインは等身大の兄弟ロボット

でしたが今作ワンセブンは巨大ロボットを

主役とし、東映としては

ジャイアントロボから10年ぶりの

巨大ロボット物の制作となりますが

現在まで続くスーパー戦隊が乗り込む

巨大戦隊ロボの登場のきっかけを作ったのは

「スパイダーマン」に登場した

レオパルドンだと言う事は過去にも

語らせて頂いておりますが

そのレオパルドンが登場した

「スパイダーマン」の前年に

放送されたのがワンセブンですから

スーパー戦隊ロボのルーツを辿っていくと

最終的に行き着くのは「大鉄人ワンセブン」

だと言えるかもしれませんね。

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ちなみにワンセブンのスーツアクターを

務められた新堀和男氏は後に

バトルフィーバーJから

鳥人戦隊ジェットマンまで全てのレッドの

スーツアクターを務められますので

やはり作品の繋がりは無くても制作現場では

ずっと繋がって来ているんですよね。

それでは「大鉄人ワンセブン」の

話に入っていきましょう。

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物語は国際平和部隊科学研究所

から始まります。

そこでは[ブレイン]と呼ばれる

世界最大の人工頭脳があらゆる災害から

人類を守る為に昼夜を問わず

稼働していました。

ブレインは自らありとあらゆる物を

生み出す超生産能力を身に付け出すまでに

近年は急成長していました。

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しかしそんなある日、

巨大な人工頭脳ブレインは

自我に目覚め、突然人間を襲い出し

研究所から姿を消してしまいます。

国際平和部隊レッドマフラー隊は、

消えたブレインと一緒に消えたハスラー教授

の消息を捜索し続けますが一向に

見つけられずに1年が過ぎていました。

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ある日、ブレインを捜索していた

レッドマフラー隊の部隊が

山の中で一人の少年に遭遇します。

彼の名前は「南三郎」

彼の姉がその日結婚式で嫁入り道具を

乗せたトラックで家族で移動中でした。

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そんな時、突然大きな崖くずれが発生し

三郎一家の乗ったトラックは崖下へ転落、

たまたまトラックから降りていた

三郎だけが奇跡的に助かりました。

崖くずれを起こしたのは

謎のローラーロボットでした。

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レッドマフラー隊に助けられた三郎は

ロボットに家族を殺された憎しみを

強く抱き自らロボットを見つけ出そうと

ロボットに遭遇した付近を捜索しますが

突然穴の中に落ちてしまいます。

不気味な音に導かれ、辿り着いた場所は

何とブレインが居る場所だったのです。

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その巨大で不気味なブレインが

一体何なのか何も分からない三郎は

身の危険を感じ、その場から逃げ出します。

三郎を発見し追いかけるのは凶悪犯罪者達を

ブレインが集めて作ったブレイン党の隊員。

何とかブレイン党から逃げる三郎少年は

洞窟の中で巨大な鉄の物体に遭遇します。

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「何だろうアレは!?」

そこへブレイン側へ寝返った

ハスラー教授率いるブレイン党の部隊が

三郎に追いつきます。

ハスラー:「小僧、ゆっくり降りてこい。」

三郎:「降りるもんか!」

三郎は、目の前にあった操作盤を

とっさに作動させました。

すると巨大な鉄の塊が動き出したのです。

ハスラー:「おう!ワンセブンを起こしてしまったぞ。」

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動き出す巨大な物体を見つめる三郎少年。

ハスラー:「おぉぉう・・・。」

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要塞のような物体は

天高く立ち上がりだします。

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三郎:「ロボットだー!」

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大鉄人ワンセブン登場の瞬間です!

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これが南三郎少年とワンセブンとの

最初の出会いです。

ワンセブンは三郎を救い出し、

以降、三郎と心を通わせていくようになり

ブレイン党と共に戦っていく事になります。

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[ワンセブンは一体誰が作ったのか?]

[ワンセブンの名前の由来]

[ワンセブンは何故誕生したのか?]

[ワンセブンは何故人間に味方しブレインに立ち向かうのか?]

全ての答えが第12話

「決死!ブレイン大爆破」

にて明らかにされます。

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[ワンセブンは一体誰が作ったのか?]

ワンセブンはブレインの手で作られた

スーパーロボットで、ブレインの

超生産能力によって誕生したのです。

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[ワンセブンの名前の由来]

ワンセブンはブレインが17番目に

作ったロボットではあったが

本来の由来はそこでは無く

ワンセブンには

ブレイン自らにも使われている

「オートダイオード・ワンセブン」を

ブレインが初めて使った事に由来する。

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[ワンセブンは何故誕生したのか?]

自由に移動攻撃の出来ないブレインは

自由に動き回れ、自由に攻撃出来る

もう一人の自分が欲しいと考え、

ブレインの意思通りに動く

無敵のスーパーロボットを作り出した。

よってオートダイオード・ワンセブンや

完全自動防衛システム、超生産能力、

自己再生能力とブレインと全く同じ能力を

ワンセブンに持たせ無敵の

スーパーロボットを作り出した。

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[ワンセブンは何故人間に味方しブレインに立ち向かうのか?]

自由に移動攻撃出来るパーフェクトな

自分の分身ロボットワンセブンを

作り上げたブレイン。

しかしブレインの目論見は崩れました。

ワンセブンは、

あまりにも完璧な回路を持った為に

彼自身の良心を発生させてしまったのです。

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「ワンセブンお前は私の分身だ、東京破壊計画を実行せよ、人間どもを踏み潰せ。」

しかし、ワンセブンの答えは「No」でした。

「何故だ?命令だぞ。」

ワンセブンはブレインに対し

反旗を翻す行動に出ます。

ワンセブンの破壊を諦めたブレインは

仕方なくワンセブンの電子回路に

電磁フィルタをして

地下洞窟に入れておく事にしたのです。

第1話で三郎少年が眠っていた

ワンセブンの電磁フィルタを

解除した事によりワンセブンは

眼を覚ましたと言う事です。

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ブレインは地球の平和の為には

人間は不要な存在だと考え

人間を抹殺する事を考えましたが、

ワンセブンの良心回路は

地球は人間が住むべき星であり

人間は永久の平和を維持出来る

生物であると言うブレインとは全く

逆の考えを導き出したのです。

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ワンセブンはブレインにとって

最大の失敗作となりましたが

我々人類にとっては唯一の希望なのです。

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ワンセブンには用途に合わせて3タイプ

(後に4タイプ)に変形出来る形態が有ります。

まずは[要塞ワンセブン]

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待機状態の通常形態が要塞ワンセブンです。

自己再生活動、超生産活動は

この形態時に行われる。

重力子グラビトンの

エネルギー蓄積もこの形態で行う。

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足からは無人偵察戦車シグコンタンクや

サブマシーンが出入り出来る

開閉ハッチが有ります。

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上面にはシグコンジェットやサブマシーンが

離陸時に使う滑走路翼、

そして艦首部には偵察アンテナが有ります。

次に[飛行ワンセブン]

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文字通り飛行移動する際に行う形態。

要塞ワンセブンの状態から滑走路翼を展開し

垂直尾翼を立てて艦首アンテナを

収納する事でマッハ4で飛行可能な

飛行ワンセブンになる。

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この形態で敵に体当たりするシーンも

多かったですね。

[戦闘飛行ワンセブン]

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さらに第17話から登場した4番目の形態が

戦闘飛行ワンセブンです。

要塞型形態の飛行ワンセブンよりも

機動力が上がり飛行速度もマッハ4から

マッハ6へスピードアップしています。

この戦闘飛行形態での飛行が

可能になった事で従来の飛行ワンセブンの

登場の場は殆ど無くなりました。

最後に[戦闘ワンセブン]

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敵と闘う時に行う二足歩行の人型形態。

全長50メートル 重量200トン。

主に格闘戦での攻撃がメインでは有りますが

武装武器も各種内包する。

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また三郎達とのコミュニケーションを

取るのも主にこの形態で行います。

物語序盤ではワンセブンは言葉を

話せなかったので三郎にプレゼントした

ヘルメットを通じてYES/NO程度の意思を

伝える程度のコミュニケーション

だったのが中盤以降は何故か

流調に言葉を話せるようになり

誰とでも会話出来るようになります。

草野球の応援までするようになった時は

「アチャ〜」と思いましたよ正直。

そして戦闘ワンセブン最強最大の武器が

重力子「グラビトン」

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「グラビトーン!」

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グラビトン攻撃は目標物に目がけて

火の玉のような重力子を

打ち出して敵を強大な力で圧縮粉砕する。

ちなみにグラビトンと言う単語は

重力子として実際に仮説上ではありますが

素粒子として存在していますね。

グラビトン攻撃時はワンセブンの眼が

全体が赤く変化します。

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「大鉄人ワンセブン」の作品としての

総評としては幼少期にリアルタイムで

ワクワクしながら視聴していた頃と

大人になって何回か視聴し、

最近も全話観終わった感想とでは

どうしても乖離が有りますが、

総評としては「むっちゃ好きな作品」です。

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ワンセブンは全35話が放送されましたが

完全に2話1エピソード構成で話が進むので

1エピソード1エピソード話が深くこの頃

まで作られてきた他の特撮作品よりも

確実にリアル志向でハードな

ストーリー展開が良かったですね。

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ファンとしては全35話、路線をブレずに

最終話まで突き進んで欲しかった所

では有るんですが、そこにどうしても

視聴率の壁、視聴者層とハード路線との

乖離が出来てしまうのは

当時の特撮作品あるあるですね。

私の好きだった作品

「超人機メタルダー」も完全にこの

ジレンマに苦しめられた作品でしたね。

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悲しいかな、「大鉄人ワンセブン」は

第15話「ゴメス!戦場に散る」を最後に

第16話「どこへ!?消えた人消えた町」

以降、手の平を返したように明るく軽い

ノリになってしまいました。

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ただ本放送当時、家族でワンセブンを

観ながら夕食を囲んでいた感覚を思い出すと

明るい後半のノリの方が家族暖らんには

合っていたのもまた事実なんですよね。

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この辺りの路線変更のお話は

また次の機会にでも

じっくりとお話致しましょうかね。

8月には弟のアイツが発売されますからね。

その時のネタに取っておく事にしましょう。

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次に少しだけ話のネタにしたいのが

ワンセブン放送当時に発売された

超合金版ワンセブンに関しての

私の思い出話です。

数あるポピー(バンダイ)より発売されてきた

超合金の中で最も売れた商品が1977年当時に

発売された当時の超合金ワンセブン

だったそうです。

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↑これが当時発売された

超合金ワンセブンです。

売れた数は何と166万個も売れたそうです。

そして私も当時、超合金ワンセブンを

買わせて頂いた166万分の1人でした。

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マジンガーZから始まった超合金の

歴史の中でワンセブンよりも遥かに

知名度の高いであろう

マジンガーシリーズやゲッターロボ、

ライディーン、コンバトラーV等を

差し置いて1位と言うのが凄く意外で

ビックリしました。

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当時を思い返しても私の周囲は

ライディーンやグレンダイザーの

合体スペイザー辺りが流行っていて

持っている友達は多かったですが、

ワンセブンを持っていたのは

私以外には友達では居なかったですね。

しかし納得と言う点として

ワンセブンの超合金は当時としては

非常に完成度が高かった。

そしてワンセブンが実写作品だった点も

大きかったのかなと思いました。

2200円と言う当時としてもそう高くない

価格でパーツの付け替え無しで

3段変形(4段も出来る)出来る再現力は

あの劇中のワンセブンがそのまま

手元で遊べる、憧れの物が手に入る感が凄く

感じられる魅力たっぷりの超合金でした。

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テレビ撮影用のワンセブンも実際に

現物ミニチュアを変形させていたわけで

変形の嘘が無い=再現させやすいと言う所が

大変受けたのではないかと思います。

まったく私も当時、そう感じて

ワンセブンの超合金が

どうしても欲しくて買ってもらいましたね。

誕生日プレゼントとしてお金だけもらって

兄と買いに行ったんですけどね。

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↑当時の箱はコレでしたね。

箱に写っているのは撮影用のワンセブン

なので実際の商品はもっとショボいですが

それでも当時の超合金としては

凄く良く出来ていました。

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2000円を超える超合金を買うのは初めてで

変形合体ギミックを有した超合金を

買うのも初めてだったので買って帰った時は

物凄く嬉しくて遊び倒しましたね~。

とにかく変形させるのが楽しくて楽しくて

何回も変形させて遊んでいると

胸の17の黄色がどんどん剥げて

下地の赤がどんどん出てくるんです。

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それが気になって、当時プラモ用の塗料

なんて知らなかったので学校で使う絵具の

黄色を水で薄めると弾いて塗れないので

そのまま原料のまま

17の文字に塗るんですよ。

当然塗った瞬間は黄色に染まりますが

絵具なので触れば当然すぐ色が落ちます。

でも落ちたらまた絵具の原液をベタ塗りする

なんて馬鹿な事をしていました。

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あと当時の超合金版は眼が金色1色で

塗られていて本来のステンドガラス

のようなカラフルな色分けは

されていませんでしたが、

そこはあまり気になりませんでした。

とにかく私的には当時リアルタイムで

買ってもらった超合金、ポピニカの中で

断トツで一番のお気に入りだったのが

「大鉄人ワンセブン」だったのです。

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残念な事に当時から家庭の事情で

引っ越しを繰り返し、

引っ越し先で火事も経験し、

超合金ワンセブンを今でも

所有し続けられている可能性はほぼゼロ

と言う人生を経験していているので

超合金ワンセブンは当然私の手元には

残っておりませんが、超合金魂の

シリーズ第101弾にラインナップされたのが

大鉄人ワンセブンだと聞いて私にとって

買わない理由が見つかりませんでした。

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さてここからはいよいよ超合金魂版の

大鉄人ワンセブンを

レビューして参りましょう!

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超合金魂 GX-101 大鉄人17 ワンセブン

2022年3月26日 一般店頭販売

価格:税込み19800円

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超合金魂もついにラインナップが

第101弾になりました。

記念の第100弾が

「大空魔竜ガイキング」でしたが

100番台になり新たなスタート切った

第101弾が「大鉄人ワンセブン」なんて

出来すぎでしょ~って感じです。

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う~ん何でしょう、この当時の超合金を

イメージさせるこのパッケージデザイン。

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いやこのパッケージデザイン最高過ぎます!

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ブリスターを取り出すとこんな感じ。

中身はワンセブン本体、交換用手首左右、

サブマシン2種、シグコンタンク

シグコンジェット、グラビトンユニット

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本体を取り出し、

まずは過去の超合金のイメージ的に

完全な素立ち状態を見てみます。

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素立ちさせた状態を見ると絶妙に

昔の超合金の面影を感じつつ

確実に45年の造形と製品の進化を感じます。

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そして軽くポーズ付けをさせると

過去の超合金では絶対に再現不可能の

魂版ならではの領域と世界を体感出来ます。

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それではここで超合金魂版ワンセブンの

変形ギミックを見ていきましょう。

まずは戦闘ワンセブンから要塞ワンセブンへ

変形させていきましょう。

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まずはフェイスを閉じて

肩を下に落とします。

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両ひじと手首を90度曲げます。

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胸カバーハッチをオープンします。

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曲げた腕を180度内側へ回転させて

腕を胴体へ収納させます。

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別角度で御覧ください。

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胸ハッチを開けて腰の黒いカバーは

折りたたんで中へ収納出来ます。

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両腕を胴体へ収納します。

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胸カバーハッチを閉じます。

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両足を結合させるジョイントが

左足に収納されているので爪を起こします。

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両足を結合させます。

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足を少しづつ折りたたんでいきます。

ここからは一気に御覧ください。

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折り畳んだ状態を横から見るとこんな感じ。

過去の超合金のトラウマだった胸の17文字は

干渉しないようになっており

塗装が剥げる事はありません。

足先がやや前方に出てるように見えますが

これは要塞ワンセブン時に足先のハッチが

全開出来るように考えられているからです。

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↑このように全開出来てサブマシンと

シグコンタンクの発進再現が可能です。

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↑艦首アンテナを起こせば

要塞ワンセブンの完成です。

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カタパルトにはシグコンジェットと

サブマシンをセットさせる事が可能。

但し少しスケール感が

合っていない気はします。

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背面はこんな感じで設定通り

ジェット噴射口が再現されています。

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足裏もディテールが再現されています。

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さらにここから飛行ワンセブンにするには。

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艦首をたたみ、垂直尾翼を立てて

主翼を広げれば飛行ワンセブンの完成です。

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次にグラビトンユニットを見てみましょう。

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↑これがグラビトンユニットです。

しかし旧超合金はこの部分が

グラビトンユニットとして

成立していましたが、超合金魂版の場合、

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劇中同様に胸ハッチが左右に開閉出来て

中にグラビトンディテールが

再現されているので

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↑実際の所、このユニットは音声と

眼の発光をさせる事の出来るユニットです。

旧超合金と同じように空洞の胴体にセットし

両脇のボタンを押す事で劇中音声と

眼の発光が出来ます。

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眼を光らせると・・・

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↑こう光ったり

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↑こう光ったり色んな色に光りますが

1回の発光時間が短いし、色がコロコロ

切り替わるので希望の色で

写真を撮るのが至難の業でした(笑)

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↑ちなみにグラビトン音声が流れる時は

眼はちゃんと赤く光ります。

音声ギミックは収録されている音声が

どれもボリュームが小さめで音声自体も

明瞭では無いのが少々残念なポイントです。

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さらに両足には劇中同様に赤いハッチが

開きミサイル発射ディテールが

再現されています。

ここは旧超合金には無かった部分なので

非常に嬉しい点です。

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次に首の可動をチェックしましょう。

一見左右にクルクル回転するしか

出来なさそうな頭部ですが、

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↑実は首は上に持ち上がり。

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↑フレキシブルに動かす事が出来ます。

これは何気に嬉しいポイントです。

最後にサブメカ達を

じっくり見てみましょう。

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付属している4つのサブメカ達。

左からサブマシン飛行形態。

サブマシン マシン形態。

シグコンジェット。

シグコンタンク。

全体的に造形、塗装共に非常に丁寧です。

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↑1台づつアップで。

サブマシン マシン形態。

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↑サブマシン飛行形態。

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↑シグコンタンク。

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↑シグコンチェット。

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↑ちなみに過去に発売された超合金魂の

レオパルドンに付属していた

スパイダーマシンGP7と

比較してみましたが・・・

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↑造形、塗装共に各段の進化を感じます。

レオパルドンが発売されたのが

2006年とかなり昔ですから

進化していて当然と言えば当然ですが。

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さて超合金魂 GX-101 大鉄人ワンセブンの

レビューもいよいよ終盤になりました。

今回のレビューではあまり可動領域に

言及してはおりませんが

可動範囲も全体的に非常に広くて良好です。

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ただこれは私個人的な意見ですが

劇中のワンセブン自体が可動制限の激しい

着ぐるみだった為にあまり

大胆なポージングを求めてはおりません。

劇中+α程度動いてくれればもう十分だと。

考え方は人それぞれだと思いますけどもね。

なので私的には今回の魂版ワンセブンの

可動域はもう十分に合格点です。

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2021年に発売されたアートストーム版の

特撮合金と比較されがちな魂版ですが

私は特撮合金版を購入はしておりませんが

あちらはあちらで良さそうですね。

要塞ワンセブンのシルエットは魂版の方が

しっくりきますが、戦闘ワンセブン形態では

アートストーム版の

着ぐるみ感がそそられますし。

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そして総評としてはこの

超合金魂版ワンセブンは個人的には

滅茶苦茶素晴らしい出来だと感じました。

まず好印象なのが過去の超合金版の面影を

残しながら2022年現在の最新フォーマット

として蘇らせた点に大変好感が持てました。

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次に各関節のクリック感が実にカチカチと

心地良くブラブラする所が無く

しっかりとした塊感が有る。

関節のしっかり感も影響していますが

変形工程が実に心地良く

何回も変形させたくなる

子気味良さが有るんですよね。

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1月にMETAL ROBOT魂のビルバインを

レビューした時は変形に対して今回とは

真逆の何回も変形させたいとは思わないと

感想を書きましたが今回のワンセブンは

変形工程に無理が無いので

製品自体にも全体的に無理矢理感が無く

全てが理にかなっている。

そんな感想を持ちましたね。

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そして超合金魂版ワンエイトの発売決定!

もう楽しみで仕方がありません。

既に予約も完了していますので、

あとは到着を待つのみ。

ワンセブンとの共演レビューが

今から楽しみです。

その時までご期待ください。

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そして前回の

昭和特撮ヒーロー名曲オープニングで

第4位に選ばせて頂きました

大鉄人ワンセブンのオープニング曲

「オー!!大鉄人ワンセブン」

ホントにカッコイイ曲で大好きです。

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今回は超合金魂 大鉄人17 ワンセブンを

話の中心に置きながら

ワンセブンの作品にも大いに触れ、

語らせて頂きました。

皆さんも視聴出来る環境があれば

是非ご覧くださいませ。

そして大変長いレビュー記事にお付き合い

頂きありがとうございました。

また次のレビューでお会い致しましょう!