「天空剣!Vの字斬り~っ!!!」
皆様、ようこそお越し下さいました。
前回のボルテスV前編レビューは
如何でしたでしょうか?
いよいよ、今回はその続き、
「DX超合金魂 VOLT IN BOX 超電磁マシーン ボルテスV」
の後編レビューをお届けいたします。
前編では5機のボルトマシンが無事合体して
ボルテスVになった所で終わったので、
今回は合体したボルテスVの雄姿と
付属されている武器の数々を
音声ギミックと合わせてご覧頂きましょう。
まずはこの技から!
●「グランドファイヤー!」
ベルトのバックル部分が中央から
左右に開いて火炎放射を放ちます。
●「チェーンナックル!」
両腕に装備されるクロー付きの分銅。
DX超合金魂版も両腕用に2基付いています。
●「超電磁ストリング!」
ベルト部分に装備されたムチ状の武器。
超電磁ゴマを操る時にも使う。
●「超電磁ゴマ!」
前作コンバトラーVで超電磁ヨーヨーが
ウケた影響から考案された武器だと
思われますが、劇中でも
使用頻度が高く攻撃力も高い。
●「ガトリングミサイル!」
両腕に内臓されている多弾頭ミサイル。
●「ボルテスバズーカ!」
手首が折れて砲身が出てきて
折れた手首はトリガーとなる、
腕全体がバズーカ砲になる斬新な武器。
右腕で打つ事が多いが
両腕に装備されている。
企画段階ではこの武器が
必殺技になる予定だったとか。
●「天空剣!」
ボルテスVの必殺武器。
普段は胸のV字マーク(Mでは無い)に
格納されていて使う時はVマークの下から
柄が出てきて上からは刃が伸びる。
一番の必殺技は「Vの字斬り」で
字のごとく敵をVの字に寸断する技。
他に「唐竹割り」や「一文字斬り」等
複数の技が有り。
今回のDX超合金魂版でもVの字斬り以外にも
唐竹割り等、他の音声も複数収録されており
攻撃技ボイスを合計14種類再生出来ます。
さて一通り武器の紹介が終わったのですが
その他の付属品を軽くご紹介致しましょう。
ボルテスVの支援メカである通称「鷹メカ」
劇中通りボルテスと合体して
超電磁ボールコントロール装置を
追加させるシーンを再現させられます。
ちなみに超電磁ボールコントロール装置も
付属していて
ボルテスに装着させる事も可能ですが
写真を撮り忘れました(汗)
そしてコレ↑
史上初の立体化であり、
今後立体商品化される可能性も
極めて低いとされる「ボワザン軍円盤」
こんな物まで立体化してしまう事に
無駄だのこんな物付ける位なら値段下げろ
だの賛否はあるようですが、後にも先にも
これっきりの商品化と言う事を考えると、
個人的にはボルテスVと
唯一戦っているシーンを再現出来る
敵メカと言う事では
十分価値の有る付属品と思っております。
DX超合金魂 ボルテスVをここまで
紹介してきましたが残るギミック紹介
としてはお伝えし忘れていなければ
これで最後です。
「ボルテス重戦車!」
TVでは未登場の形態でありますが
コンバトラーVの「グランダッシャー」
同様の戦車形態に変形出来ます。
それではDX超合金魂版のボルテスVと
過去の製品とスタイルの比較とかを
サラッとしておきましょうか。
まずは古い順に
初代ボルトインボックス↑
超合金魂2006年版↑
2018年 超合金魂FA(フルアクション)版↑
↑DX超合金魂版↑
ちなみに全高は360㎜の巨大さです。
ま~それぞれに時代背景やコンセプトの
違いで同じボルテスでも結構違いが
有るもんですけど個人的に一番自分の中の
ボルテスの理想に近いのはやはり最新の
DX超合金魂版なのは間違い無いです。
特に顔!
今回のボルテスは顔が本当にカッコイイ!
ホント、このお顔ですよ↑
ちなみに商品コンセプトの近い
超合金魂2006年版のお顔が・・・
↑この顔は・・・
ま~コレはコレで味は有るけど、あまり
カッコ良いと言えるお顔では無いですね。
さてそれでは一通りレビューが終わった所で
「超電磁マシーン ボルテスV」と言う
作品にまつわる個人的な思い出話や雑談を
少しさせて頂いて今回のレビューを
締めさせて頂こうと思います。
そう、いつものレビューパターンの
逆の構成の流れですね。
「超電磁マシーン ボルテスV」は
1977年6月4日から1978年3月25日まで
全40話が放送されました。
「超電磁ロボ コンバトラーV」
「超電磁マシーン ボルテスV」
「闘将ダイモス」は
長浜忠夫氏が監督を務めた俗に
「長浜ロマンロボット3部作」と
言われていてボルテスVは長浜3部作の
2作目に当たります。
前作コンバトラーのヒットでメカデザインや
技の名称等流れを引き継いでいる点も
多く有りましたが今作でコンバトラーから
力を入れた点としてはドラマ性よりも
ヒーロー性を強調したコンバトラーよりも
視聴年齢を引き上げるべくドラマ性を
強化した点だと思います。
当時リアルタイムで視聴していた頃を
思い返してもコンバトラーVはメカの
活躍シーンや合体シーン、OP・EDは
しっかりと覚えていますが
(身長57メートル体重550トンのEDの歌詞はあまりにも有名)
ストーリーに関しては殆ど記憶に無いですが
ボルテスVは結構覚えておりました。
ベースとしては地球人とボワザン星人との
戦いではありますが敵ボワザン星人にも
角の有無による差別や反乱が有り、
主人公、剛3兄弟の父、健太郎(ラ・ゴール)
は角の無いボワザン星人として
生まれてしまいます。
ボワザン星人は角の有る人間を高貴な人種
として扱われ角の無い人間を
下級人種として扱われるのです。
ラ・ゴールは王位継承資格が
有ったにも関わらず
ダミーで付けていた角がばれてしまい、
妻とも引き裂かれ奴隷扱いにされる。
やがてラ・ゴールは
反乱を起こしますが追われる身となり
漂流の末、地球にたどり着きます。
そこで地球人の剛光代に救われ、
地球人として暮らし剛3兄弟が生まれ、
ラ・ゴールはやがて襲ってくる
ボワザン星人に対抗する為に
ビッグファルコンやボルテスを開発します。
しかしボルテス開発後、父は行方不明となり
剛3兄弟は父を探しながら
ボワザン軍と戦うと言う話でした。
今でこそ私はCS放送でボルテスVを
全話録画した物を持っていて
大人になってからもボルテスVを何度か
視聴しましたがリアルタイムで観ていた
小学生の頃からボルテスVのストーリーは
思い出として残っていましたね。
強烈だった記憶としてはやはり最終回。
ボワザン軍の宿敵、プリンス・ハイネルと
主人公、健一との一騎打ちで
明らかになる衝撃の悲しい事実。
涙無くしては観られない、
このボルテスVの最終回は是非、
これをご覧の皆さんにもご覧頂きたい。
現在バンダイ・スピリッツ公式
YouTubeチャンネルで公開していますので
いつでも最終回を観れますので
是非ご覧頂きたいと思います。
※現在は視聴期間が終了しているようです。
次にボルテスVの魅力としては
主題歌がとても素晴らしいと言う点です。
OP「ボルテスVの歌」
歌:堀江美都子 こおろぎ’73 コロムビアゆりかご会
ED「父をもとめて」
歌:水木一郎 こおろぎ’73
OP ED共に作曲は小林亜星さんですが、
さすが亜星さん良い曲を作りますね。
私は昭和52年放送当時、堀江さんが歌う
OPの美声に当時7歳ながら憧れを抱き、
兄が持っていたレコードに写っていた
堀江さんのスナップ写真を
いつも見ていた思い出が有ります。
当時はインターネットなんて
影も形も無い時代、当時はまだアニソン歌手
なんて脚光の浴びない
全然マイナーな時代です。
堀江さんの動画はおろか写真すら
見れる手段が無く唯一の方法がレコードに
写っている小さいスナップのみでした。
堀江さんのあまりに綺麗な美声に
目覚めたのがこの
「ボルテスVの歌」だったんですよね。
それからは家に有った堀江さんの歌っている
アニメレコード
「野球狂の歌」「宇宙魔人ダイケンゴー」
等を良く聴いていました。
「堀江さんてどんな人なんだろう」
「堀江さんの動いてる映像を見たいな~」
とずっと思っていたんですが、
実は私は既にテレビで観ていたんですね。
昭和51年「宇宙鉄人キョーダイン」に
レギュラー出演されていたんですね。
私、毎週観ていたんですが、出演されていた
綺麗な女性が堀江さんだなんて
当時判っていなかったんですよ。
そんな思い出がありますね。
ED「父をもとめて」も水木一郎アニキの
さわやかなバラードで今回のDX超合金魂で
EDが収録されていなかった点が
非常に残念であります。
そうそう美声で思い出しましたが、
主人公 剛健一の声を当てられていた
[白石ゆきなが]さんてとっても
イケメンボイスですね。
あとはボルテスVと言うと
フィリピンで大ヒットしているのは
かなり有名な話ですよね。
1978年にフィリピンで放送され、
最高視聴率が58%ですか!
その後1999年の再放送でも再び大ブレイク!
フィリピン人誰もが知っている
国民的アニメなんですね。
日本人が誰もが知っているアニメと言うと
「サザエさん」か「ドラえもん」
位の知名度ですかね。
日本で人気の「サザエさん」「ドラえもん」
ですが、熱狂性はあまり無さそうですし
さすがに視聴率58%は記録した事は
無いでしょうから、それ以上の
熱狂的な人気と言う事なんでしょうか。
今なら「鬼滅の刃」辺りが近いのかも
知れないですかね。
フィリピン人のボルテスVへの熱狂性は
ついには実写映画を作り上げたとか!
フィリピンの人が親子3世代にわたって
人気と言う程彼らの心をつかむ程の
ストーリーの良さが認められていると
言う事なんでしょうね。
最後はフィリピンで大人気と言うネタで
締めくくる事になりましたが
そろそろレビューを終わりたいと思います。
あ!、最後は上田みゆきさんネタで
最後終わりましょうかね。
長浜3部作の全てのヒロインを演じられた
上田みゆきさん。
超電磁ロボ コンバトラーVの[南原ちづる]
超電磁マシーン ボルテスVの[岡めぐみ]
闘将ダイモスの[エリカ]
特にエリカは好きだったな~。
上田みゆきさんも憧れの声優さんでしたが
ここ最近、CSの東映チャンネルで
キカイダー01や刑事くんを観ていたら
コンバトラーより前の若き日の上田さんが
ご出演されていてビックリしました(笑)
さて雑談もこの辺りにしておいて、これにて
「DX超合金魂 BOLT IN BOX 超電磁マシーン ボルテスV」
のレビューを終わりたいと思います。
レビューアイテムとして相当なツワモノで
撮影環境も普段の環境ではボルテスの
サイズが大きすぎて駄目なので
ボルテス用の撮影ブースを作ったり、
重さも普段のフィギュアーツ撮影とは
段違いなので特に合体シーンの撮影は
大変苦労しました。
動画も大量に挿入しましたし、
間違い無く一番苦労したレビューアイテム
となりましたが、今となっては
やりきった達成感もあります。
ボルテス進捗報告で書かせて頂きましたが、
YouTubeでレビューされている物に
負けない物になっているかどうか
今は正直自信は無いですが、
彼ら動画レビューワー達よりも時間と手間は
間違いなくかけている確信はあります。
今後、このようなスペシャルアイテムを
レビューする事が有るのか無いのか
判りませんがその時はまた頑張ります。
・・・が当分、合体変形アイテムは
レビューしたく無いですね。
それではまた!!!