「マーベラー、チェ~ンジ・レオパルドン!」
皆様ようこそお越し下さいました。
今回ご紹介するアイテムは当ブログでは
初登場のブランドになります。
プレミアムバンダイ予約限定商品
[スパイダーマン 東映TVシリーズ]より
[スーパーミニプラ]のレオパルドンです。
レオパルドンはスパイダーマンが劇中にて
乗り込む巨大ロボットで、元々は400年前に
スパイダー星の王子ガリアが、
スパイダー星を滅ぼした悪の根元
鉄十字団のモンスター教授を追って地球に
来る時に乗ってきた機体で、スパイダー星で
開発されたロボットです。
その後、ガリアがモンスター教授の罠に嵌り
毒蜘蛛の洞窟に閉じ込められている間
マーベラーは400年間宇宙空間を
放浪していたがガリアのテレパシーを
感じ取った山城拓也が現れた事で地球に
呼び戻され、マーベラーを操れる
スパイダーブレスレットを拓也に与えた事で
以後マーベラーを操れるのは
拓也ただ一人となる。
敵の巨大化したマシーン・ベムと戦う時には
巨大戦闘母艦マーベラーから
巨大戦闘ロボット レオパルドンに
変形して敵と戦闘を交えます。
スパイダーマンがマーベラーに
乗り込む時にはスパイダーブレスレットから
マーベラーを呼び出し
スパイダーマシンGP-7に乗り込んでから
飛んできたマーベラーの機首後方から
GP-7ごと乗り込みます。
マーベラーへの搭乗を再現してみましょう。
「マーベラー!!!」
マーベラーに搭乗したらすぐに
レオパルドンにチェンジします。
テレビ映像を再現してみましょう。
「マーベラー」
「チェ~ンジ」
「レオパルドン!」
レオパルドンは特撮ロボット史上、
最強の強さを誇ると言われています。
これはただ単にネットの中で
語られているのでは無くて
東映の公式で「特撮史上最強秒殺ロボ」
と紹介されているのでまぎれもなく正真正銘
「特撮史上最強秒殺ロボ」です。
何が最強秒殺なのかと言いますと、
レオパルドン登場から敵を倒すまでが
滅茶苦茶早くて最後に投げる必殺の剣
[ソードビッカー]がとにかく強いんです。
足からソードビッカーを取り出し相手に
目がけて投げると相手に刺さって一瞬で
大爆発して大勝利です。
全41話中、ソードビッカーをかわした敵は
存在しません。
最終回、鉄十字団の大ボスのモンスター教授
でさえソードビッカー一撃で終了です。
どんな感じの映像か今回の
スーパーミニプラ版で当時の映像を
再現してみましたのでご覧ください。
本編のぎこちない投げ方も可能な限り
再現してみました。
「レオパルドン!」
「ソードビッカー!」
如何でしたでしょうか?
毎回こんな感じのお決まり映像が流れて
ソードビッカーが敵に刺さった
瞬間に大爆発を起こし秒殺死ボーンです。
自分でも記事書いて写真貼り付けながら
笑ってしまいました。
何故このような秒殺で敵を倒さなければ
いけなかったかと言いますと製作現場の
ご苦労が影響していたそうですね。
当時のレオパルドンの着ぐるみは
スタイル優先の為に相当な高下駄と
なっていてとにかく歩き辛く
動き辛かったらしいです。
なので飛び道具を相手目がけて
投げるような技の動きしか厳しかったそうで
比較的前半の回では格闘戦風の映像も
有るんですが着ぐるみの破損や紛失等で
物語後半になると各回ごとの新規撮影が
出来ない程にスーツが
ボロボロになっていたとか(笑)
東映スパイダーマンに登場するレオパルドン
ですが、よくネットで今のスーパー戦隊の
戦隊ロボの流れを作った元祖なんて事を
言われていますが、
まさしくその通りであります。
東映スパイダーマンを作るに当たり
日本版の個性を出す為にスーパーロボットを
登場させようと言う事になったのですが
スパイダーマンの前年、東映は
「大鉄人ワンセブン」と言う
作品を送り出しており、巨大ロボット物の
特撮ノウハウを蓄積していた為に翌年に
作られたスパイダーマンに巨大ロボットを
登場させるのは、むしろ自然な発想
だったのかも知れません。
しかし過去のヒーロー物の前例が
無い事としては等身大ヒーローが
巨大ロボットに乗り込んで、
さらに巨大な敵と戦うと言う点でした。
東映だけに限らず過去の
巨大ロボット物と言う物は
[普通の人間がロボットの中に乗り戦う]
[人間がロボットをリモコン操作して戦う]
[ロボット自身が意思を持っていて敵と戦う]
大体この3パターンだったと思いますが
変身したスーパーヒーローが
ロボットに乗り込んで戦う
パターンはスパイダーマンが初です。
そしてこのレオパルドンの超合金が凄く
売れたおかげで翌年に始まった
バトルフィーバーJでは流れを受け継ぎ
戦隊ヒーローがロボットに乗り込んで戦う
スパイダーマンから42年も経過した令和の
今現在まで続く流れを作り上げた元祖が
まぎれもなく東映版スパイダーマンです。
少しだけ脱線した話をしますと、
現在のスーパー戦隊最新の
キラメイジャーまで続いている
スーパー戦隊の初代戦隊はゴレンジャーと
公式でも定められていますが、
本来は違っています。
現在のスーパー戦隊の初代は本来
バトルフィーバーJからです。
昭和50年から始まった秘密戦隊ゴレンジャー
と次のジャッカー電撃隊の2作品は
本当は別枠の戦隊ヒーローです。
ジャッカー電撃隊終了から
約2年の間を空けて登場した
バトルフィーバーJ以降の戦隊が同じ番組枠
で作られた40年以上続くスーパー戦隊枠で、
それが証拠にバトルフィーバーから数えて
11作目のターボレンジャーの時は
過去のスーパー戦隊10作品を記念として
ターボレンジャー第1話はバトルフィーバー
からライブマンまでの10大戦隊が
登場するスペシャル回で、そこには
ゴレンジャーもジャッカーもカウント
されておらず、当然登場しません。
どうも1990年代辺りからゴレンジャーと
ジャッカーが東映公式にも
スーパー戦隊入りしたようですが、
むしろ今のスーパー戦隊の
流れを作った元祖としてはゴレンジャー、
ジャッカーよりもスパイダーマンの方が
個人的にはしっくり来ます。
さてそれではそろそろ今回の製品
スーパーミニプラ版レオパルドンを
ご紹介していきましょう。
まずは今回初レビューとなる
[スーパーミニプラ]とは何か。
スーパーミニプラとは
バンダイキャンディ事業部より
販売されている食玩形式の
プラスチック組立てキットの事です。
そう食玩なのでラムネが1個付いています。
発売が2020年8月31日で
価格は税抜き4500円です。
バンダイキャンディ事業部予約商品です。
パッケージはこんな感じ↑
このパッケージ最高です。
完全にかつての超合金レオパルドンの箱を
オマージュしていて、こんな突き刺さる箱を
作られたら、いつまでも箱を
捨てられないじゃないですか〜。
中身を取り出すとこんな感じです↑
完全にプラモデルですが、
キャンディが1個付いています。
そして所々パーツに最初から塗装が
されていて、今回各パーツに濃い目の
スミ入れを施しましたが、それ以外は殆ど
未塗装で仕上げました。
顔は、目の淵と鼻スジにスミ入れだけを
施しましたが、それ以外は全くの未塗装
ですが、最初から塗装がされていてるので
新たに塗装する必要がありません。
ちなみに同スケールのスパイダーマシンGP-7
が付属していて一応大雑把な塗装はされて
いたんですが、かなり物足りなかったので
今回GP-7だけは全塗装致しました。
結構雑に見えるかもしれませんが、
コレ親指の爪程の大きさしか
無いので、流石に50ツラさらしてる
老眼オヤジには厳しい物がありまして
出ました!ハズキルーペ大活躍で
頑張って塗りました。
ちなみに上2枚の写真のGP-7は
右側に写っているのが超合金魂に付属
しているGP-7ですが、比較しても結構
頑張って塗れていると思うんですけど
如何でしょうか?
組み上げたレオパルドンがこんな感じです。
平手パーツにも交換が可能です。
組立て時間は約3時間弱位かかりました。
スミ入れも3時間程かけたでしょうかね。
GP-7の塗装は1~2時間程で塗りました。
そしてこのスーパーミニプラ版の
レオパルドンの注目ポイントは主に3点
●マーベラーからレオパルドン
へのほぼ完全変形が可能。
●可動範囲がビックリする位に優秀。
●付属品の豊富さと
収納出来る飾り台が優秀。
1点目のマーベラーからレオパルドンへの
ほぼ完全変形はレビュー上の方で放送映像を
再現した形でお見せしていますが
本当に素晴らしく、完全変形と言い切っても
いいレベルです。
一部腕の変形でスーパーミニプラ版の
独自解釈が入っていて手首だけ取り外し
取り付けが必要になりますが、
個人的には全然許せるレベルです。
上の写真のようにマーベラー変形時には
外した手首を足のカバー部に取り付け出来る
ようになっており、余剰パーツが出ない
工夫がされている心配りが良いです。
そして完全変形によるプロポーションの
破綻が全く感じないのが凄いです。
ここで私の所有している超合金魂版の
レオパルドンと並べて比較してみましょう。
如何でしょうか?
皆さんはどちらの方が好みでしょうか。
大きさは結構な差がありますね。
当然超合金魂版はズシリと重く、重量感は
比べるまでも無いですがプロポーションの
バランスはスーパーミニプラ版の方が
着ぐるみ感が有って実際の重さとは反対に
ズッシリと見える気がするんですよね。
私はスーパーミニプラ版の方が
プロポーションは好きです。
次のポイントとして可動が見た目から
想像出来ない程に優秀過ぎる位に優秀で、
私自身組み立ててからあまりの
可動範囲の広さに驚きました。
どうですかこの可動範囲の広いこと。
とてもマーベラーから完全変形出来るとは
想像出来ません。
こんなY字バランスの片足蹴りが簡単に
出来るなんてフィギュアーツも真っ青です。
この可動範囲の広さは超合金魂版では
ミニプラ版の足元にも及びません。
最後のポイント
付属品の豊富さと収納出来る飾り台が優秀
と言う所ですが最強武器のソードビッカーは
当然付属していますが、ソードビッカーを
投げつける透明エフェクトパーツが
付属しています。
額のマークがブーメランのように飛んで行き
相手を切り裂く[アークターン]の
透明エフェクトが付きます。
そして両手が飛び出す[アームロケット]も
透明エフェクトが付きます。
そして劇中には登場しないオリジナルの盾
[スパイダープロテクター]も付属します。
さらにそれら武器及びエフェクトパーツを
全て収納出来る飾り台が凄く優秀です。
台を裏返すと全ての付属パーツが
収納出来るようになっており
「絶対に余剰パーツは出さないぞ!」と言う
開発側のこだわりが感じられます。
本当にこれはお見事です。
と言う事で今回のレビューも終わりが
近づいて参りましたが1つだけ紹介し忘れて
いる再現写真があるのでご紹介します。
アークターンのTV再現をして
終わりに致しましょう。
「アークターン!」
あ、意外と地味でしたね。
やはり最後はソードビッカーを
持って来るべきでした・・・反省。
と言う事でレビューしてきました
スーパーミニプラ版レオパルドン
如何でしたでしょうか?
9月5日更新のアーツ版スパイダーマンの
レビューに始まり昭和特撮ヒーロー
名曲エンディングや今回のレオパルドンと
スパイダーマン関連が続きましたが、
私自身もやりきった感があります。
もうネタ無いですよ、ホント・・・
出し切りました。
そうそう、レビュー内で使われていた
リアルなGP-7は超合金魂に付属している
ポピニカ魂のGP-7です。
あと言っておきたかった事を1つ。
9月5日更新のスパイダーマンの
レビューの最初に
「私を夜の闇に包め!」
から始まった意味・・・
判る人は判るでしょうが
判らない人の為に言っておくと、
スパイダーマン(山城拓也)を演じられた
香山浩介(藤堂新二)氏はスパイダーマンを
演じられた数年後に、超人機メタルダーと
言う作品でゴッドネロスと言う悪の親玉を
演じられているのですが
ネロスに変身する時に秘書に言う台詞が
「私を夜の闇に包め!」なんですよ。
ちなみにどんな親玉かと言いますと
とてもおぞましい姿で、とても正義の
スパイダーマンと同じ人が演じてるとは
思えないお姿になられます(笑)
見たい方はあえて写真を貼りませんが、
9月11日更新の昭和特撮ヒーロー
名曲エンディングのメタルダーのジャケット
にゴッドネロスが写っております。
自分でも後から気付いたんですよ。
正義と悪の藤堂新二氏が4位と5位に
写っとるやないか(笑)!
スパイダーマンとゴッドネロスか、
えらい極端やな(笑)
と言う事で今回も長い
レビューになりましたね。
疲れました・・・・それではまた!!!