「世界の破壊者ディケイド、
幾つもの世界を巡りその瞳は何を見る。」
今回ご紹介するアイテムは
フィギュアライズスタンダード
仮面ライダーディケイドです。
発売は2020年12月12日で価格は
税込み3520円で一般店頭販売されました。
っと言う訳で、かれこれ1年ぶりの
久しぶりのフィギュアライズスタンダードの
仮面ライダーをご紹介しようと思います。
フィギュアライズの仮面ライダーシリーズを
これまでご紹介したのが全部で3体。
エグゼイドとWと最後にクウガ。
クウガをレビューしたのが2020年4月19日
だったので本当に1年ぶりとなりますが、
この1年で新たに発売された
フィギュアライズのライダーは
電王、響鬼、そしてディケイドの3体と
派生モデルがクウガ アメイジングマイティ、
クウガ ディケイドver.と
仮面ライダージョーカーの3体。
そしてこの記事を書いている
4月13日の時点で発売直前となっているのが
仮面ライダー龍騎。
これ滅茶苦茶カッコいいですよね。
さらに6月には仮面ライダー電王から
ロッド、アックス、ガンの
3フォームが一気に発売されます。
順調なペースで新商品が発売されていて
ラインナップもどんどん充実してきて
それに伴って私の部屋も積みプラが
どんどん高くなってきておりました。
これまでS.H.フィギュアーツのレビューを
数多くやって来たのに対して
フィギュアライズはわずか3レビュー。
しかし値段も手頃で気軽に模型店や
家電量販店で購入出来るプラモデルである
フィギュアライズスタンダードの方が
裾野が広いのは明らかで私のレビュー記事
でもフィギュアライズはどれも人気記事に
なっているので、早く記事を更新したい
気持ちはこの1年間ずっと有ったんです。
しかしながら、なかなか落ち着いて
キットを組むと言う時間がとりにくかった事
も有りますが、一番の理由はキットを組む事
に対して、よけいな凝った事を
考えてしまって、でも凝った事をする時間も
無い事で手が遠のいてしまったと言うのが
本当の所の理由だったと思います。
例えば全塗装にするとか部分的に
手を加えてみるとか一応こんな私も昔は
何個もプラモを作ってきたモデラーの
はしくれと言うプライドも有り、
未塗装素組みと言う仕上げ方はモデラー
として一番プライドを捨てた仕上げ方
と言う変な考えが頭に有るのでしょう。
でもそんな変なこだわりの為にそもそも
頭で考えるだけでキットを組まない事が
何よりも本末転倒で不毛な事だと思い
素組み未塗装でもとにかく手を動かす事が
大事だと言う事で今回は積みプラの中から
巣組み未塗装にも耐えれそうな出来の
良さそうな物として選んだのが
ディケイドでした。
ですので今回ご紹介しているディケイドは
改造はおろか一切塗装すらしていない
完全素組み状態であります。
ベルトにだけ少し黒塗装とスミ入れは
行ってはいますが部分塗装と言える程の事
でも無いので素組みと言うレベルの物です。
この撮影の寸前までキットを組んでいたので
凝った事をする時間の余裕も無かったですし
このレビュー写真の前半の数枚を見て頂くと
判りますが腕部のピンク部分のシールを
貼る事すら忘れて撮影を始めてしまう程
組立てホヤホヤのディケイドです。
前置きのウダ話が長くなりましたが
これがフィギュアライズスタンダードの
完全素組みで組み立てた
仮面ライダーディケイドです。
既に購入して組み立てた方はともかく、
私のレビュー写真を見て、このプラモデルの
仮面ライダーディケイドを
どう感じられているでしょうか?
組み立て終わった私の率直な感想を
申し上げましょう。
「こんなの有りか、これでは真骨彫の立場が無いやないか!」
と言うような感想を持ちました。
確かに前回レビューしたクウガから
新作としては電王と響鬼をとばして
現在最新フィギュアライズのディケイド
ですから進化が有って当然ではありますが
所詮といっては何ですがプラモデルである
フィギュアライズの仮面ライダーがここまで
フィギュアーツに追い上げてきている事に
率直に凄いシリーズになってきたと思います
これまでの私のフィギュアライズの
レビューのパターンに従って今回も過去の
フィギュアーツと全く同じ感じの写真を
撮影して並べてみました。
ですので同じポーズ、構図の
真骨彫ディケイドとの比較が出来ると
思いますので見比べてみてください。
2画面同時に表示出来る環境の有る方は
同時にお互いの同じ写真を見比べて頂くと
2ブランドの違いをダイレクトに
感じて頂けると思います。
撮影した者としての感想は
フィギュアライズは
凄く写真写りが良いな~と感じました。
大きな要因としては何と言っても眼ですね。
撮影ライトに反射して凄く綺麗に
複眼が光ります。
これは複眼のクリアパーツを被せる前に
キラキラシールを
貼っているからですが、このシールでの
複眼処理をイマイチだと言う方も
おられるようですが、私個人的には
このディケイドに関してはキラキラシールは
全然有りですし写真写りは良くなるし、
実物をそのまま見ても
全然違和感は有りません。
むしろ真骨彫版ディケイドの方が
写真写りと言う点ではあまり綺麗に眼が
写ってくれていない写真が多いです。
勿論、私のフィギュア撮影技術が真骨彫版の
撮影した頃から少なからず向上した所も
有るとは思いますが。
過去の発売されたフィギュアライズの中には
複眼を顔にはめ込むツメがキラキラシールを
突き破って一部分が影のように
なってしまっていた物も有りましたが
(Wなんかはまさにそれですよね)
ディケイドに関してはそういった複眼内の影
も全く無い点も新化ポイントだと思います。
次に思った点としてはスタイルです。
体のラインが初期のフィギュアライズの
ビルドやジオウ等と比べたら
劇的に自然になったと思います。
私が初期のフィギュアライズ、
ジオウやビルドにあまり魅力を感じず、
購入に至っていないのはまさにココで、
どうしてもプラモデルで可動フィギュアを
再現させようとすると人間の自然な
柔らかいラインを表現するのが非常に
難しく、どうしても可動部分の関節の切れ目
が不自然に目立ってしまうんですよね。
手足の太さも不自然に細かったり、
ジオウやビルド辺りには
そういった所が如実に感じられました。
すみません、一旦話途切れるんですが↑の
カードを手にしたディケイドの右手、
滅茶苦茶リアルだと思いません?
話を戻しますがこのディケイドに関しては
ジオウやビルド辺りに見られた不自然で
ぎこちないスタイルは殆ど感じません。
手足の太さ、足の長さが物凄く
リアル志向になってきたな~と思います。
具体的には上腕二頭筋の自然な膨らみ
なんかは過去のフィギュアライズには
無かった表現です。
フィギュアーツや真骨彫の世界も思い返すと
今のフィギュアライズと同じ歴史を
辿ってきて不出来だった玩具的商品から
現在の完成度の高い商品が
出来上がって来たようにフィギュアライズも
どんどんこの先進化していくんでしょうね。
そして素組みと付属シールだけで
このクオリティを生み出すなんて
まさにミラクルです。
見事なパーツ分割を生み出す設計の凄さ。
付属ステッカーを貼るだけで
「これでええやん」
と思えてしまうステッカーの出来の良さ。
とにかく今回のディケイドの出来には
驚くばかりです。
さてここまでが真骨彫ディケイドのレビュー
と同じ感じで撮影した写真となり、
真骨彫版は↑の写真で終了しました。
ここからは
フィギュアライズオリジナルです。
主に真骨彫版や他のフィギュアライズとの
比較をしています。
この先もお楽しみに。
まずは箱とランナー。
ランナーは全部で11個位だったかな、
素組みの組立て時間は3時間程度です。
何とジオウまでのライダーカードが
付いています。
プラスチック製でしっかりした物です。
これだけでも値打ち有ります。
では真骨彫との比較をしていきましょう。
右が真骨彫ディケイド、
左がフィギュアライズディケイドです。
どうですか皆さん、
どちらが本物っぽいですか?
どちらが良く出来ていると思いますか?
私は上でも感じたように
「これでは真骨彫の立場無いやん」
と思いました。
これまでフィギュアライズを3回レビュー
しましたが明らかに「真骨彫を超えた!」
と思ったのは初めてです。
マスクの大きさ、足の短さ、お尻の大きさ
等、体のライン等、もはや真骨彫よりも
本物的でさらには複眼も綺麗に
光ってくれていてあの出来の良かったハズの
真骨彫ディケイドがフィギュアライズに
敗れ去るとは(私個人の意見ですが)
フィギュアライズ クウガとの比較です。
クウガも良く出来ていますが
顔が結構違うんですよね。
あとクウガは太もものラインが
ちょっと変ですね。
フィギュアライズ エグゼイドとの比較です。
個人的には比較的初期発売のハズの
エグゼイドですがこのエグゼイドは
良く出来ていると思っています。
少なくとも顔はフィギュアーツよりも
似ています。
そして何故か当ヒロバンチャンネルの
人気記事ランキングの絶対王者
フィギュアライズのWとの比較です。
↑でも書いたWの複眼には下の方に
影が有りますね。
個人的に股関節のシルエットが残念です。
4体並べるとこんな感じです。
↑でも書いたディケイドの体の自然な流れ、
腕の上腕二頭筋から拳にかけて
流れるライン、足の長さもようやく
適正な長さになった感じです。
Wやエグゼイドは上腕二頭筋が
全く表現されていませんね。
このフィギュアライズ版ディケイドには
ネオディケイドライバーが付属していて
手軽に交換が可能です。
さらには各フィギュアライズライダーに
ディケイドライバーを着けれる為の
各ライダー別のベルトが付属しています。
まずクウガ用ベルトを付けるとこんな感じ。
エグゼイド用ベルトももちろん付属。
付けるとこんな感じ。
W用のベルトを付けるとこんな感じ。
持っていませんがビルド、ジオウ、
ファイズ用も当然付属しています。
何とも色々な付属品まで付いた
豪華なディケイドです。
こんないたれりつくせりなディケイドが
税込み3520円で買えてしまうんです。
私は税込み2816円で買いました。
と言う事で今回は
フィギュアライズスタンダード
仮面ライダーディケイドを
ご紹介致しました。
ラインナップの中で後に出る程
出来が良くなってくる。
当然と言えば当然と言えるんですが、
そこにはジレンマが有りますね。
シリーズが始まると人気のあるキャラが
優先して発売されますがどうしても
初期製品と言う事で完成度が低い。
シリーズ後半になるにつれて完成度は
高くなりますが
残っているのは不人気キャラ・・・
ここでもレビューしているロボット魂
ダンバインもまさにこのパターンで
発売していないTV版オーラバトラーは
ゲドのみ・・・・・。
同じジレンマが実は当ブログでも。
人気主役ライダーはブログ立ち上げ当初に
レビュー済みですが初期レビューなので
写真も記事をしょぼい頃です。
残ってるのは2号3号のサブライダー・・(笑)
それではまた!